地球に隕石が衝突して、
その熱で海水がすべて蒸発する「全海洋蒸発」と、
赤道までもが凍りつく「全球凍結」。
この年になると、
10年や100年ぐらいは「すぐ」って感じになったけど、
億年の単位で繰り返されたという、
想像を完全に超えた、
地球のダイナミズムに、
ぼくの物差しは全く役に立たない。
NHKが新年から始めた、
「地球大進化」が箆棒に面白い。
再現CGでは、
直径5キロの隕石が地球に衝突すると、
その熱で海水や雪や植物や岩や、
地表のありとあらゆる物を焼き尽くし、
わずか30分後には、
地球が、
丸ごと燃える炭のようになってしまった。
かと思うと、
ある時を境に地球は凍り始め、
氷河期のレベルをはるかに超えて、
地球丸ごとフローズンしてしまった。
その状態が何百万年だか、
何千万年だか続いたのだという。
もちろん再現といっても、
科学的想像なんだけど、
化石や地層など、
それなりの根拠はあるわけだ。
肝心なのは、
灼熱や凍結といった地球の変化は、
決して「過去」のものではないってこと。
つまり、
終わってしまったことではなく、
今も続いていていて、
ぼくらは、
その真っ只中にいるのだ。
CGがテレビにしては迫力満点で、
眺めていると、
ただただ、
はぁーっとなり、
人類など一瞬の存在、
ぼくごときの日常の悩みなど、
どーでもよくなる。
この「途方もなさ」。
憂き世に疲れた時には、
ちょうよさそうだ。
保存しとこう。
●新聞を読んでいて印象に残ったこと。社会貢献したい20歳代の若者は64%。定額給付金2兆円で、派遣社員100万人を雇用できる●ガザの惨状に、国際世論がようやく動き出しそうだ。そりゃそうだ。これで終決へと向かうのだろうか。本当に、人間って何やってんのかねぇ。
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