小泉今日子と中井貴一が主演する、
ドラマ「最後から二番目の恋」について、
初回だけ書いておいて、
その後の感想がないのはどういうこっちゃと、
読者の一人からご指摘を受けました。
何でも、
ぼくが褒めたので好奇心で見たところ、
結構はまってしまったのだそうな。
なるほど。
視聴率にかすかに貢献したわけですな。
ぼくはですね、
第三回を除いてあとは見てます。
「40代男女によるトレンディードラマ」っていうと、
語弊があるかもしれないけど、
その時代のその年代の人が抱く、
共通項のような思いっていうものを、
うまく汲み取っているとは思う。
でもそれが今のテレビドラマに求められているのか、
というとそうでもないあたりは、
視聴率に如実に現れております。
ここまで四回、
かろうじて二桁に載せているものの、
よっぽど頑張んないと、
ここからの上昇は難しそう。
ということはどういうことか。
仮説一は、
主たるターゲットである40代がドラマを見ない。
あるいはターゲットを絞りすぎた。
仮説二は、
こういう「あるある」系ドラマはもう受けない。
そんな仮説が正しいのかどうかは分からないけど、
「家政婦のミタ」みたいに大成功するには、
今は「なんだよそれ」っていうほどの、
意外性がないと厳しいのかもしれない。
ぼくとしては前回、
部下の若い女の子に好かれる上司(中井貴一)が、
「君みたいな若い子にそう思ってもらえるのは嬉しいし、男として自信になる。けど、ぼくは君が思っているような男じゃなくって、本当にダメダメなんだ」
っていうような台詞に共感する。
年齢を重ねるということは、
より己を知るということであって、
そうすれば必然的に、
俺って本当に駄目だよなって思うよ。
身の程を知るってやつだ。
嫌なことだけどね。
少なくとも、
若者のような根拠のない自信っていうのは、
確実に失われているし、
たとえ褒められても、
額面通りに受け止められない謙虚さというか、
ひねくれ度合いも増しているわけです。
んなこと言いながら、
今日はライブなんて、
身の程知らずなことするし。
自分はダメダメだ。
でもこんなことも出来るんだ。
みたいな。
一言で言えば悪あがきなんだけど(笑)
そんな中年男の悪あがきに共感下されば、
感謝感激雨あられでございます。
0 件のコメント:
コメントを投稿