2008年12月18日木曜日

もう閉じてしまったけど、
ぼくは去年の10月からブログを書きはじめていて、
12月16日には、
こんなことを書いていた。

タイトルは「幸せの記憶」となっている。

僕が住むあたりは、
かつては社宅だらけだったけど、
バブル崩壊からこっちは次々に取り壊され、
マンションや一戸建てに変わっていった。

近所の一角にも最近、2階建ての家がまとまってできた。
一戸ずつ少しずつ違うけど、
意匠が同じのたたずまい。
小さな庭があって、
周囲に塀がなく、
開放感にあふれている。

その一角では今、
クリスマスイルミネーションの電飾が美しい。

新居で初めて迎えるクリスマス。
小学校に上がったかどうかというような年頃の男の子や女の子が見守る中、
まだ若くて頼りない庭の木に、
お父さんが付けたであろう青や赤の電飾が灯る。
光の数はまだ控えめだ。

ピョンピョン飛びはねている男の子がいる。
三輪車の目線から見上げる女の子。
隣近所の同じ歳ぐらいの母親同士が話している。


「これ以上幸せな光景があるだろうか」

そう思わせるのに十分な師走の夕暮れ。


その家には今年も同じようにイルミネーションが輝いている。
ぼくが一つ年をとったように、
その一家も全員1歳年齢を重ねた。
子どもは大きくなって、
いずれ巣立ち、
夫婦二人きりの時がやってくるかもしれない。

それでもぼくは、
来年も、
再来年も、
ずっとずっと、
あの家にイルミネーションが灯って欲しい。

ぼくはそれを見て人の幸せを思い、
ぼく自身の、
あの年の、
あの冬を思い出すだろう。


●ブログアドレス入りのはんこが出来上がった。一応シャチハタと張り込んだ。来年から、名刺代わりにポンポン押そうと思う●インディジョーンズ最新作をTUTAYAでレンタル。確かに素晴らしくよくできてたけど、ワクワク感がないのは何故?

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