2011年11月27日日曜日

混合

水とお湯を混ぜる混合栓。

昔はレバーを下げると出て、
上げると止まるタイプが主流だった。

確かにその方が実際の液体の動きに沿っていて、
自然だと思う。

ところが、
1995年の阪神大震災で状況は変わる。

地震で落ちてきた物で栓が開き、
水が出しっ放しになる「被害」が相次ぎ、
それを境に下げると止まる、
現在の方式が一気に主流になった。

で、
我が家の場合は昔風なのだが、
最近、
台所のやつが水漏れを始めた。

修理を頼んだら、
交換しか方法はなく、
さりとて同じ物はすでになく、
下げたら止まる、
今風のものに変えざるをえなくなった。

混合栓が我が家にそこだけなのなら、
慣れの問題で済むのだけれど、
うちには計3カ所、
同じような混合栓がある。

台所だけ逆になるってどうよ。

混合栓が混合する事態に、
果たしてぼくの、
そして母の頭が耐えられるのか、
はなはだ心もとない。

出そうと思ってグッと力を入れて下げて、
そんなことを何度も繰り返したら、
壊れてしまうのではないか、
とっても心配なのである。

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