2011年6月16日木曜日

集団

石原伸晃が「反原発は集団ヒステリー」と発言した。

オヤジさんの方ならいざしらず、
少しはマシかと思ってた息子がこんなだとは、、、

馬鹿にもほどがある。

百歩譲って、
イタリア人やドイツ人を集団ヒステリーだというなら、
日本人は集団不感症だ。

まぁ日本人は昔からそうだったかもしれない。

原発2発も落とされて、
あくる日からは「ギブミーチョコ」と言える国民性だから。。。

自国には直接影響がない福島原発事故で、
彼らがこれほど具体的に反応しているのに、
なぜ当の日本人はこれほど無反応なのか。

震災の時の日本人の対応が、
沈着冷静だと他国の称賛の的になったが、
それすら集団不感症ゆえではないかしらんと疑いたくなる。

原発事故以来とみに思うのは、
科学で見える世界は、
あくまで世界の一断面にすぎないということだ。

別の言い方をすれば、
科学という刃物は、
滅法よく切れるので軽んじてはいけないが、
同時に、
それで切り取れるのはひとつの断面であり、
世界のすべてではないということ。

水をH2Oだと理解することと、
真夏に冷えた水をゴクリとやる、
その体感とは全く別なのは当然だけど、
それと同じぐらい、
科学で切り取る世界の断面は、
無数にある世界の諸相のたった一つの姿に過ぎない。

科学は全然万能ではない。
科学が描く未来だけが未来ではない。

だから、
これからも科学が切り取る世界の断面は、
どんどん鮮明になるだろうけれど、
そうではない世界のありように、
もっと意識的になる必要がある。

しっかし、
石原発言が思いのほか批判にさらされず、
当人も謝った形跡がないのはどういうこと?

まぁぼくにしたって、
ここでほざいているしかないのであるが、、、

ただ、
この国を牛耳る人たちは今、
脱原発の波が日本に波及するのを、
最も恐れていて、
それが菅下ろしなどにリンクしていると感じるのは、
下衆の勘ぐりだろうか?

●エアコンはやはり買い替えに。金曜日の午後設置されるそうだ。

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