泊まり明けのフラフラ頭で、
「風立ちぬ」を梅田で観た。
土曜の昼間。
もう満員でした。
恐るべし宮崎駿。
だいたい2時間。
まったく飽きずに観させてもらった。
事前に聞いてた「ラブストーリー」
っていうのとは、
ちょっと違う気がしたけれど、
冗長になりそうなストーリーを、
把握させられるギリギリまで省略した、
手際のよさはさすがだなぁ。
でもちょっと省略しすぎて、
感情移入できなかったかなぁ?
リアルな時代描写と同時に、
関東大震災や空想場面の、
大胆なアニメ的(?)表現も見事。
それより一番驚いたのは、
上映が終ったあとも、
みんなが席を立たなかった点。
エンドロールも終って、
場内の明かりまでついたのに、
みんな、
なかなか席を立たない。
ぼくは中程の席だったので、
みんな立ってくれないと、
出るに出れない感じ。
あれ何だったんだろう?
感動の余り、
っていうのとはちょっと違う。
余韻に浸るというのとも違う。
何コレという白けたムードではもちろんない。
不思議な静寂。
あと、
主人公の声に賛否があるようだけれど、
ぼくは、
とってもよかったと思った。
エレベーターも、
風立ちぬ仕様。