基本的に興味ないんだけど、
テレビでものすごいプロモーションをやってたので、
つい観に行ってしまった「アウトレイビヨンド」。
シネコンでも狭めの劇場とはいうものの、
レイトショーだというのにほぼ満員なのには驚いた。
みんなぼくと同じような類なんだろうな。
アウトレイジが「非道」って意味だから、
ビヨンドがついて「超非道」ってとこか。
要するにヤクザ映画なんだけど、
はっきりいって期待はずれ。
面白いかつまらんか、
二者択一なら「面白い」だろうけど、
「世界の北野」だから、
ヤクザ映画にしてももうちょっと凄いのかと、
勝手に期待したこちらがアホでした。
「んだコノヤロー」って言い合って、
ヤクザ同士がドンパチ殺し合う、
それだけの内容。
でもそこに何がしかのカタルシスとか、
無常観とかがあれば救われるんだけど、
別になーんもない。
唯一ラストだけはよかったけど。
それにしても、
なんであんなにプロモーションしてたんだろう。
普段は別に儲からなくたっていいってスタンスの北野監督、
今回はどうしても稼がないといけない理由でもあったのか?
もちろんド素人が一回観ただけの印象ですけど。
「通」な方に言わせれば、
いろんな楽しみ方があるのかもしれませんが。
でもこの機会に、
ビートたけしがフライデー事件を起こして、
謹慎後の記者会見をYouTubeで見た。
この時のたけしは、
しびれるほどカッコいい。
切羽詰まったというか、
腹をくくったというか、
今よりはるかにタチの悪い芸能レポーター相手に、
一歩も引かずクールで、
かつ「お前らなんか関係ねーよ」みたいな感じ、
半端じゃないなと思う。