今日こそは東京を堪能しようと思ったのだが、
ホテルのチェックアウトが10時というのが気になってロクに眠れず、
それでもモーニングを食べたうえにアンパンとプリンを食べて、
気合いを入れてホテルを出たら、
凄く暑かった。
おまけにパソコンなど荷物を全部入れたバッグが肩に食い込み、
あっさりギブアップして新幹線に乗ることにした。
せめてもと、
東京駅近くの丸善で「12万円で世界を歩く」(下川裕治著、朝日文庫)を買い、
新幹線で読もうとしたが、
ほとんどずっと寝てしまった。
実家にたどり着いて少し仮眠した。
再び外出して住吉でチョコレートパフェを食べ、
家では岡田J×オランダ代表戦の後半を観戦。
続きに佐野元春と矢野顕子のインタビュー番組を見て、
さらにTUTAYAから送られてきていたDVDで、
「クラッシュ」(ポール・ハギス監督)を観る。
結局ぼくの2泊3日の東京の旅は、
alfieに行ったことと、
中学時代の同級生に会ったことと、
渋谷のカラオケボックスに行ったことと、
丸善で本を一冊買ったことだけで終わった。
実は4日から6日まで東京JAZZをやっていて、
もう少しでも計画性があればチケットを手に入れて、
それを堪能する手もあったのであり、
そうしていれば「有意義」だったのかもしれない。
しかしながら今、
こうして一日が終わる前、
とてもすがすがしくいられるのは、
不思議な気もする。
いわゆる計画的で有意義な一日もいいけど、
こんな訳の分からない、
かつ慌ただしい一日も、
ぼくらしいと、
ひとり納得する。
自画像は自宅の棚に再び収まり、
ぼくも、
あるべき場所に戻った。
いずれ自画像を持って、
12万円で世界を歩く日も来るだろう。
●サッカーは結局「オランダ強えー」という印象しか残らなかった。たぶん彼らは90分のうち、本気は10分ほどしか出さなかっただろう。それで3点取るのだから●ポール・ハギスは「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本を手がけた人で、「クラッシュ」ではメガホンもとった。大変な才人だと思う。出演者ではマット・ディロンが素晴らしかった。
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