2012年10月9日火曜日

切望

やったね山中さんノーベル賞!

iPS細胞の作成で受賞は間違いなしだったとはいうものの、
ネット中継でノーベル財団の人が、
「シンヤ、ヤマナカ」って言った時には、
会社で拍手が起きたよ。

ジャイアンツ優勝でも誰一人拍手しなかったのに(笑)

あたりまえか。

でもこのすごい山中さんは、
いわゆる天才とは違う。

神戸大を出て、
スポーツ整形外科医を志したものの、
普通20分で終わるはずの手術に2時間もかけてしまう、
「超不器用」だったため断念(泣)

そこから臨床ではなく研究職に転身したのだから、
本当に人生はわからんものだ。

どこか禅僧を思わせる話し振りや雰囲気も、
こうした来歴と無関係ではないように思う。

とにかく謙虚だ。

科学界の常識を覆すような成果にもかかわらず、
iPSで患者さんを治せなければ意味がない、
みたいに考えているようで、
最近ではあんまり笑わなくなっちゃったんだって。

難病の患者や家族の願いを、
痛いほど感じてるんだろうな。

自分がモタついている間に、
毎日何人もの患者が死んで行く、、、

そんな風に考えだしたら寝る事もできなくなっちゃうかもよ。

ノーベル賞よりも患者の笑顔の方が嬉しい。

きっとこの人ならそう思っていることだろう。

日本の宝。

もとい人類の宝。

とにかく前にも書いたことあるけれど、
いわゆるスーパードクターとか、
山中さんみたいな人は国が全面的にバックアップして、
専用の飛行機でもヘリでもハイヤーでも、
ホテルのスイートでも一流シェフでも、
考えうる必要な物をすべて提供して、
人類のために頑張れる環境を整えてあげて欲しい。

ゆめゆめ受賞が研究の足を引っ張る事などないように、
マスコミの無用な取材攻勢はやめるように。

切にお願い!


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