「最後から二度目の恋」で、
中井貴一演ずる主人公の弟は、
再発すると死ぬ確率が高い脳腫瘍を抱えている。
再発するのかしないのか、
再発するとしてもいつなのか、
予測は出来ない。
若くして達観してる。
この状況は小泉今日子演ずるヒロインが言うように、
考えてみれば生きている人間だれにも当てはまる。
明日交通事故に合わない保証はどこにもないし、
通り魔に刺されるかもしれない。
言わずもがなだけど、
巨大地震はこれを書いている今起きても、
全然不思議じゃない。
起きなかったけど。
つまり人間は死ぬまで死と隣り合わせだ。
でも理屈ではそうわかっていても、
実際はそんなことばかり考えているわけではない。
ぼくなんか、
わりに考えている方だと思うけど。
ドラマで中井貴一は、
人生を達観しちゃってる弟に、
もうちょっと普通に生きて欲しいと、
つまり毎日「死」を考えるような生き方はやめて欲しいと願ってる。
全然話は飛ぶけれど、
探偵ナイトスクープで、
顧問のキダタローが56歳の男性を、
「まだまだ子ども」って言ってた。
御年81歳のなにわのモーツァルトからすれば、
56歳など確かに「はなたれ小僧」なのだろう。
さすればぼくなど、
キダタローからみれば、
幼稚園児ぐらいかな(笑)
またまた話は飛ぶが、
何でも鑑定団に出てた人が、
健康のためにウォーキングをしていて、
そのグループの合い言葉が「PPK」だとか。
何の略かわかるかな?
ピンピンコロリだって。
そういう死に方するために、
健康づくりに励むっていうのも、
ちょっとどうかなぁなんて思った。
他人に迷惑かけずに死にたいって気持ちは、
それもまたひとつの達観ではあろう。
はなたれ小僧以下のぼくには、
どうもよくわからないけれど。
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