後輩の1人に、
仕事の飲み込みがとっても早いのがいる。
うちの部署にきてまだ2年もたっていないのに、
大抵の仕事はこなすし、
多少詰まっても、
ヒントを与えてあげればスッとクリアする。
打てば響く。
一を聞いて十を知る。
そんな後輩は高校時代、
部活でファゴットを担当し、
大学では一転ラクロスをやっていたのだとか。
つまりこの後輩は、
未知の物事を学び取る術を身につけているのだ。
要領がいいっていうことではない。
対象は異なっても、
物事を学ぶプロセスというものは、
どこか共通するものがあるんだと思う。
そして何より、
そういう術を知っている人は、
未知の物事を恐れない。
これ重要な点ね。
時間はかかったとしても、
未知を習得した自信のなせる技だろう。
だからさ、
若い頃の習い事って、
その技術だけでなく、
そういう自信を覚えさせるという意味でも重要なんだな。
習い事が何一つものにならなかったぼくは、
この部署でも後輩のようにスクスクとは成長しなかった。
何にも知らないくせに、
プライドばかり高くて、
今思えば様々な忠告を聞き流し、
我流を通してきた。
そんな具合だから、
本当ならどっかに飛ばされていてもおかしくなかったんだけど、
紆余曲折あって居続けることになり、
そのおかげで何とかそれなりのスキルを身につけた。
相変わらず我流ではあるけれど、
ここまでくれば我流もひとつの味となる(笑)
仕事ぶりには、
その人のそれまでの人生まで出るもんだ。
などとつらつら書いたのは、
最近読んだ「上達の法則』(岡本浩一著、PHP新書)を紹介したかったから。
あ〜でも、
書いてあったことは、
大体言っちゃったな。
習う心構えの持ちようで、
進歩は大きく違うってこと。
能力の問題ではない。
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