不調だったドライヤーが決定的に壊れてしまったので、
通勤の途中ヨドバシカメラに行くと、
ものすごい人ゴミに圧倒された。
最新機種はまるで、
SF映画に出てくる光線銃のような形で、
イオンを髪に噴射してダメージから守ってくれるらしい。
でも当然ぼくの頭にそんな高級なものは不必要なので、
静音タイプのやつにした。
夜型のぼくとしては、
静かなことがなによりなのだ。
背番号88が8回宙に舞った。
巨人がセ・リーグ3連覇。
セの3連覇は王、長嶋らを擁した巨人が1965年から73年まで9年連続優勝した「V9」以来の快挙となる(nikkannsports.com)
WBC連覇といい、
これで原辰徳監督は紛れもなく名将となった。
何よりも、
野手では坂本や松本や亀井ら、
投手では山口や越智といった、
若手を成長させながらの連覇という点に意義がある。
かつて、
「読売グループの人事異動」という屈辱的な言葉でチームを追われた彼が、
ここまでたどり着くまでになめた辛酸を思う。
と同時にその屈辱を克服したからこそ、
熱さと冷静さを併せ持つ懐の広さが備わったのだろう。
今年のチームについて聞かれた彼は、
こう答えている。
互いに尊敬し合い、朗らかさ、素直さ、謙虚さも持ち合わせている選手が多い。互いを支え合いながら前に進むのが巨人軍の伝統
道徳の教科書に出てきそうな、
ある意味優等生的な言葉だけど、
実際にはなかなか人前で言えるもんじゃない。
これが実感であろうし、
原監督自身がそういう人なのだろう。
壊れたドライヤーは廃棄処分されるしかなかったけど、
人間は一度お払い箱になってもまた立ち直れる。
そんなことを考えさせる、
美しい胴上げだった。
●写真はYOMIURI ONLINEより
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