2011年6月30日木曜日

異変

このブログに異変が起きている。

先月初めて、
ひと月の累計閲覧数が1000を超えたと報告した。

で、
今月はというと、
すでに1400を超えている!

これは浮かれてる場合ではない。

そんなに急激に増える理由がないもん。

これが異変の第一。

第二の異変は、
最近、
ウクライナからの閲覧が、
やたらに増えているということ。

ウクライナといえば「チェルノブイリ」。

原発のことをいろいろ書いたからだろうか?

いやいや、
それは早計だ。

第三の異変もあるのだ。

それは、
アメリカからの閲覧が急減しているのだ。

昨年6月からのトータルでは、
アメリカからの閲覧は、
日本に次いで2位なのだが、
今月に限ってみれば、
アメリカの207に対して、
ウクライナ240。

逆転しているのである。

しかも、
この一週間に限定すれば、
ウクライナ149で、
何と142の日本より多いのだ!

さて。

これらの異変を通して見えてくることは何だろう?

もちろんウクライナに知人はいない。

ど素人の勝手な推測だが、
月間閲覧数が1000を超えたブログは、
グーグルが別ルートで「監視」するシステムになっていて、
その「基地」はアメリカではなく、
ウクライナなのではないか?

根拠はないです。

ただ言えることは、
この統計、
かなり怪しいというか、
実態に則していないということである。

たぶん、
そういう機械による監視、
スキャンが、
閲覧数のかなりの部分を占めているのだろう。

1000を超えて喜んでいただけに、
ちょっと悲しくなった。

●注意深い読者さまならお気づきのことと思いますが、TUTAYAの返却日を一日勘違いしておりました。しっかり延滞料1250円払いました。とほほ。。。でも最後の2本は観てよかったから、まぁ納得しよう。

2011年6月29日水曜日

静寂

夜になって、
映画週間最後の2本を立て続けに観た。

そして今さっき、
自転車を飛ばして、
TUTAYAに返却完了。

へへ。

どうだ。

ただの意地だよ。

でも、
2本とも素晴らしい映画だった。

「摩天楼を夢みて」(ジェームズ・フォーリー監督)と、
「ニック・オブ・タイム」(ジョン・バダム監督)。

両方とも、
役者が素晴らしい。

特に「摩天楼。。。」は、
ジャック・レモンにアル・パチーノ、
さらにエド・ハリスにケビン・スペイシー他、
名優そろいぶみ。

「ニック。。。」も若き日のジョニー・デップの好演が観られる。

まだ観ていない人がもしいるなら、
是非オススメしたい。

と、
ここまで一気に書いて、
一息つく。

今日はようやく髪も切れたし、
その他予定をすべてこなせた。


深夜の町を、
自転車で疾走すると、
昼間のうだるような暑さは消えていて、
汗もかかず、
ペダルをこぎながら、
さわやかな風を感じた。

明滅するライトに照らされる交通標識。

車もなく、
人もいない。

夜のしじま。

満足満足な一日の締めくくり。

でも、
やっぱり一週間で5本プラス映画館で1本は、
キツイわ(笑)。

●高校時代の同級生の息子さんが、高校野球の強豪のレギュラーとして地方大会に挑むらしい。甲子園に行ったらすごいな。気が早いけど。

2011年6月28日火曜日

中断

昨晩仕事をしていたら、
どこかのテレビから、
「チャラララーン」と馴染みのメロディー。

おぉ、
「仁」の最終回だったな。

「・・・・・・・・・・・・・!」

しまった。

録画予約はしてあるけど、
ハードディスクの残量が足りなかったような、、、

今日帰宅して再生したら、
やっぱり半分ほどでプツン。

全部見てきたのに、
最終回でこれかよ、、、

でも覚悟はしてたし、
そんなに落ち込まなかった。

それに、
人生って、
たぶんこんな風に、
こっちの願いとは関係なく、
途中で中断されるもんではないかなどと、
妙な納得もしたのであった。

それから、
すっかり停滞してる映画週間。

「ロビン・フッド」(リドリー・スコット監督)をここ数日に分けて見終え、
さっき「ハート・ブルー」(キャスリン・ビグロー監督)を観た。

銀行強盗を追うFBIと、
サーフィンにスカイダイビングが組み合わさった作品。

一体どんなことになるのかと思いきや、
いやぁ、
ぼく的にはなかなかの名作でした。

世間の権威に反抗し、
スリルを求める若者が、
結局殺人という現実的な悲劇を引き起こしてしまう。

サーフィンやスカイダイビングの映像美、
一転、
銀行強盗やカーチェイスなど、
アクション場面も充実してて、
約2時間、
ノンストップで観ちゃった。

本当は出だしつまんなかったら、
中断して別のにしようと思ってたんだけど。

というのも、
5枚レンタルの返却日は火曜。
もう時間がないんだよな。

残りあと2作。

やっぱ全部は無理かなぁ(笑)

2011年6月27日月曜日

矜持

シフトチェンジをいかに素早く行うか。

最高速度をいかに上げるか。

自動車の話じゃなくて、
仕事において。

まったくもって偉そーだけど、
ぼくが日常行っている仕事では、
そこが一番大切だと思っている。

だらだら、
もそもそ、
出社してもなーんにもせず、
テレビばっかり見て、
でも、
ここぞという一瞬で、
頭のギアをローからトップに一瞬で切り替える。

その時の瞬間速度は、
速いほどいい。

車に例えれば、
時速100キロで100時間走れるより、
たとえ30分でも300キロ出せるほうがありがたい。

そして300キロから一気に10キロぐらいに減速して、
じっくり考え、
また一気に加速して300キロに上げる。

そのアップダウンの繰り返し。

ジェットコースターのようで、
スリリングで楽しい。

もちろん、
たとえ10分であっても300キロ出すためには、
日ごろのメンテナンスがちゃんとしてないと駄目だ。

いつも通りの起床時間、
外出するまでの段取り、
出社前のドトール、
同じ買出し、
同じプリンとガム、
そんな些細なことをとても大切にしている。

でも今日は結局、
100キロも出せなかった。

いい訳じみているが、
やっぱスピードを出すには、
それなりのコースが必要なのだ。

F1マシンでも、
舗装されてない道じゃ、
まともに走れないでしょ。

無理するとこっちが壊れる。

そんな日はセーブセーブ。

それも大事な仕事だと思う。


2011年6月26日日曜日

従順

元町に行こうと駅に自転車を走らせていたら、
見慣れない場所に電車が停まってる。

悪い予感がしたら案の定人身事故だとか。

快速と新快速の運転を見合わせているという。

仕方ないので各停で元町まで。

でもギリギリセーフで間に合った。

でもそれは序の口だった。

元町から大阪へ向かおうと、
元町駅のホームに上がると、
乗る予定の快速が7分遅れと表示。

ま、
7分ならいいかと、
待って乗ったのだが、
快速のくせにちっとも快速らしくなく、
結局大阪まで1時間もかかった。

しかも立ったままで。

大阪駅に近くなって、
何度も信号待ちで止まり、
動き出してはまた止まり。

まるで亀。

その頃になってようやく、
新快速がどんどん快速を抜かしていくのに気づく。

しまった、
こんなことなら三宮で新快速に乗り換えるべきだった!

でも、
そんなのは後の祭り。

臨機応変な対応ができなかったぼくは、
津波に飲まれて死ぬタイプだな。

などと思いながら、
しかしなんだな、
乗客のおとなしいこと。

休日のせいもあるだろうけど、
遅々として進まず、
新快速にどんどん抜かれる車内で、
乗客のみなさんは穏やかに談笑している。

関西人ってこんなだったっけ?

いやこれはきっと、
震災のせいだ。

あの時、
日本人の落ち着いた行動が外国から賛美され、
ぼくらは何事があっても取り乱さないというレッテルを貼られ、
ぼくら自身もそういう国民性なんだと思い込んだのだ。

もしそうだとしたら、
外から見られている印象に、
自分を合わせるってことで、
決して精神的に健康とはいえないようにも思う。

あえていえば、
日本人の国民性は冷静というよりは、
むしろ単なる従順なだけのように思う。

日本人は国に対して。

日本国はアメリカに対して。

ぼくらはちゃんと「ノー」って言えるか?

まるでどこかの都知事みたいだけど(笑)

●ペンギン様。久しぶりにお会いできて楽しゅうございました。またよろしくお願いしますよ●今日は新たなパターンでこれを書いている。それについては、またいずれ。

2011年6月25日土曜日

濁点

「あ」に濁点をつけたくなる暑さ。

まだ6月やで~

ということで、
先日から首にタオルを巻く夏の定番スタイルが復活した。

もちろん、
中には保冷剤をくるんである。

最高気温が30度を超えたらと決めていたのだ。

で、
そんな日に限って、
いつもより早く出勤しなくちゃならなくて、
家を出たのが昼過ぎ。

カンカン照りやん。

外にいるだけで不機嫌になってくる。

いかんいかん。

電車に乗り込むや保冷剤を首に押しあて、
扇子をこれでもかとあおぐ。

あおぐ。

それでもテンションは回復せず、
久々に「アキレス最後の戦い」を聞く。

これ、
効く。

聞くサプリだね。

さて。

鬱陶しい日の明るい話題といえば、
ウィンブルドン女子シングルスで、
20歳の土居美咲が3回戦に進んだこと。

連日の格上撃破に、
胸がすく思いだ。

彼女の武器はサウスポーであることと、
状況にかかわらず常に冷静なこと。

将来が楽しみな新鋭がやっと現れた。

で、
退社も早かったので、
やっと皮膚科に寄れた。

でも、
ここも満員御礼22人待ち。

薬を受け取るまでに結局3時間かかった、、、

いらつくな、
いらつくな。

どんな時でも冷静に。

第一、
夏は始まったばかりなのだ。

っていうか、
梅雨あけてないんですけど、、、

●エアコンが早めに壊れてくれててよかった、かも●業務連絡。土曜日に元町に参上します。そこんとこよろしく~

2011年6月24日金曜日

法則

PCのグーグルクローム画面には、
「最近閉じたタブ」という項目があって、
そこに「後藤真希オフィシャルサイト」ってのがあるのに、
さっき気づいた。

そうそう、
ゴマキが芸能活動を休止するってニュースを読んで、
その流れで開いたんだっけ。

そのニュースそのものにはそんなに興味がくて、
取り上げたいのは、
ゴマキとかキムタクとか、
芸能人の愛称が、
姓名の上と下を省略形になるか否かは、
一体何で決まるのだろうか、
ということである?

木村拓也=キムタクだが、
稲垣吾郎はイナゴロとは言わず「ゴローちゃん(?)」で、
中居正広もナカマサではなく「中居君」で、、、
スマップのメンバーは、
ほかにだれもキムタクみたいな略し方はしない。

AKB総選挙で首位に返り咲いた前田敦子だって、
マエアツってなったら、
「世界のナベアツ」みたいで変だ。

つまり人気のバロメーターというだけではなく、
やはり呼んだ時の語呂が関係しているように思われる。

しかし、
キムタクはともかくゴマキの響きが美しいとも、
正直思われない。

何か法則みたいなものが、
そこにはあるような、
ないような、、、

長年の疑問なのである。

お気づきのように、
「たはしろ」というのは、
そこんところを狙った。

狙ったというのは、
「あやかって」という意味ではなく、
疑問解消を狙ったという意味。

明らかに変な略し方だけど、
言い続ければ(聞きつづけてれば)、
なんとなく変じゃなくなるのか、
やっぱり変なままなのか。

「たはしろ」って、
どう考えたって変だもんね(笑)

でも何だかんだ3年も付き合っていると、
少なくとも本人は、
キーボードで打つ分には、、、慣れた。


●今気付いた。後藤久美子=ゴクミってのもあったな。ゴマキはそこから来ているのかも。後藤久美子の後輩(?)にフジミって愛称の子もいたな。でも定着しなかった。E電みたいなものか。

2011年6月23日木曜日

往時

東京からこの春出向してきたT君とは、
深夜帰宅のタクシーで相乗りになることが多い。

車内での話題は当然のように、
ぼくが東京に出向していた当時の、
御世話になった人たちの事になることが多い。

あのころ新人だった若い人が、
ずいぶん重要な仕事をしていたり、
当時すでに偉かった人は、
もっと偉くなっていたり。

当然その反対のケースもある。

そりゃそうだ。

あれからもう5年だ。

多くの水が流れたのだ。

浮かびもせず、
沈みもせず、
相変わらず同じような仕事をしているのは、
ぼくぐらいのものだろう。

そういう意味で会社でのぼくは、
係留された気球みたいなものだ。
上昇することはないけれど、
無理やり地上に降ろされることもない。

いずれ内部のガスが減って、
自然に高度が下がるのを、
周囲の人はただ見ているだけだ。

もっと高いところからの景色が見れないのは残念だが、
さりとてここからの眺めも悪くはない。

上に行けば行ったで苦労もあろうし。

案外、
居心地のいい場所を、
キープできているのかもしれない。

これそ「漂えど沈まず」

●ウィンブルドンで伊達がビーナスから1セット奪い、もう少しで勝てるところだった。感動した。

2011年6月22日水曜日

究極

今日こそは髪を切るぞと、
予約の電話をしたら、
「毎週月曜日と第3火曜日は定休日です」とテープの声。

おーまいがっと。

仕方なく、
というか観たかったこれを勢いで。














ロッククライミング中、
転落して岩に腕を挟まれた男の実話。

予告編はこれ「http://www.youtube.com/watch?v=OlhLOWTnVoQ

極限の状況で男がとった行動は、
大方の予想通りだと思う。

生か死か。

究極の選択。

映画を見ながら、
当然、
自分ならどうするかって考えるわけだけど、
この状況は厳しいね。

思いつく限りの事を試し、
冷静さを維持し、
それでもどうにもならなくて、
5日間頑張るんだけど、
いよいよ死を待つのみの状況になって、
男はついに決断を下す。

そこんところはさすがに、
観ながら「ひぇ~」って思いになった。

ぼくならできるかなぁ。

やれそうな、
絶対無理そうな。。。

そもそも、
あんなところへは行きません、
いや行けませんけど。

ただ、
単独行動は気楽だけど、
行き先ぐらいは、
誰かに残しておこうと思った次第。

2011年6月21日火曜日

凄腕

例によって、
泊まり明けのボケボケ頭でTUTAYAに行き、
5枚1200円まとめ借りしてしまった。

映画週間の始まりである。

で最初に観たのがこれ。
















「RED」(ロベルト・シュヴェンケ監督)

ブルース・ウィリス、
モーガン・フリーマン、
ジョン・マルコビッチの共演というだけで選んだ。

テイストとしては、
おじん版「ナイト&デイ」。

元CIAの凄腕スパイが国から命を狙われ、
昔の仲間(敵?)と一緒に原因を探るというお話。

数々の修羅場をくぐって生き延びてきた彼らが、
現役のCIAを手玉にとるところが痛快だ。

頑張るオヤジはよかったけど、
一番輝いていたのは、
元女スパイ役のヘレン・ミレン。















還暦を優に超えた彼女が、
マシンガンをぶっ放す場面はカッコいい。

こういう「実はワタシすごいんです」的なの、
いいね。

ちなみにREDは、
引退したけど非常に危険なヤツという意味の英語の頭文字。

ぼくもそんな爺になれたらいいな、
なんて思ったが、
現役の今、
何の凄腕でもないのに、
そりゃ無理だと一人で突っ込む(笑)

映画週間、
まずまずの滑り出しかなぁ。

●今度は延滞しないように、、、

2011年6月20日月曜日

助言

昼過ぎに出勤のためノロノロ起きて階下に行くと、
珍しく姉夫婦が来ていた。

「父の日だから花を持ってきた」

父の日。

誰が父?

寝ぼけた頭ではそれがオヤジであると理解するのに、
1秒ほどかかった。

故人であっても父は父。

当然だともいえるが、
ちょっと不思議。

まぁどんなきっかけであれ、
うちにだれかが来てくれるのは、
嬉しいもんだ。

でもぼくは出勤までのタイムスケジュールがびっちりなので、
なんのお構いもできなかった。

日中ぼくを捕まえるのは、
結構たいへんだ。

なにせ午前中はまず寝ているし、
仕事がある時は起きてから、
どどどーっと準備がある。

つまり、
堅気の人が普通に活動している時間、
ぼくは寝ているか仕事しているかなのだ。

この時間、
丑三つ時から朝までは、
比較的ゆっくりしているのだが、、、


いつも読んでいるブログに、
素敵なアドバイスが書かれていた。

「悩み事があったら、次にたまたま会った人に聞いてみること」

人選はあまり考えず、
とりあえず相談してみること。
そうすれば、
意外にその人が答えを持っていることがあるんだって。

なるほどなぁ。

そんなものかもしれない。

似たような価値観の人に相談するより、
「たまたま」な人の方が違う切り口を見せてくれるかもしれない。
それに、
「あなたが頼り」って相談されるより、
相手も気楽だろうし。

今度ぜひ実践してみよう。

でもぼくの場合、
相談したい時間帯には、
あんまり起きてる人いないんだよねぇ(笑)

2011年6月19日日曜日

没頭

先日地下鉄構内を歩いていたら、
二宮金次郎のような少女を見つけ、
思わず写真に撮った。






















こういう子、
たまにいるけど、
シャッター切るのは勇気がいった。

やましいことは何もないのだが、
イマドキのことである、
振り返りざま「盗撮しないでください」とか、
言われたらどうしよう、、、
などと考えてしまう。

でも結局ぼくを後押ししたのは、
この少女の雰囲気だ。

ふちがピョンとあがった白い帽子にランドセル。
顔と身体を結ぶ細い首。

宮崎アニメのヒロインみたい。

歩きながら読書に没頭する少女の頭の中では、
一体どんな世界が広がっていたのだろう?

●脱原発の件で。ドイツ、イタリアに日本も加わったら、日独伊三国同盟じゃん!

2011年6月18日土曜日

署名

エアコンが新しくなった。

もちろん快適である。

消費電力も減った(はず)。

でも少し後ろめたい。


「脱原発」を求める大規模な動きがようやく始まった。

asahi.com(16日付)から引用する。

東京電力福島第一原発の事故を受け、ルポライターの鎌田慧さんや音楽家の坂本龍一さんらが呼びかけ人となり、国に「脱原発」への政策転換を求める1千万人の署名運動が始まった。9月19日には東京・明治公園で5万人規模の「原発にさようなら集会」も開く。

発起人がいささか御年なのが気になるけど、
主旨に異論はない。

石原伸晃は「集団ヒステリー」と言うだろうが。

しかし1000万人の署名とは大きく出たものだ。

でももし1000万人がヒステリーを起こせば、
これは大変な力だ。

国を動かせるかもしれない。

こういう動きに対して、
原発推進派はどういう対抗策を考えるだろう。

ひょっとしたら、
この夏は大きな停電が起きて、
かなり社会が混乱するかもしれないな。


そもそも、
原爆を2発落とされたこの国が、
原子力発電所を建設するに至ったのは、
「エネルギーの自給」という大命題があったからと推察する。

日本が太平洋戦争に突入したのも、
石油の輸入が断たれたことが大きな引き金だったともいわれる。

そのトラウマが戦後、
日本に油田開発や、
原発という「夢のエネルギー」に走らせたのではなかろうか。

それはそれで当時としては、
必死で苦肉の選択であったのだろう。

だがしかし、
それならば食料自給率だって100%を目指すべきなのに、
実態はお寒い限りで、
まったく整合性がとれていない。


広島の原爆記念公園の原爆死没者慰霊碑にはこう刻まれている。

「安らかに眠ってください 過ちは 繰り返しませぬから」

その思いに嘘はなかったと思う。

あえていえば、
過ちを繰り返さぬための原発だったはずだ。

だけど、
それはやはり過ちだったのだ。

この期に及んで原発を推進するということは、
震災の犠牲者のみならず、
原爆の犠牲者をも冒涜することだ。

そして、
現実的な話としても、
今の日本の技術を結集すれば、
原発に変わる本当のクリーンエネルギーを作ることは、
きっと可能だと思う。

原発の時代を超えて。

脱原発というのは、
原発からの撤退ではなく、
より高い次元への偉大なる挑戦なのだ。

「さようなら原発 1000万人アクション」

2011年6月17日金曜日

革新

昨日の仕事で我ながら革新的試みをして、
きっと賛否両論だろうなと想像しながら、
今日は出社した。

ところがどっこい。

まったくといっていいほど無反応。

拍子抜けもいいところである。

「またアイツやってるよ」とスルーされたのか、
単に革新性に気づいてもらえなかっただけなのか。。。

自分の仕事、
特に、
「ここ一番」って気合いを入れた仕事に、
ケチをつけられるのはもちろん嫌だけど、
無視されるのはもっと嫌だ。

ところで、
会社に限らず組織って、
どこも長く続けば保守的になるのが自然だ。

なぜか。

ノウハウの蓄積ってのは、
とても大切なことだと思うけど、
反面、
例外を許容できなくなるというか、
どこかで妙な「伝統」意識が形成され、
そこから逸脱するものは、
受け付けなくなるのだと思う。

組織は意志を持つって、
前に書いたように思うが、
まぁそういうことだ。

よく言われることだけど、
伝統といったって、
最初は革新だったのだ。

話を元に戻すと、
たぶん今回の一件は、
ぼくが思うほど革新的ではなかったのだろう。

そこは要反省だ。

ぼくはもっともっと確信的に革新的でありたい。

その結果、
組織に「ぺっ」て吐き出されたって、
もう怖くもない。

捨石になる覚悟は出来ている。

●と偉そうに言ってるが、ぼくの革新なんて、所詮ちっちゃいことなんです。はい。

2011年6月16日木曜日

集団

石原伸晃が「反原発は集団ヒステリー」と発言した。

オヤジさんの方ならいざしらず、
少しはマシかと思ってた息子がこんなだとは、、、

馬鹿にもほどがある。

百歩譲って、
イタリア人やドイツ人を集団ヒステリーだというなら、
日本人は集団不感症だ。

まぁ日本人は昔からそうだったかもしれない。

原発2発も落とされて、
あくる日からは「ギブミーチョコ」と言える国民性だから。。。

自国には直接影響がない福島原発事故で、
彼らがこれほど具体的に反応しているのに、
なぜ当の日本人はこれほど無反応なのか。

震災の時の日本人の対応が、
沈着冷静だと他国の称賛の的になったが、
それすら集団不感症ゆえではないかしらんと疑いたくなる。

原発事故以来とみに思うのは、
科学で見える世界は、
あくまで世界の一断面にすぎないということだ。

別の言い方をすれば、
科学という刃物は、
滅法よく切れるので軽んじてはいけないが、
同時に、
それで切り取れるのはひとつの断面であり、
世界のすべてではないということ。

水をH2Oだと理解することと、
真夏に冷えた水をゴクリとやる、
その体感とは全く別なのは当然だけど、
それと同じぐらい、
科学で切り取る世界の断面は、
無数にある世界の諸相のたった一つの姿に過ぎない。

科学は全然万能ではない。
科学が描く未来だけが未来ではない。

だから、
これからも科学が切り取る世界の断面は、
どんどん鮮明になるだろうけれど、
そうではない世界のありように、
もっと意識的になる必要がある。

しっかし、
石原発言が思いのほか批判にさらされず、
当人も謝った形跡がないのはどういうこと?

まぁぼくにしたって、
ここでほざいているしかないのであるが、、、

ただ、
この国を牛耳る人たちは今、
脱原発の波が日本に波及するのを、
最も恐れていて、
それが菅下ろしなどにリンクしていると感じるのは、
下衆の勘ぐりだろうか?

●エアコンはやはり買い替えに。金曜日の午後設置されるそうだ。

2011年6月15日水曜日

連鎖

冷蔵庫が故障して買い替えたと思ったら、
次はエアコンが駄目そうだ。

しかも、
マイルームの。

ぎゃ。

今日の昼ごろ、
どうも暑いなぁと思って目覚めたら、
エアコンが止まっていて、
何度運転を再開しても、
すぐに止まってしまう。

これからまさに暑くなろうかというタイミングで、
これはマズイ。

今の時期ならまだ、
窓を開けていれば風は心地よいのだけど、
なにぶん家の前は阪急電車が走っており、
昼まで寝るぼくには辛い。

考えただけで汗が出てくる。

一刻の猶予もない。

冷蔵庫の時は全く他人事だったけど、
これはぼくにとって死活問題だ。

しかしまぁ、
阪神大震災後で壊れた家を建て替え、
その時にそろえた家電が次々故障する、
「魔の連鎖反応」に入ったのだろうか。

節電、
節電とうるさいこの夏。

マスコミでは様々な方法を紹介しているけど、
わが家は省エネ家電に買い替えることで、
15%はあっさりクリアしそうである。

2011年6月14日火曜日

野球

週間ベースボールという雑誌で、
変化球特集をやっていて、
読んでいたらめちゃ面白い。

カーブ、
シンカー、
フォーク、、、etc

様々ある変化球はどれも、
基本的な球の「握り」があるのだけど、
プロの投手はほとんど誰一人として、
基本的な握りはしていない。

同じカーブでも、
「こんなに違うのか」と驚くほど違う。

投手の手の大きさや指の長さ、
腕の長さや体のしなやかさなど、
それぞれの投手が基本を元にして、
自分なりに創意工夫している。

だから、
たとえばダルビッシュの握り方を真似しても、
決して同じような変化球にはならないわけだ。

これは、
身体に関わる技を会得する、
すべてのことに当てはまるように思え、
とても興味深い。

基本はあっても、
体得するには個々人の個性に合わせた工夫が必要なのだ。

これはすなわち教える側の限界でもある。

結果として投げた球の良し悪しは判断できても、
生徒がどのようにすれば良くなるのかは、
ダイレクトに教えることはできない。

自分の経験を語ったとしても、
それはあくまでその人の個性にあったやり方であって、
生徒が真似しても上手くいく保証は全くない。

恐らく駄目な確率の方がずっと高いだろう。

であるからして、
各投手とも、
雑誌に堂々と球の握りを公開しているのであり、
「握りだけ真似たって、絶対に投げられないよ」と、
だれもが思っているのである。

うーん、
サッカーも深いけど、
野球も深いぞ~

●業務連絡。平日に休むなぁ~って、お互い様か(笑)

2011年6月13日月曜日

指揮

何気にBSプレミアムをつけたら、
先日ベルリンフィルを指揮した佐渡裕氏のドキュメントが始まった。

これが面白かった。

ベルリンフィルといえば、
世界最高のオーケストラのひとつであることぐらいは、
ぼくでも知っている。

そこで客演指揮者として招かれたのだが、
ベルリンフィルともなれば、
指揮者とはいえ、
オケとの力関係は下手をすれば逆転するのである。

3時間×2回のリハーサルがあって、
特に最初の10分は「ファーストコンタクト」といって、
ここで指揮者とオケの「相性」は決まってしまうらしい。

指揮者がこの10分で自分のやりたい音楽観を示し、
それにオケが納得しなければ、
オケは指揮者なんか無視して勝手に、
といっても必要十分な名演をしちゃうんだそうだ。

実力が超一流なだけに、
プライドも超一流なのだ。

ある有名指揮者でも「ライオンの檻に入れられたみたいだ」と嘆いたとか。

この演奏家集団を束ね、
限界ポテンシャルを引き出し、
自分の目指す演奏を実現する難しさ。

そんな中で佐渡氏は、
高圧的になるわけでも、
へりくだるわけでもなく、
ただいつもの自分のやり方でリハを進めていく。

佐渡氏は次のようなことを言っていた。

人間は誰しも命令されたいとは思っていない。
実際は指揮者はオケに命令をするのだが、
楽団員がそれを命令と受け取られないようにすることが大事だ。
音楽家はだれでもいい演奏をしたいに決まっている。
自分のより所はそこだけだ。

佐渡氏って、
まぁいわゆる洗練された胡蝶ランというよりは、
情熱あふれる雑草というイメージがあって、
番組も、
この雑草が、
世界一のオケにどう立ち向かうかというような視点で作られていた。

結果的には、
佐渡氏の情熱に打たれ、
ベルリンフィルのメンバーも、
しゃーないなぁ、
そんなに汗かいて、
いっちょ協力したろかって感じだったようだ。

震災の後だったってことも大きかったと思う。

それから面白かったのは、
佐渡氏が指揮をする上で一番影響を受けたのが、
何と桂枝雀。

客を笑わせるためなら何でもやる。
座布団に足の小指が乗っかってる範囲でなら、
どんな仕草でもする。

そんなところに共感するそうだ。

ちなみに、
佐渡氏がヘッドホンで何かを聞いている時は、
十中八九落語なんだって(笑)

掘り出し物のドキュメントでした。

●もうひとつ「あなたの寿命は延ばせる」っていうNスペを母と興味津津見た。ある遺伝子がオンになれば長生きできるそうだが、その方法は「カロリー制限」だって。笑った。それだけで長生きできるわけがないじゃないか●業務連絡。月曜日に元町に参上いたします。

2011年6月12日日曜日

節電

関西電力の15%節電問題で考えた。

エアコンの設定温度を1度下げるとか、
LED電球に交換するとか、
様々方法はあろう。

でも一番手っ取り早い節電方法は、
やっぱり電気料金の値上げだと思う。

夏場だけ2倍に上げて、
その半分は震災復興の財源にするという案を、
ぼくは提案したい。

そうすれば、
企業でも個人でも、
いやでも節電を心がけるはずだ。

それが暴論だというのなら、
せめて電力供給がひっ迫するという、
午後の一定時間だけ値上げする。

そんなことが可能なのかどうか知らないけど、
深夜割引があるのだから、
使用の時間帯を把握することはできるのだろう。

それから。

依然として原発推進派の人。

様々な意見があるのは全く良いことだと思うが、
高齢者の人には「推進」も「反対」も言って欲しくない。

悪いけど、
その人たちにとっての未来はイコール「死後」だ。

原発反対にせよ賛成にせよ、
この問題に結論を出すのは、
せいぜい50歳代以下に限るべきだ。

30年後ぐらいの日本の中心を占め、
なおかつ今現在それなりの判断ができる、
18歳から59歳ぐらいの人だけで、
投票をしてみてはいかがだろう。

70歳を優に超えた政治家や企業人らが、
コソコソ画策しているのは、
無責任極まりない。

そういう意味では、
62歳の村上春樹にも、
原発について云々意見を述べる資格は、
あんまりないと思うのである。

自分はすでに十分原発の恩恵に預かったのだ。

その反省だけ、
したければすればいい。

2011年6月11日土曜日

確認

久々の村上春樹である。

カタルーニャ国際賞の授賞式で、
反原発講演をしたというのだ。

日テレNEWS24から引用する。

村上さん「この福島第一原発事故は、日本人が体験する2度目の大きな核の被害です。しかし、今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。どうしてこんなことになったのでしょう。答えは簡単です。効率です。我々日本人は、核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった。我々は技術力を結集し、持てる英知を結集し、社会資本をつぎ込み、原子力発電に代わるエネルギー開発を国家レベルで追求すべきだった。損なわれた倫理や規範の再生は、我々の全員の仕事になります。皆で力を合わせて、その作業を進めなくてはなりません」

春樹の書いたものはいろいろ読んでいるけど、
原発に触れたものは目にした事はない。

まぁいいんだけど、
海外での何とか賞のスピーチだけじゃなくて、
日本でも言ったり書いたりして欲しいもんだ。

震災3カ月。

被災地とその他の温度差は広がっているように思える。

関西電力の15%節電については、
反原発論へのけん制だとは思うが、
震災を忘れぬいいきっかけになると、
前向きにとらえたい。

ちなみに、
わが家は深夜電力を有効活用しています。

って、
いつもか。

あらためて確認しておきたい。

1:原発新設や建て替えは駄目。

2:既存原発が廃炉になるまでに代替電力システムを構築する。

これはぼくらの世代の義務だ。

ちなみに日本で初めて原子力発電が行われたのは1963年。

ヒロシマ、
ナガサキからわずか18年後のことである。

かくも人は忘れやすいものなのである。

●AKBのことを書いておきながら、すかっり忘れていた。B'zのニューシングル{D'ont Wanna Lie」は、初登場1位だったそうで、連続記録は途切れなかった。オリコンによると、新作は前作の13万枚を大きく上回って、1週目16.9万枚売れたらしい。AKBに負けてはならぬと、ファンが頑張ったということか●業務連絡。今週はついに元町も住吉も行けない~(泣)。

2011年6月10日金曜日

選挙

「総選挙」といえば、
今やAKBだ。

マスコミの扱いを見ていると、
もはや単なるアイドル人気を通り越して、
「社会現象」と化した感がある。

単なる人気投票を「総選挙」と名付け、
いやいや、
そもそも「会いに行けるアイドル」というコンセプトで、
AKBをここまで育てた秋元康恐るべし。

オジサン世代から見れば、
平成の「おニャン子クラブ」にしか見えないのだが、
こうなってしまっては、
代表的メンバーの名前と顔ぐらいは一致させないと。

いや別にさせなくてもいいのだが。

とにかく、
今回の総選挙では前田敦子さんが、
1位を奪還したのだそうだ。

まぁ、
彼女はかろうじて知っているけど、
2位大島裕子さん、
3位柏木由紀さん、、、

全然わかりません。

そもそも、
前田敦子さんが、
なんでそんなに人気なのかが、
全然わかりません。

大所帯のグループを作り、
メンバーが新陳代謝していくシステムは、
モーニング娘。と同じものだけど、
AKBはそれをさらに深化拡大させている。

それはわかります。

でも考えてみれば、
要するに宝塚歌劇じゃん。

つまりシステムそのものは、
ちっとも新しくはないのである。

民主党も(何なら自民党もまとめて)いっそ、
秋元氏にプロデュースしてもらったらいかがかね。

●モー娘。は現在でもあるけれど、その経過からすれば、AKBも今が盛りのような気もするのだが。。。

2011年6月9日木曜日

猶予

「最高の人生の見つけ方」(ロブ・ライナー監督)をDVDで。

ジャック・ニコルソンと、
モーガン・フリーマンの共演。

どんなストーリーでも、
どんな監督でも、
面白くならないわけがない。

大金持ちだがさびしい男と、
地味な自動車修理工だが家族に愛される男。

二人が末期がんで同じ病室になったことから、
友情が芽生え、
大金持ちの自家用ジェットで世界中を旅しながら、
やりたかったことを片っ端から実現させていくという、
夢のようなストーリー。

ガンになった立花隆が前に、
「現代医学でガンは治せないけれど、ガンで死ぬというのは、その他多くの死に方よりずっといい」みたいなことを言ってたっけ。

実際に死ぬまでに猶予があり、
しかも薬の力で、
ある程度は元気に過ごせるからだとか。

そういわれてみれば、
なるほどそうかもしれない。

とするならば、
もし金があるなら、
この映画の二人のように、
思いっきり羽目をはずしてみたくなるかもしれないな。

あの世に金は持っていけないしね。

でも映画では結局二人とも、
最期は家族の元に帰っていく。

世界中を回って、
ようやくそこが最上の場所だと見つけるのだ。

ぼくの親父もガンで死んだけど、
最期まで病気と付き合いながら、
孫のスポーツの試合を見ることを最上の楽しみにしてたっけ。

金があれば、
いったい何がしたかっただろう?

いや、
たぶん親父は最初っから、
家族の元が最高の人生だと、
知っていたのだと思う。

そういう賢い人だった。

戒名を浄賢という。

●ネタばれしちゃったけど、見て損はない作品●ちなみにぼくの戒名は浄愚がふさわしい(笑)

2011年6月8日水曜日

承知

泊まり明けで帰宅するとき、
確かに体は疲れているのだが、
今日は陽気のせいもあって気分はハイで、
久々にガリガリ君を買って食べた。

その勢いというわけでもないが、
梅田のユニクロに寄ってみた。

そう。

あのバッグがあるか確かめに。

結構大きい店なので、
きっとあるに違いないと思ったのに、
残念ながら見当たらず。

代わりに、
クロップドのチノパンと、
野球帽を買った。

野球帽は店でタグをはずしてもらい、
そのままかぶって帰宅した。

すると目ざとく見つけた母が、
こんな感想をくれた。

「畑仕事するおっさんみたいやな」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

絶句。

そう言われればそんな気もする。

辛らつではあるが、
的確でもある。

でもそれでいいんだよ。

別に普段どんな格好をしようが、
それで他人にどう思われようが、
全くどーでもいい。

自分のしたいことだけして、
できるだけ他人に迷惑をかけず、
こっそり人ごみに紛れていたい。

本当にそう思うのだが、
なぜか逆に世間から浮いて目立っている、
そんな自分であることも、
薄々知っている。

本当は、
十人並みの格好や暮らしをしているのが、
一番目立たない方法なんだろうけど、、、

できないんだなぁ、
これが。

2011年6月7日火曜日

離脱

仕事が自分の手を離れ、
もう修正がきかなくなった瞬間、
すばらしいアイデアが閃く。

よくあることだ。

時には、
会社にいる時は会心の出来と思いながら、
帰宅してニヤニヤ風呂に入っている時フイに、
もあべたーな発想が沸いてくることもある。

全く異次元の着想を他人から教えられるなら、
自分の至らなさを恥じることですむけど、
ほかならぬ自分の頭に隠されていたこういう場合は、
不愉快極まりない。

まさに「後悔先に立たず」である。

渦中にありながら客観的になるのは実に難しい。

というか、
そりゃ幽体離脱でもしない限り無理な話だ。

幽体離脱といえば、
人間死ぬ瞬間に自分の人生が走馬灯のようによみがえるなんていうのも、
自分の脳によるリミッターが外れるからではないか。

一方で、
極端に集中が増している状態、
大げさにいえば「ゾーン」に入っている時にも、
あとから考えれば信じられないほど頭が回転しているときもある。

自分が自分でないような、
擬似幽体離脱みたいな感じ。

卑近な例では、
このブログにしたって、
どーしても書き進められない時もあれば、
一気呵成に終わってしまうこともある。

たとえば電車の中では読書が進む、
みたいに、
どうしたら擬似幽体離脱できるのか、
あれこれあれこれ考え、
その1つの実践として、
仕事を始めるまでのルーティンワークをぼくなりに決めているのだけど、
それだけではどうにも足りないのだ。

いつでも擬似幽体離脱できるように。

そんなこと考えているうちに、
本当に幽体離脱するときが来てしまうような、、、

そこまでいかなくても、
会社を辞めた瞬間、
すごいアイデアがわいてきたら、
すっごい腹立つだろうなぁ。

2011年6月6日月曜日

眼力

出勤前、
いつものドトールに寄って、
奥の長椅子席に座ると、
左隣にトートバッグが。

その席には、
たぶん50歳代と思われる、
いかにもサラリーマンではなさそうな「チョイ悪」風な男性と、
連れの女性が向かい合わせに座っていて、
どうやらトートは男の持ち物らしい。

一瞬で気に入った。

こういう物を見抜く眼力には自信がある。

サイズといい質感といい、
最近探している出勤用のバッグにピッタリだ。

一体どこのブランドだろう。

気になって仕方がない。

とはいえ、
バッグの方には女性が座っており、
しかもその女性は生足を組んでいる。

まじまじと見るわけにもいかず、
仕方なく写真に撮った。
















念のため断わっておきますが、
あくまで主眼はバッグですから。

しかしながら、
撮った写真を拡大してみても、
どこにもブランド名は記されていない。

こりゃ直接尋ねるしかないか。

そう思ったのだが、
二人は熱心に話しこんでおり、
割って入れる雰囲気でもない。

そうこうしている間に、
会社に行かなきゃならない時間になった。

あきらめて席を立ったちょうどその時、
女性がトイレのため中座した。

これぞ天の助け。

やっぱりこのバッグとは縁があるんだ。

意を決したぼくは男性に尋ねた。

「すごくカッコいいバッグですけど、何ていうブランドですか」

男性は突然の質問に一瞬戸惑った風だったが、
落ち着いた口調で丁寧に教えてくれた。







「あぁ、これユニクロですよ」






自分の眼力を恥じるべきか、
ユニクロのデザイン力を褒めるべきか。

いずれにせよ教訓は、
カッコいい人が持てば何でもカッコいい、
ということだ。

●聞くは一時の恥とは言うけれど、、、まぁネタにはなったからよしとしよう。

2011年6月5日日曜日

語感

「語感トレーニング」(中村明著、岩波新書)が、
なかなか面白い。

日ごろ何気なく使っている日本語だが、
実は驚くほど微妙に使い分けていることを、
痛感させられる。

「はじめに」から少し引用してみよう。

正確なことばというのは、単に誤りを含んでいないというだけでは不十分だ。「休憩」か「休息」かと迷ったとき、両方をやめて「休み」という語で間に合わせれば、そんな微妙な意味の違いに悩まずにすむ。「休み」には「休憩」も「休息」も含まれるから、たしかに間違いではないし、そういう把握が適切な場合もある。が、「休み」は、その「休憩」と「休息」だけではなく、「休暇」「休日」「休業」から「欠席」「欠勤」「欠場」までを含む広い意味のことばだ。そういう区別をせずに単に「休み」とするほうが適切な場合もあるが、それは、松も欅も楓も桜も白樺も無差別に「木」で片づけ、小腸と大腸どころか胃も肝臓も膵臓も区別せずに「消化器」で間に合わせるような、そんな粗っぽさで現実を切り取ったことになる。

そういえば最近、
会社の勤務表示が変わって、
従来の「明け」と「休み」がすべて「休み」に統一されてしまったのだが、
この引用に照らせば実に粗っぽい所業であることになる。

だって、
実感として「明け」と「休み」は全然違うんだもの。

愚痴はさておき、
引用を続ける。

「教員」「教師」「教官」「教授」「教諭」「先生」「師匠」はどれも、ものを教える立場の人をさすが、それぞえの語のさす対象や範囲にはずれがある。

すべてを「先生」に統一すれば、
それは合理的かもしれないが、
いちいち別の呼称があるのにはれっきとした理由があるのであり、
そこを無視して合理化するのは、
極端にいえば人間性を無視した行為だ。

このブログの読者のみなさまも、
日によって話題の違いもさることながら、
文体やちょっとした単語の選択によって、
「こいつ機嫌いいな」とか、
「ちょっと疲れてんのかな」とか、
微妙に感じとっていただけているのではないかと思う。

前にも書いたと思うけど、
人間の語感センサーは実に精妙で、
謝る人が「どうもすいまん」って言ったら、
ふざけているのかってなる、
その感性は日本語のネイティブならではのものだ。

だから本当は、
このブログも細心の注意を払わねばならないんだけど、
「すいまん」的間違いを多々犯していると思う。

そんなことを自戒させられる一冊だ。

●さて今日の気分はどー映りましたでしょうか?●何と、昨日の分の公開を忘れてました。今日のを読んでくれた方は、よろしければ昨日の分も併せてどうぞ。

手間

最近はamazonで買った品物で、
商品とともに店主のメッセージカードが入っていることが、
2回連続した。

通販という無機質な買い物とはいえ、
手書きのそのひと手間が嬉しくなる。

近頃、
手書きは貴重だ。
たとえ紋切り型であったとしても、
たとえ年賀状のあて名だけでも、
手書きされているという事実だけで、
伝わる何かは確かにある。

本質は細部に宿るというか、
最後のひと手間に宿る。

今日町を歩いていたら、
シャッターにこんな張り紙が。














よくある休業の案内ではあるが、
「大切なお客様」というところに、
店主の無念さがにじむ。

だからわざわざ写真を撮ったし、
頑張って早く店を再開して欲しいとも思った。

ところで、
森久って何の店だ?

鳩山君は「メド」なんて言葉で納得して、
「6月末で退陣する」と明記させるひと手間をかけなかったから、
とんだ赤っ恥をかくはめになる。

しかしなんで鳩山君はそんなに菅を辞めさせたいのか。
「脱原発」と宣言されるのが怖いのかもしれないな。

●遅まきながら「THE LAST MESSAGE 海猿」(羽住栄一郎監督)をDVDで。良い意味で想像以上でも以下でもなかった。

2011年6月3日金曜日

茶番

菅がアカンのは分かってる。

でも震災から3カ月もたたぬ今、
内閣不信任案を出す自公や、
それに同調しかけた民主の馬鹿代議士諸君に告ぐ。

政局にうつつを抜かしているヒマなど、
今の日本にあるのか。

谷垣が首相になったからって、
復興がテキパキ進むんか。

飯舘村の村長がNHKニュースでこう言ってた。

「村の仕事をやっていたので、(内閣不信任案が)否決されたことは知りませんでしたし、そもそも興味がありません。村民が苦しんでいるときに、政局の混乱のせいで右往左往したくない。とにかく国として約束したことは、しっかりやってもらいたい。それだけです」

これ以上の正論があるだろうか?

しかし、
いかに馬鹿代議士とはいえ、
これこそ世論があることを知らぬわけはない。

では一体何が馬鹿を茶番劇に走らせたのか。

うがった見方をすれば、
何だかんだ時間稼ぎして、
国民の関心を被災地や原発からそらして、
忘れさせたいのではあるまいか。

ほとぼりが冷めたころ、
こっそり処置しようと、、、

阪神大震災の時は、
もっと復興計画の立案や実行が早かった。

それは、
兵庫県が曲りなりにも大都市で、
いい意味で声もでかかったからだ。


それに比べ発信力が弱い地方都市は、
マスコミが取り上げなくなったら、
全国的には「存在しないも同然」なのだ。


結局、
東北はなめられているのだと思う。

そういう意味で、
沖縄の基地問題と全く同じ手法だ。

そんな手口に、
やすやすと乗ってたまるか(怒)

といいながら、
ぼくだって全く報じられなかったら、
気にはなっても次第に関心は薄れるだろう。

だからこの際、
民放はある時間帯、
被災地のローカル番組をそのまま放送してはどうか。

日本列島に今ある絶望を、
見過ごさないために。

とにかくだ。

なめられるな東北!

●ジョニー宜野湾ってミュージシャン、沖縄では超有名らしいが、こちらでは無名に等しい。そういうことだ●そういえば先日、福島原発のライブ中継が始まったらしい。遅いっちゅうねん●業務連絡。元町へは土曜日に参上します。

2011年6月2日木曜日

軍門

B’zが大ピンチらしい。

何でも、
44作連続でシングル初登場オリコン1位を続けている彼らの
新曲「D'ont Wanna Lie」が6月1日発売されたのだが、
この記録が途絶えそうなのだという。

対抗馬はAKB48。

先月25日に発売された彼女らの、
「Everyday、カチューシャ」って曲が、
5日間で何と125万枚も売れたんだって。

それだけですでに、
ミスチルの「名もなき詩」が持っていた、
初動記録を抜いたそうだ。

その勢いが続けば、
B’zを凌ぐ可能性が大なんだって。

泣く子も黙るAKBと言ってしまえばそれまでだが、
ちょと見逃せないのは、
「カチューシャ」が売れている理由だ。

そのCDには例の「総選挙」の投票券がついているそうで、
ファンは一人で何枚も買っているようなのだ。

オマケ目当てに菓子を買う子どもみたい。
総選挙は9日だといい、
勢いはそこまで続くと見られている。

曲がよくて敗れるならともかく、
こんな「商法」で20年以上かけて営々と築いてきた大記録に、
終止符が打たれるのは納得できない。

ノーコンピッチャーのデットボールで、
イチローの連続200安打が途切れたら、
誰だって怒るだろう。

と、
ここまで書いて、
とりあえず両方の曲をYouTubeで検索。

う~ん。

AKBはやっぱ勢いあるね。

125万枚ってのは、
投票券効果だけではなさそうだわ。

こりゃ、
B’zファン頑張ってとしか言いようがないけど、
それもちょっと違うような気が、、、

ま、
ここで途切れても、
44作連続1位の記録は不滅だと思う。

●以上、ネタ元はライブドアニュースでした。

2011年6月1日水曜日

悲喜

5月が終わるにあたり、
嬉しいことと悲しいことがある。

まずは嬉しい方から。

当ブログのひと月の閲覧回数が、
初めて1000回を超えた。

統計サービスが始まった去年の夏ごろは、
600回だったのが、
多少の増減はあれ、
ほぼ右肩上がりで増えて、
ついに大台に乗った。

一日あたり約30人の人が閲覧してくれているわけで、
よくもまぁこんな駄文にと、
感謝感激雨あられ状態である。

数を増やすことは目的ではないけれど、
やっぱり単純に嬉しいものだ。

でもまたその反対に、
たとえ元の0に戻っても、
同じように書き続けるだろう。

ちなみに、
閲覧してくれる人の住む国であるが、
日本がダントツなのは当然だとして、
2位がドイツで、
3位はイタリア。

ここまでは何となく察しがつくのであるが、
特筆すべきなのは、
4位のマレーシア。

5月は28回である。

ほぼ毎日一回のペースになっており、
同一人物だと推察するのだが、
一体どんな物好きな方であろうか(笑)。

いや、
失礼しました。

マレーシアといえば、
先日の東京カワイイTVで取りあげていた。

空前のつけまつげブームだとか。

何にせよ、
これからもよろしくお願いします。

さて、
悲しいことであるが、
それは、、、














期限切れになった、
天下一品の100円割引券。

こんなにあるならもらわなきゃいいのに、
くれるたびに受け取るもんだから、
気が付くとこんなに。

何十回分とあるぞ。

残念なので、
ゆうべも寄って、
チャーハン定食を頼んだよ(笑)

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...