「最高の人生の見つけ方」(ロブ・ライナー監督)をDVDで。
ジャック・ニコルソンと、
モーガン・フリーマンの共演。
どんなストーリーでも、
どんな監督でも、
面白くならないわけがない。
大金持ちだがさびしい男と、
地味な自動車修理工だが家族に愛される男。
二人が末期がんで同じ病室になったことから、
友情が芽生え、
大金持ちの自家用ジェットで世界中を旅しながら、
やりたかったことを片っ端から実現させていくという、
夢のようなストーリー。
ガンになった立花隆が前に、
「現代医学でガンは治せないけれど、ガンで死ぬというのは、その他多くの死に方よりずっといい」みたいなことを言ってたっけ。
実際に死ぬまでに猶予があり、
しかも薬の力で、
ある程度は元気に過ごせるからだとか。
そういわれてみれば、
なるほどそうかもしれない。
とするならば、
もし金があるなら、
この映画の二人のように、
思いっきり羽目をはずしてみたくなるかもしれないな。
あの世に金は持っていけないしね。
でも映画では結局二人とも、
最期は家族の元に帰っていく。
世界中を回って、
ようやくそこが最上の場所だと見つけるのだ。
ぼくの親父もガンで死んだけど、
最期まで病気と付き合いながら、
孫のスポーツの試合を見ることを最上の楽しみにしてたっけ。
金があれば、
いったい何がしたかっただろう?
いや、
たぶん親父は最初っから、
家族の元が最高の人生だと、
知っていたのだと思う。
そういう賢い人だった。
戒名を浄賢という。
●ネタばれしちゃったけど、見て損はない作品●ちなみにぼくの戒名は浄愚がふさわしい(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿