北京五輪の開会式を演出した、
チャン・イーモウ監督に、
俳優の香川照之がインタビューした番組を、
NHKで、
時間がかぶった「情熱大陸」を録画で見た。
チャン監督は、
文化大革命の下方政策で青年期の10年間を、
地方で暮らした。
その後、
映画学校に入学し、
世界的映画監督になるのだが、
その「失われた」10年があったからこそ、
今の情熱があるのだというようなことを言っていた。
そして、
情熱大陸は、
例の竜王戦の密着ドキュメント。
3連勝の後、
4連敗を喫した羽生にインタビューしていて、
そこで羽生は、
「将棋にミスはつきものか」と問われる。
羽生は「そーですねぇ」といつもの調子で少し考え
次のように言った。
将棋には「最善」が分からない局面というものがある。
その時が大事だと。
どちらの番組も、
同じことを示唆している。
人生、
目標がはっきりしている時などほとんどない。
目標があれば、
それだけで既に幸せだ。
だってあとは努力するだけだもの。
だから肝心なのは、
目標が見つからない時だ。
何を目指したらいいか分からない時に、
どれだけ考え、
思いを募らせ、
もだえ苦しむかなんだなぁ。
きっとその時間、
人は心の根を深く張る。
●コーナーポケットで久々にゆったり時間を過ごし、三宮へ。前から一度聞きたかった矢野直道さんのライブは、素敵なショーでした。その後、武庫之荘mクアトロのセッションで1曲だけ歌った。情けない歌になってしまった。反省。
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