2011年6月26日日曜日

従順

元町に行こうと駅に自転車を走らせていたら、
見慣れない場所に電車が停まってる。

悪い予感がしたら案の定人身事故だとか。

快速と新快速の運転を見合わせているという。

仕方ないので各停で元町まで。

でもギリギリセーフで間に合った。

でもそれは序の口だった。

元町から大阪へ向かおうと、
元町駅のホームに上がると、
乗る予定の快速が7分遅れと表示。

ま、
7分ならいいかと、
待って乗ったのだが、
快速のくせにちっとも快速らしくなく、
結局大阪まで1時間もかかった。

しかも立ったままで。

大阪駅に近くなって、
何度も信号待ちで止まり、
動き出してはまた止まり。

まるで亀。

その頃になってようやく、
新快速がどんどん快速を抜かしていくのに気づく。

しまった、
こんなことなら三宮で新快速に乗り換えるべきだった!

でも、
そんなのは後の祭り。

臨機応変な対応ができなかったぼくは、
津波に飲まれて死ぬタイプだな。

などと思いながら、
しかしなんだな、
乗客のおとなしいこと。

休日のせいもあるだろうけど、
遅々として進まず、
新快速にどんどん抜かれる車内で、
乗客のみなさんは穏やかに談笑している。

関西人ってこんなだったっけ?

いやこれはきっと、
震災のせいだ。

あの時、
日本人の落ち着いた行動が外国から賛美され、
ぼくらは何事があっても取り乱さないというレッテルを貼られ、
ぼくら自身もそういう国民性なんだと思い込んだのだ。

もしそうだとしたら、
外から見られている印象に、
自分を合わせるってことで、
決して精神的に健康とはいえないようにも思う。

あえていえば、
日本人の国民性は冷静というよりは、
むしろ単なる従順なだけのように思う。

日本人は国に対して。

日本国はアメリカに対して。

ぼくらはちゃんと「ノー」って言えるか?

まるでどこかの都知事みたいだけど(笑)

●ペンギン様。久しぶりにお会いできて楽しゅうございました。またよろしくお願いしますよ●今日は新たなパターンでこれを書いている。それについては、またいずれ。

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