2012年10月12日金曜日

背反

先日ある人と脱原発について話しをした。

その人いわく、
電気代が二倍になるのは我慢できるけど、
原発で食べている人が困るのは可哀想だ。

あぁ、
こういう意見の人って、
結構多いんじゃないかなと思った。

しかも、
割と良心的な人に。

で、
そういう意見を見聞きすると、
ぼくはさらに原子力ムラに対して憤る。

原発が事故って一番迷惑するはずの、
「地元」が脱原発できないねじれ。

下手をすれば、
原発のために住民の対立を招きかねない。

沖縄の基地問題も一緒。

年月とともにガッチリ地元に食い込んじゃって、
無理矢理はがそうにもはがせないみたいな、
二律背反な悪性腫瘍。

そのくせ、
浜岡原発の再稼働の是非を住民投票で決めようという条例は、
静岡県議会であっさり否決された。

国策と住民投票はなじまない、
なんて意見がある。

地元の思いが一番なのか、
国策が一番なのか。

都合良く使い分けられているようで、
これまた頭にくる。

あちらを立てればこちらが立たず。

血を流さないと解けない。

そんなパズルを仕組んだ連中に腹が立つ。

血を流すのは嫌だから、
だから現状放置なのか?

そうやって子どもの世代に、
ツケを相続させるのか?

それが善良な態度か?

憤りと疑問は尽きない。








遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...