十三の「第七藝術劇場」に初めて行った。
気になっていた映画「エグザイル/絆」を見るためだ。
もちろん、
歌のエグザイルとは何の関係もない。
地図を頼りに、
駅の西口を出て、
梅田新道を渡った商店街、
というか、
風俗街のど真ん中。
かなり怪しげなビルの6階に、
その劇場はあった。
入口に縦長の看板が掲げてあるのだが、
「藝術」という文字からして怪しい。
しかも、
隣は古びたボーリング場で、
ゴロゴロ玉を転がす音が聞こえる。
中はまるで小学校の講堂みたいで、
昔、
東京にいた時にたまに行った、
「早稲田松竹」を思い出した。
とはいえ、
ちゃんと椅子やスクリーンはあるし(当たり前だが)、
音響もしっかりしていて、
実のところ、
相当気に入った。
3000円で会員になれば、
一本1000円で見れるという。
ラインアップを見る限り、
相当にマニアックだ。
で、
肝心の映画は、
幼なじみが大人になって、
敵対する暴力団(?)に所属し、
殺し合わねばならぬというという設定。
結局、
「絆」の方が大切でしたという話で、
ストーリー自体は目新しくはない。
女性の描き方といい、
日本の極道モノと似たり寄ったりだ。
だが、
見せ方は新鮮で、
特に狭い空間で大勢の人間が銃を撃ち合う場面の表現は、
一見の価値はあると思った。
あと、
冒頭からそうなのだが、
「鉢合わせ」が物語の駆動力になっていて、
その度に、
入り乱れた人物がドンパチやるから、
関係を理解するのに戸惑う場面が何度かあった。
蛇足ながら、
主人公らが、
やたらウイスキーをラッパ飲みするシーンには参った。
あれではまともに撃ち合えるはずないと思うが、、、
とはいえ、
この映画館を知ったことは、
最近にない大収穫。
ハマろうかなぁ?
●映画の前に時間があったので、同じビルにあるジャンカラに入った。フリードリンクで1時間120円!さすが十三●その後「じゃず家」に行った。珍しく参加者が少なく、遅れて行ったにもかかわらず4曲も歌わしてもらえた。ギタリストの塩本彰さんがお見えで、恥を承知で「ハンコ名刺」をお渡しした。
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