2009年1月27日火曜日

CM

NHK以外はほとんど見ない、
なんて今は言っているけど、
子どものころからCMが大好きだった。

15秒か20秒ほどの間に、
圧倒的な情報を詰め込む魔法に思えた。
将来、
「CMを作る人になりたい」と、
真剣に思っていたほどだ。

その夢は、
80年代、
糸井重里の「おいしい生活」あたりでピークを迎えた。
時代を切り取る感性にあこがれた。
でも、
なぜかそっちへは行かなかった。



休憩時間に、
NHKトップランナーを見ていたら、
森本千絵という、
全然知らない女性が出ていた。

森本 千絵(もりもと ちえ、女性、1976年4月26日 - )は、日本のグラフィックデザイナー、アートディレクター。青森県三沢市に生まれ、東京で育つ。武蔵野美術大学卒。
博報堂から博報堂クリエイティブ・ヴォックスを経て、2007年に独立。同年に「株式会社goen(ゴエン)」を設立した。
日産自動車「NOTE」、DIC企業広告「イロニンゲン」などの広告や、Mr.childrenやsalyu、坂本美雨などアーティストのアートワークも手がける。ap bankによる環境コンシャス提案ショップ「kurkku」のアートディレクションや、子供達を集めたワークショップ「ちびgoen」など社会的な活動も積極的に行っている。ゼラチンシルバーセッション(銀塩写真)の活動にも参加。
N.Y.ADC賞、ONE SHOWゴールド、アジア太平洋広告祭ゴールド他多数受賞。東京ADC賞。ADC、JAGDA、TDC会員。


ミスチルのベスト盤のポスターの話がいかしてた。

そのポスターは、
横長の画面の上四分の三は海と空で、
下の残りに堤防が映ってる。
その堤防には、
ミスチルの代表曲の歌詞が落書き風に書かれている。

ただそれだけなんだけど、
あまりに美しい海と空に「ポー」となって、
それから堤防の文字や絵に気づく。
そして読み始め、
「あぁミスチルの歌詞じゃないか」とわかる仕掛けなのだ。
アルバム「HOME」や、
シングル「HANABI」のジャケも彼女の作品だった。








その他の作品にも共通するのだけど、
不思議な明るさというか、
この世に極楽があれば、
きっとこんな風だと思わされる。
(違うのもあると思うけど、きっとこれが彼女の本質だ)

押し付けがましいメッセージや、
ひねりは一切なし。
ビデオじゃなく、
フィルムの感覚。

あきれるほどの直球。
でも「能天気」とも違う。
「ハッピー」ではなく、
あくまで「しあわせ」。
気づいたらその世界の中にいる、
そういう魅力がある。

これが今の日本の「気分」なのか、、、


●ところで「テレビCM」とは言うが「新聞CM」とは言わない。なぜだろう●橋下知事の府民の支持率が82%だと読売新聞に。オバマを超えてるじゃないか!しかも就任1年後でだ。これは恐るべき数字だ●年賀はがきの懸賞が全敗だった母。一言「下手やなぁ。。。」何がですか?

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