2008年12月3日水曜日

両極

「アルマゲドン」という映画は、
とにかく巨大隕石が地球にぶつかりそうになり、
海底油田掘削のプロが乗り込んで破壊するという話で、
先日久々に観たけど、
やっぱり面白かった。

そんなに地球に近づくまで、
どうしてわからなかったんだというアメリカの大統領に、
NASAの職員が「宇宙は観測しつくすには広すぎるのです」と、
確かそんな風に説明していた。



都合のいい脚本だなぁと思っていたけど、
実際のところ、
今の観測には限界があるそうで、
荒唐無稽とは言えないようだ。

アメリカのキャリー・マリス博士(ノーベル賞受賞者)は著書で、
もっと予算を割くべきだと警告している(「マリス博士の奇想天外な人生」ハヤカワ文庫)。

そういえば、
地球と月の関係は、
その昔、
「元地球」に超特大の隕石がぶつかって、
一部は今の地球に吸収され、
残りが月になったと、
先日のBSで説明していたっけ。



さて、
一挙にスケールダウンするけど、
サラブレッドの蹄の部分は、
人間でいえば人差し指なんだと、
何かで読んだ。

つまり指4本であの巨体を支え、
疾走するわけで、
美しさともろさは紙一重というわけだ。



そして、
会社でたまたま見た番組では、
金色や虹色のクワガタ虫を紹介していて、
あまりの美しさに目まいがしそうになった。



極大から極小まで、
この世で繰り広げられるスペクタクルに、
「なんで」という思いもなく、
ただただ呆然とする。

海を見て「オレなんてちっぽけな存在」と感じる、
そんなもんじゃ追いつかない、
圧倒的なあきらめにも似た、
それでいて身軽になったような不思議な浮遊感。



こういう感覚もたまには良い。



●じゃず家セッション。「管」の多い日だった。これも不思議●NHK2番組、録画で。トップランナーはジャズトランペッター市原ひかり、プロフェッショナルは武豊。

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