2009年1月16日金曜日

言葉

「人間は言葉を使う動物」

確かにそうだ。
でも、
人間がどうやって言葉を使うようになったのか。
その答えは未だに分からない。

NHKの「言葉の誕生」を観たけど、
いくつかの仮説が紹介されていたけど、
どれも「決定打」ではない。



そりゃそうだ。
チョムスキーという、
とっても有名な言語学者は、
こんな説を唱えていた。

原始的な言語しかない時代、
ある一人の人間に、
遺伝子の突然変異が起き、
突然、
単語の羅列ではない、
「文章」を話し始めたのだと。

仮にそうだとして、
じゃ一体、
その人しか話せない文章を、
誰が理解したというのだろう。

そのようなドラマチックなことではなく、
相当な時間をかけて、
数え切れぬ人たちが使う中で進化したと考える方が、
いまのぼくには自然に思える。



一番魅力的だったのは、
言葉の起源は「歌」だという話だ。

ジュウシマツの求愛の歌が、
意外に複雑なパーツの組み合わせからできていて、
しかも、
より複雑な組み合わせができるオスの方が、
よく「モテル」のだとか。

人間も同じように、
歌が最初にあって、
それが分解されて単語になったのでは、
というのだ。



なるほどね。
「求愛の歌」というところがいいじゃないか。

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