昨晩、
何気にBSで見始めたら、
155分、
釘付けになってしまった。
全体主義について、
考えていたところだったこともあるだろう。
でも、
そんなことを抜きにしても、
十分見るに値する映画だった。
ヒトラーが地下の要塞で過ごした最期の12日間に焦点を当て、彼の個人秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの目を通して歴史的独裁者の知られざる側面を浮き彫りにしていく衝撃の実録ドラマ。
ぼくは、
ドイツの降伏間際、
ヒトラーが妻のエヴァと自殺したことは知っていたけど、
ヒトラーが、
自分が死んだあと、
跡形もなく焼くように部下に命じ、
しかも、
部屋に二人で籠ってから銃で死ぬまで、
ドア越しに大勢の幹部らがじっと待っていたなんて知らなかった。
人間、
最後に本性が出るというけど、
それはナチス・ドイツとて同じ。
戦況が最悪になって、
逃げる奴、
最後まで忠誠を誓う奴、
うわべだけの奴、
正面切って意見する硬骨漢。。。
「いるいるそんな奴」みたいなのが、
ごろごろ出てくる。
とにかく、
ヒトラーは自分がしでかしたことを十分認識していて、
最後まで自説を曲げることはなかった。
その誤りに気づいていたかどうかは、
よく分からない。。。
当たり前だけど、
全体主義というのは、
一人の特別な人間だけでは成り立たない。
文字通り、
「全体」が支えた体制だった。
ヒトラーは、
その個人的資質もさることながら、
「ヒトラー的」なものを求める人たちによって、
「独裁者」になったのだと思う。
●ところで「反ユダヤ」という点において、ヒトラーはパレスチナ人にとってどういう存在なのであろうか?今まで考えたことがなかった●YAKATA de Voce の昼セッション。2度目だ。たぶん、これまでで一番いい感じで歌えた(と思う)●朝青優勝。いつの間にこんな人気者になったのか。スポーツ報知は「日本中が待っていた」だって。一番喜んだのは、麻生総理だろう。あやかれるか。
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