2012年10月29日月曜日

救出

十代から二十代にかけて撮りためた、
7700枚のデジタル写真を、
誤って消去してしまったら、、、

プリントはもちろん、
バックアップもとってなかったら、、、、、

恐い、
恐すぎる、、、、、、、

でもこれ、
知り合いの実話なんです。

この話題を書こうか書くまいか、
悩んだ末に書いているのは、
これを読んだ人の教訓になればと思っているからで、
けっして「ネタ」ではありません。

知人は焦った。

そりゃ焦る。

アファフィフのおじさんだって、
これは焦る。

で、
電気屋に飛んで行って、
無料の復旧ソフトを試してみた。

無料とはいえ、
200枚が救出できた。

でも4%にも満たない。

何度かトライしたらしいけれど、
それ以上は無理みたいなので、
結局、
専門の業者に頼むことにした。

待つ事数日。

結局1500枚しか救出できなかったそうだ。

代金なんと15万円。

それでも全体の二割に満たない。

悲しすぎる話しである。

結論を言えば、
こうした事故を防ぐには、
バックアップをとっておくか、
クラウドサービスを利用するしかない。

それでも、
今回のような事態が起きたらどうするか。


ぼくも漠然としか知らなかったけど、
パソコンのデータって、
消去したといっても、
それは上書き可能な状態になっただけなのだそうだ。

だから、
消した直後なら、
ほぼ無傷で救出できるらしい。

ちょうど、
完成したジグソーパズルを、
ドサッと床に落とした感じ。


だからとにかく余計なことはせず、
すぐパソコンの電源を落とす。

そして専門業者に丸投げする。

無料ソフトやその他もろもろ、
パソコンを操作すればするほど、
データは上書きされ、
救出が困難になるのだそうだ。

再起動しただけでも、
難易度は上がるという。

逆に言えば、
パソコンを処分する時、
データを消去しただけでは不完全で、
意味のないデータで上書きしなければならない。

あるいはハードディスクに穴を空けるなど、
物理的に破壊するしかない。

穴の空いたハードディスクからは、
まずデータの救出はできないそうだ。

以上、
みなさんの教訓にと書き留めておきます。

●ちなみに、知人が頼んだ業者は日本データテクノロジーです。もし、詳しい人がいて、料金が高いとか、さらに方法があるなどの情報をお持ちの方は、上記メールにご一報下さい。

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