2012年2月20日月曜日

上達

後輩の1人に、
仕事の飲み込みがとっても早いのがいる。

うちの部署にきてまだ2年もたっていないのに、
大抵の仕事はこなすし、
多少詰まっても、
ヒントを与えてあげればスッとクリアする。

打てば響く。

一を聞いて十を知る。

そんな後輩は高校時代、
部活でファゴットを担当し、
大学では一転ラクロスをやっていたのだとか。

つまりこの後輩は、
未知の物事を学び取る術を身につけているのだ。

要領がいいっていうことではない。

対象は異なっても、
物事を学ぶプロセスというものは、
どこか共通するものがあるんだと思う。

そして何より、
そういう術を知っている人は、
未知の物事を恐れない。

これ重要な点ね。

時間はかかったとしても、
未知を習得した自信のなせる技だろう。

だからさ、
若い頃の習い事って、
その技術だけでなく、
そういう自信を覚えさせるという意味でも重要なんだな。

習い事が何一つものにならなかったぼくは、
この部署でも後輩のようにスクスクとは成長しなかった。

何にも知らないくせに、
プライドばかり高くて、
今思えば様々な忠告を聞き流し、
我流を通してきた。

そんな具合だから、
本当ならどっかに飛ばされていてもおかしくなかったんだけど、
紆余曲折あって居続けることになり、
そのおかげで何とかそれなりのスキルを身につけた。

相変わらず我流ではあるけれど、
ここまでくれば我流もひとつの味となる(笑)

仕事ぶりには、
その人のそれまでの人生まで出るもんだ。

などとつらつら書いたのは、
最近読んだ「上達の法則』(岡本浩一著、PHP新書)を紹介したかったから。

あ〜でも、
書いてあったことは、
大体言っちゃったな。

習う心構えの持ちようで、
進歩は大きく違うってこと。

能力の問題ではない。

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