ぼくの家の前を流れている用水路に、
最近、
亀が出没する。
用水路は幅が2㍍ほどで、
こどものころには結構な水量があり、
ザリガニやドジョウやタニシをとって遊んだが、
今ではサラサラとかすかな流れがあるだけだ。
そこを体長20㌢ほどの亀が歩いていたらしい。
近所の人が見つけ、
わざわざ宝塚の清荒神まで連れて行って、
池に放してやったという。
ところが昨日、
そして今日と、
うちの母が、
同じような大きさの亀が、
用水路を歩いているのを見たという。
だれか飼いきれなくなった人が放したのだろうか。
野良猫ならぬ、
野良亀。
とりあえずお目出度いけど、
不思議なことだなぁと話していたら、
「もっと面白い話あるで」と母。
何でも、
玄関先のプランターにある日、
干からびたお握りが捨ててあったという。
近所のこどものいたずらだろうと、
母が捨てたら、
翌日、
そのプランターの中を、
カラスがクチバシで探っていた。
お握りは、
カラスが隠していたものらしい。
おっかしいなぁ、
ここに隠しといたのに
カラスが、
いかにもそう言いたげな仕草だったので、
母が興味深く観察していると、
そのカラス、
ふっと振り向き、
お前か!
という眼で母をにらみ、
飛んで行ったそうな。
カラスの恨みを買った母の運命は如何に。。。
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