2011年8月30日火曜日

失格

昨日は、
落とし穴事故のことで一杯だったけど、
もうひとつ、
驚くべき事件があった。

世界陸上男子100メートルの決勝で、
超人ボルトがまさかのフライング失格。

予選や準決勝の走りを見ていて、
相変わらず別次元だと思っていたので、
これには驚いた。

何でスタートにこだわる必要があるの?

他の誰よりも遅く走り始めたって、
余裕で1位になれただろうに。

彼を見ているといつも、
「人間の進化」について考えさせられる。

こと「走る」ということに関して、
彼は原生人類とは明らかに異なる進化を遂げた、
新人類なのではないかと。

そんなことを書くのも、
今読んでいる「ジェノサイド」(高野和明著、角川書店)と、
どこか話がかぶるからだ。

まだ途中なのだけど、
人間の進化は「突然」起きるという話。

こと「走る」ことに関して、
ボルトは人類の進化を体現しているに違いない。

でも、
その彼にしても、
プレッシャーに負けてフライングしちゃんだから、
心の進化のほうは、
まだまだなのかもしれない。

「伝説になりたい」

ボルトは大会前、
そう言っていた。

もう十分伝説だし、
フライングもまた、
新たな伝説になる。

彼は存在そのものが、
すでに伝説なのだ。

●野田首相誕生へ。ふーんって感じ。



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