というのを、
DVDで観た。
1989年、
平成元年、
つまり、
ぼくが就職した年の作品だ。
何でまた20年も前の映画を、
ということだけど、
主演しているミシェル・ファイファー好きの先輩から、
「絶対にいいから」と勧められたからなのだ。
題材がジャズというところにも魅かれた。
allcinemaから引用しよう。
風采の上がらないジャズ・ピアニスト・コンビが、起死回生にと雇った美人ヴォーカリスト、スージー。彼女の人気でトリオは一躍脚光を浴びるが、やがて彼らは三者三様の苦い経験をする破目に……。監督が撮影当時弱冠29歳(しかも新人)とはとても思えない、男女の心の機微を繊細につづった秀作。M・ファイファーが吹替え無しで挑んだ素晴らしいボーカル、ボーとジェフのブリッジズ兄弟の共演と話題は多かったが、何よりも、単なる恋愛劇を越え、アーティストと芸人の狭間で揺れるジャズメンたちの人間ドラマとして、実に格調高い仕上がりになった。自身もジャズ畑である名匠D・グルーシンが音楽を担当、題材の良さも相まって絶妙のスコアをつけている。
ということで、
ちょいと持ち上げ過ぎのような気もするが、
まぁ言い得てるか。
色んな要素が過不足なく収まっていて、
観終わって気分すっきりという感じ。
スカッとするというのとは違って、
フワッとドラマが舞い降りてきて、
霧に包まれるように、
ぼくはその中を漂い、
エンドロールと共に霧がサッと晴れるみたいな。
映画が夢だとするなら、
いい夢見させてくれてありがとうという気分だ。
●この作品の監督・脚本はスティーヴ・クローヴスという人だけど、この人、履歴を見る限り、その後、あまりパッとした活躍が見られなかったのだが、突如、「ハリ・ポタ」シリーズの脚本を手掛けている。この映画サイトは、出演者や製作者らが縦横にリンクし合っていて、意外なつながりを発見できるから面白い。
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