日本のスポーツ界でよく見られるけど、
その用法が一般化したのは、
西武ライオンズ時代の松坂大輔投手が使った1999年からだ。
言うまでもなく、
リベンジの本来の意味は「復讐」だ。
「スターウォーズ ジェダイの帰還」(Retrun of Jedi)
は最初「Revenge of Jedi」だった。
ジェダイの騎士に「復讐」はないだろ、
ということで変更になったという。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiYvTfHo3hILfNWYpkDiIouRPk3apnITtw1KFWCjaCdThaof8xNwQiXzFeRhFGH7dNhlGI_Jjj0O-7iWOzxA-QNixKylLEDwsVMfTu2s-gTMmsfoDTLVsfRf_zru4ZfV36IZbVwTCiwDvA/s200/%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6.jpg)
この写真は結構有名で見た記憶がある人も多いだろう。
戦場の写真であることは一目瞭然だけど、
いつ、
どこで撮られたものかまでは知らなかった。
「父たちの星条旗」(クリント・イーストウッド監督)を見て、
この写真に隠された秘話があったことを知った。
これは第二次大戦中の日米両軍による硫黄島の戦いで、
米軍が摺鉢山(すりばちやま)を攻略した時のものなのだが、
実はこの写真の前に一度星条旗は立てられ、
この写真は同じ日にあらためて立てなおされた時の模様だという。
ところが最初の掲揚の写真より、
2度目であるこの写真が有名になってしまい、
映っている米兵のうち3人が、
生き残って「英雄」として帰還する。
映画は、
英雄にされてしまった米兵の苦悩を描く。
本当の英雄はぼくたちではなく、
戦場で死んでいった多くの仲間だと、
彼らが何度呼びかけても、
誰も耳を貸さない。
ついには一人が精神を病んでしまう。
この写真はやらせではなかった。
嘘でもなかった。
でも、
「最初」ではなかった。
米国にとっては、
硫黄島を攻略したという象徴が欲しかっただけなのであり、
出来のいいこの写真は、
戦時国債を売るうってつけのPR材だった。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjmY0FRFva6FChQul-Y50tSUr9olLXSc1-qT9elu1CMQH9YoqxfgJlEmmIdhkLnV67KoRjK0Da6bVv_utRoSC0eHhYF4VFwyJkQY1YZ7F45t9R5YSOMGTo36hSUC58pUo9GycmdTG96Bew/s200/%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6%E6%9C%80%E5%88%9D.jpg)
こちらは最初の掲揚の写真。
こちらの方が生々しく思えるが、
2度目の方が「ドラマチック」に見える。
もし最初の写真が使われていたら、
国債の売れ行きも、
3人の人生も全く違っていただろう。
何かが独り歩きする怖さを自戒したい。
●かなりややこしい話なので、詳しくはウィキペディア「硫黄島の星条旗」を参照下さい●武庫之荘「Mクアトロ」で田中美幸(パティ):Vo、西脇敦子:Pf、高畠博文:Bs、宮原利之:橋本現輝:Drのライブを鑑賞。パティさんは、昨年この店で一緒にライブをさせていただいた仲。相変わらずハスキーな「色っぽい声」でした‼
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