わたし出来るんです。
乙女はこう言うなり、
おとこおことおことおとこおことおとこおこと・・・・・
一瞬なんのことか分からなかった。
そうそう、
ぼくが考えた早口言葉ね。
え、
今の言えてたの?
言えてますよ〜
いいですかぁ
おとこおことおとこおことおとこおことおとこ・・・・・
た、
確かに言えてるよな。
すっげー
ぼくは大きな拍手を乙女に贈った。
私、
「か」行は得意なんです。
?
「た」行は苦手で。
?
しゅじゅちゅちゅー
ってなっちゃうんです。
へぇ〜
人間って何事も得手不得手があるんやねぇ、
ぼくは絶対「おとこおこと」無理やわ〜ははは〜
おっさんと乙女は、
元町の商店街のど真ん中で、
意味不明な会話を交わして分かれた。
●深夜帰宅すると、母の寺で紙に。「iPS移植、森口さん結果『ウソ』。自分で『ウソ』といってる。アホやなぁ〜何考えてるのやら・・・」。あ〜あ、母にまで馬鹿にされちゃったぜ。どうする〜