「人間は言葉を使う動物」
確かにそうだ。
でも、
人間がどうやって言葉を使うようになったのか。
その答えは未だに分からない。
NHKの「言葉の誕生」を観たけど、
いくつかの仮説が紹介されていたけど、
どれも「決定打」ではない。
そりゃそうだ。
チョムスキーという、
とっても有名な言語学者は、
こんな説を唱えていた。
原始的な言語しかない時代、
ある一人の人間に、
遺伝子の突然変異が起き、
突然、
単語の羅列ではない、
「文章」を話し始めたのだと。
仮にそうだとして、
じゃ一体、
その人しか話せない文章を、
誰が理解したというのだろう。
そのようなドラマチックなことではなく、
相当な時間をかけて、
数え切れぬ人たちが使う中で進化したと考える方が、
いまのぼくには自然に思える。
一番魅力的だったのは、
言葉の起源は「歌」だという話だ。
ジュウシマツの求愛の歌が、
意外に複雑なパーツの組み合わせからできていて、
しかも、
より複雑な組み合わせができるオスの方が、
よく「モテル」のだとか。
人間も同じように、
歌が最初にあって、
それが分解されて単語になったのでは、
というのだ。
なるほどね。
「求愛の歌」というところがいいじゃないか。
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