2011年6月7日火曜日

離脱

仕事が自分の手を離れ、
もう修正がきかなくなった瞬間、
すばらしいアイデアが閃く。

よくあることだ。

時には、
会社にいる時は会心の出来と思いながら、
帰宅してニヤニヤ風呂に入っている時フイに、
もあべたーな発想が沸いてくることもある。

全く異次元の着想を他人から教えられるなら、
自分の至らなさを恥じることですむけど、
ほかならぬ自分の頭に隠されていたこういう場合は、
不愉快極まりない。

まさに「後悔先に立たず」である。

渦中にありながら客観的になるのは実に難しい。

というか、
そりゃ幽体離脱でもしない限り無理な話だ。

幽体離脱といえば、
人間死ぬ瞬間に自分の人生が走馬灯のようによみがえるなんていうのも、
自分の脳によるリミッターが外れるからではないか。

一方で、
極端に集中が増している状態、
大げさにいえば「ゾーン」に入っている時にも、
あとから考えれば信じられないほど頭が回転しているときもある。

自分が自分でないような、
擬似幽体離脱みたいな感じ。

卑近な例では、
このブログにしたって、
どーしても書き進められない時もあれば、
一気呵成に終わってしまうこともある。

たとえば電車の中では読書が進む、
みたいに、
どうしたら擬似幽体離脱できるのか、
あれこれあれこれ考え、
その1つの実践として、
仕事を始めるまでのルーティンワークをぼくなりに決めているのだけど、
それだけではどうにも足りないのだ。

いつでも擬似幽体離脱できるように。

そんなこと考えているうちに、
本当に幽体離脱するときが来てしまうような、、、

そこまでいかなくても、
会社を辞めた瞬間、
すごいアイデアがわいてきたら、
すっごい腹立つだろうなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...