その弟子は全然だった。
「ためしてガッテン」立川志の輔だって、
言われるまで気付かなかった。
まして、
談春なんて。。。
ひとえに不勉強でした。
先日の情熱大陸を見て、
読みました「赤めだか」(扶桑社)。
いずれブックオフ行きだと、
丁寧に扱っていたのに、
途中でページが破れていることを発見。
カバンに無造作に入れたのがよくなかった。
そこで急にどーでもよくなって、
ボールペンを取り出すと、
気に行った箇所に線を引いてみた。
ひとつめの引用は長い。
中学生の文化鑑賞か何かで、
寄席に行った談春らに、
談志がこうしゃべったという。
「忠臣蔵は四十七士が敵打ちに行って、主君の無念を晴らす物語だよな。でもね、赤穂藩には家来が三百人近くいたんだ。総数の中から四十七人しか敵打ちに行かなかった。残りの二百五十三人は逃げちゃったんだ。落語はね、この逃げちゃった奴等が主人公なんだ。人間は寝ちゃいけない状況でも、眠きゃ寝る。酒を飲んじゃいけないと、わかっていてもつい飲んじゃう。それを認めてやるのが落語だ。『落語とは人間の業の肯定である』。よく覚えときな」
もうひとつ。
これは、
トレーダーに対して、
談春の「投資の神様はいるか」との問いに答えた部分だ。
「人生で勝ち逃げ、只もらいは絶対に存在しません。どんなに才能があっても使いどころを間違えると、ひどい目に遭います。負ける時はみんなで負ける。ただし勝ちにまわった時に他人より多く勝つ。その差ですね。分かれ目は」
いずれも、
奥深い話だけど、
談春本人の語りでないところが、
何とも。。。
それにしても、
流石噺家、
話しがうまい。
落語家の世界、
というより立川流の、
不条理とも思える世界は圧巻で、
一気読みしてしまった。
●以前通っていたジャズ教室の退会手続きをした。戻ってきた入会金は、本、CD、服にすぐ化けた●「コード・ブルー」久しぶりに。なぜか胸が詰まるんだよなぁ。
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