高城剛氏の「サバイバル時代の海外旅行術」で知った「分子料理」。
すべての食材を数式化し、料理を徹底的に分析したうえで調理を始めるのです。この21世紀の新しい調理法はその後も世界を席巻し続けています。
同書によると、
「レストランマガジン」2008年版の上位3店は、
いずれもこの分子料理の店だという。
ということで、
どんなものかネットで調べてみたのだが、
液体窒素を使うだの、
それでシェフが両手を吹き飛ばされただの、
変てこな情報が一杯あって、
どうにも具体的なイメージがわかない。
でもスペインの「ELbulli」というお店が、
その最先端の様子で、
レシピ本はすでに2000年に出版されていた。
たぶん「分子料理」というのに明確な定義はなく、
既存の概念に惑わされずに食材や調理法を組み合わせることで、
新しい食感や風味を追求する料理法という意味のようだ。
「食材を数値化」するということは、
つまりすべての食材を等価に扱うということなのだろう。
高城氏の本はその他、
いろんな意味で面白かったのだが、
一番興味深かったのは「あとがき」かもしれない。
実際の僕は正真正銘の根なし草で、放浪癖があり、日本に出入国する場合はマイレージなどの無量航空券ばかりで、いまも年に数日は野宿するし、空港で泊まることも多いという人間です。そんな日々の僕に過去数年ついて来てくれた女性をめとり、今も変わらず同じ鞄を持って、同じようにパッキングし、あちこちへ旅を続けています。
「この女性」とはもちろん沢尻エリカのことだ。
本屋でこのあとがきを読むだけでも、
彼らへの見方は変わると思う。
ちなみに彼のブログによると、
彼はこの5年かけて、
それまでの定住生活からの脱皮を図ったと述べている。
自分に染み付いた価値観を一度「分子レベル」に解体し、
それから本当に欲するものへカスタマイズするという作業は、
最近の思想の傾向にも似ている部分があるかもしれない。
彼はそれを身をもって実践してるわけだ。
●鳩山内閣がいよいよ発足する。果たしてこの国を再編できるだろうか●横浜の工藤投手が自由契約に。ちなみに彼は愛工大名電出身。そう、イチローの先輩である。
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