2012年2月29日水曜日

現場

泊まり明け。

いつものように大阪駅のBOOKSTUDIOで立ち読み。

人材育成とか自己啓発とか本をパラパラと。

最近若手を成長させることに、
少し楽しみを覚えてきたので、
何かヒントはないかとの思いからだ。

先日も書いたのだけど、
諸般事情で管理職の道がないぼくにとっては、
現場にとどまり、
若手と同じように仕事しながら彼らを教えることが多い。

ならばその立場を逆手にとって、
教えながら自分も学ぼうというのが、
最近のぼくのスタンスだ。

帰宅して、
昨日のプロフェッショナルをビデオで見る。

飛騨高山のパン職人だった。

19日放送の情熱大陸は三田市の菓子職人だったなぁ。

いずれの職人もぼくと同年代で、
新入りを指導する場面がどちらも出てくるのだけど、
その時の言葉にいちいち納得する。

たかがパン、
たかが菓子なんだけど、
妥協せずに突き詰めれば、
見えてくる世界は似ているのかなぁって思った。

職人の世界っていいな。

職人の世界に管理職はいらない。

二人の職人は、
もちろん経営者の視点も持っているけど、
常に現場から離れないところがいい。

現場に立ち、
現場で教え教わるのが職人の世界だ。

若手に教える上で肝心なのは、
「見えないものが見えるようになる喜びを味あわせる」ということだろう。

でも一朝一夕では無理なんだよ。

ぼく自身、
何年たっても何にも見えなかったし、
今でもどこまで見えているか心もとない。

もちろん若手君よりは見えている自負はある。

じゃなきゃ教えるなんてことできない。

自分も常に進歩しながら、
「私の背中を見なさい」なんて、
沢みたいに言えるようでいたいと思う。

●いやぁ昨日今日と、文章が支離滅裂じゃな。

2012年2月28日火曜日

悲観

原爆を二発も落とされたのに、
敗戦が決まるやいなや、
アメリカ化をまい進したこと。

原爆を二発も落とされたのに、
原子力の平和利用の名のもと、
原発をどんどん建てたこと。

そして、
人類史上最悪の原発事故が起きながら、
1年もたってないのに、
テレビは女性芸人と謎の霊能師ネタで、
大騒ぎしていること。

日本人のこのあきれるほどの能天気さと、
宗教観の希薄さとは、
なにか共通点があるのだろうか?

前に、
日本人は尊厳高いのでもなく、
忍耐力が強いのでもなく、
たんに従順なだけだと書いたことがある。

日本の常識イコール世界の非常識とか、
ジャパンアズオンリーとか、
ガラパゴス化とか。

そうした自らを卑下すると同時に、
いささかの「特殊」感を込めた言い様は、
単に、
自分の頭で考えず、
誰かが決めたことに従順であることの、
言いつくろいではないのか。

この従順さがこの国の無宗教性とつながりがあるのだとすれば、
将来ふたたびこの国が戦争をしないなどと、
だれが自信を持っていえるだろう。

昨日まで味方であったはずの自衛隊が、
国民に銃を向ける日がこないなどと、
だれが断言できるだろう。

日本はもう絶対に戦争なんてしないよな。

ぼくもそう思っていた。

東日本大震災が起きるまでは。

あれだ。

あれがすべての価値観を変えた。

絶対なんて、
だれにも言えない。

言ってる偉い人はみんな嘘つきだ。

それぐらいの気構えでないと、
これから日本を襲うであろう激流に、
いともたやすく流されてしまうだろう。。。

2012年2月27日月曜日

天国

ボリビアのウユニ塩湖の写真を、
ネットでたまたま見て、
あまりの美しさにうっとり。















写っている人、
ぼくじゃありませんよ、
念のため。

ここは最近、
テレビなんかでもたまに紹介されるようになっているので、
知っている人も多いだろうけど、
標高3700メートルの広大な塩の地盤の上に、
うっすらと水がたまっている。

だから鏡のようになってるんだな。

いやぁ、
ここ行ってみたいな。

でも、
こんな天国みたいな景色を見たら、
そのあとには地獄が待っていそうな、、、

いやね、
昔そういうことがあったもんでね。

犬にかまれて犬嫌いになる人がいるけれど、
あれ、
嫌いっていうより、
条件反射に近いんじゃないだろうか。

それと同じ。

天国のような景色を見ると、
いいなぁ、
行ってみてたいなぁって思うと同時に、
「あの時」の記憶がフラッシュバックして、
思わず手をひっこめてしまう。

こういうのを臆病といいます。

だからいつか行くなら天国系はやめて、
やっぱインドとかマチュピチュとか、
そっち系がいいかな(笑)

うん、
いつか必ずインドには行くと思う。

その時までは、
とりあえず生きとかなきゃね。

2012年2月26日日曜日

一変

テレビっ子のぼくとして、
最近のイチオシはEテレ「アンジェラアキのSONGBOOK」。

英語詞の歌の訳を、
大学生らとともに作っていくという、
なかなか面白い趣向で、
ぼくは確か2回目から録画で見ている。















ジャニス・イアンのウィル・ユー・ダンス?

よく知っている曲なんだけど、
歌詞のことなんて考えたことなかった。

曲調とか題名から、
なんかロマンチックな内容だと勝手に想像していたけど、
実はこんなにシリアスだったとは、、、

曲のイメージが一変した。

勉強不足&英語力のなさを暴露しているようで、
こっぱずかしいのだけど、、、

まぁ、
それはこの番組の面白さの一端であって、
本当の醍醐味は、
この歌詞の趣旨をくみながら、
日本語の歌詞を考えるという部分だ。

あくまで歌詞であって、
翻訳ではない点がミソ。

メロディーあわせて日本語をあてはめるって、
かなりハードルが高い。

参加している学生たちはそれぞれ、
とっても個性あふれる詞を考えてくるのだけれど、
どうしても言葉数が多くなってしまう。

そこをアンジェラが非常に的確に補正して、
実際に歌ってみせる、
そのワークショップがお見事。

洋楽を歌う者として、
いや、
単なる洋楽好きであっても、
これはオススメしちゃうな。

●しっかし、アンジェラアキってホントNHK向きな人だよね。明朗快活、公明正大、インターナショナルーな感じが。

2012年2月25日土曜日

達観

「最後から二度目の恋」で、
中井貴一演ずる主人公の弟は、
再発すると死ぬ確率が高い脳腫瘍を抱えている。

再発するのかしないのか、
再発するとしてもいつなのか、
予測は出来ない。

若くして達観してる。

この状況は小泉今日子演ずるヒロインが言うように、
考えてみれば生きている人間だれにも当てはまる。

明日交通事故に合わない保証はどこにもないし、
通り魔に刺されるかもしれない。

言わずもがなだけど、
巨大地震はこれを書いている今起きても、
全然不思議じゃない。

起きなかったけど。

つまり人間は死ぬまで死と隣り合わせだ。

でも理屈ではそうわかっていても、
実際はそんなことばかり考えているわけではない。

ぼくなんか、
わりに考えている方だと思うけど。

ドラマで中井貴一は、
人生を達観しちゃってる弟に、
もうちょっと普通に生きて欲しいと、
つまり毎日「死」を考えるような生き方はやめて欲しいと願ってる。

全然話は飛ぶけれど、
探偵ナイトスクープで、
顧問のキダタローが56歳の男性を、
「まだまだ子ども」って言ってた。

御年81歳のなにわのモーツァルトからすれば、
56歳など確かに「はなたれ小僧」なのだろう。

さすればぼくなど、
キダタローからみれば、
幼稚園児ぐらいかな(笑)

またまた話は飛ぶが、
何でも鑑定団に出てた人が、
健康のためにウォーキングをしていて、
そのグループの合い言葉が「PPK」だとか。

何の略かわかるかな?

ピンピンコロリだって。

そういう死に方するために、
健康づくりに励むっていうのも、
ちょっとどうかなぁなんて思った。

他人に迷惑かけずに死にたいって気持ちは、
それもまたひとつの達観ではあろう。

はなたれ小僧以下のぼくには、
どうもよくわからないけれど。

2012年2月24日金曜日

躊躇

通勤途中に「おっ」と思った場面を撮れるよう、
バッグにデジカメを忍ばせているのだが、
対象が人間の場合、
躊躇してしまうことがある。

でもこの二日間、
立て続けに頑張って撮ってみた。

















お分かりの通り、
電車の中。

優先座席の両端に、
あまりに対照的なカップルが座っていたので、
バッグから秘かにカメラを取り出し、
勘でパチリ。

そして、、、






















こちらはドトールの店内。

花魁の刺繍を背にまとった女性。

一体何ものなんでしょうか?

どちらも相手に気づかれぬよう、
こっそり撮ったから、
露出がおかしかったり、
ブレてたりする。

こういうのは盗撮というのだろうか?

もちろんぼくはそうは思っていないから、
こうして公開しているわけだが、、、

イマドキのことだから、
肖像権うんぬんあるし、
もしご不満の方がおられましたら、
ご一報ください。

ただちに削除します。

2012年2月23日木曜日

再開

大飯原発の運転再開について一言ふたこと。

福島原発事故以来ぼくは一貫して、
原発の新設はダメだけど、
既存のものの再開は止むを得ないと言ってきた。

それは、
国内54基の原発をただちに全部止めるのは、
電力需給の観点からあまりに非現実的に思えたからだ。

ところがどうだろう。

関西電力管内の原発はすべて止まっているが、
何とかなっているではないか。

少なくとも日常生活レベルでは何の不都合も感じない。

またしても関電にだまされた。

だれもがそう思うよな。

にもかかわらず関電は、
何かに取り憑かれたかのように、
大飯原発の運転再開を推し進める。

おかしいじゃないか。

考えてもみようよ。

あの人類史上に汚点を残したあの事故から、
まだ一年もたっていないのである。

事故は収束していると政府は言うが、
メルトダウンした炉心の状況すら把握できていない。
当然のことながら、
事故の詳細なメカニズムも明らかになっていない。

例えば、
スペースシャトルは二度の死亡事故を起こしたけど、
次の飛行までそれぞれ二年以上の歳月をかけ、
原因を徹底調査し再発防止策を講じた。

最低でもそれぐらいはかかるよな。

逆の見方をすれば、
それだけの時間をかけても事故は二度起きたのだ。

ストレステストをして、
IAEAもお墨付きをくれたというが、
原子力保安院も含め、
いうなれば「あっち側」の人たちだ。

第一ストレステストといっても、
すべて机上の計算だ。

たとえば巨大地震に見まわれたとき、
原発の内部を複雑にはい回る配管がどうなるか、
何分の一かの模型で耐震実験してみるといい。



さらにずっと気になってるのは、
原発に代わって運転している火力発電所が、
やたらと故障すること。

電力側は「だから原発が必要なんです」って言いたいのだろうけど、
ぼくから言わせれば、
火力でさえもまともに運転できないのに、
原発ならちゃんとできるわけがない、
ということになる。

世間の信頼を得るには、
そういうところから始めないとね。

つまり、
原発の安全性への信頼は、
ゼロに落ちたのですよ。

顔を洗って出直してこいってことだよ。


2012年2月22日水曜日

古本

ふとしたきっかけで、
本の整理を始めた。

まずは、
本を覆っている本屋のカバーを取り外すことから。

カバーがあると、
何の本だかさっぱりわからないからね。

それから、
読んだ本、
読みかけの本、
買ったものの全然手つかずの本に仕分け。

そして、
読んだ本のうち、
手元にはもういいって思える分をピックアップ。

それだけど約50冊ぐらいは減ったかな?。

そして、
読んだ本のうち、
特に印象に残っているものは机の目立つ所に、
それ以外は本棚に移動し、
読んでいない本は枕元のサイドボードに並べた。

総量はそんなに減ってないけど、
すべての本がタイトルをあらわにし、
分類されたから心がスッキリ。

机上の本を見ると、
大きく三つに分野がわかれる。

ひとつは音楽系。
二つ目は哲学系。

三つめは脳系(?)

まぁ大体ぼくの関心はここ数年、
このあたりにあったのだと一発でわかる。

さぁまだこれから、
読んだ本をもっと容赦なく仕分けして、
さらに50冊ぐらいは減らしたいな。

さらば古本!

少し悲しいけど、
コレクションしてても仕方がないし、
古本屋で活用してもらう方が、
本も喜ぶだろう。

それから、
読んでないやつも、
どんどん消化していこう。

これがまた、
かなりあるもんで、、、

冊数は言えませんが、、、

2012年2月21日火曜日

復帰

昨年末の紅白で、
絢香が久々に歌っているのを見て、
「あれっ」と思ったのだけど、
新曲「はじまりのうた」をDLして聞いてみて、
その違和感の正体が何となくわかったような気がした。

休養前と歌のうまさは変わっていない。

きっとずっと曲作りのかたわら、
歌のトレーニングも欠かしていなかったんだろう。

でも「はじまりのうた」全般から感じられたのは、
ある種の「充足感」のようなもの。

それは、
「辛いときあなたの存在がこんなに大切だと知った」
と歌う時にどうしても、
水嶋ヒロの顔が浮かぶというようなことではなくて、
病気の治療も順調で、
旦那さんともうまく行っている、
精神的落ち着きのようなものだ。

彼女が休養する前の歌は、
もっと「切羽詰まった」感があって、
それが魅力だったけど、
そこんとこが消えた、
あるいは薄れた気がする。

マイナーキーで、
ドラマチックに盛り上がる、
とてもいい作品だけど、
そこに以前ほど「鳥肌が立つ」って感じでないのは、
彼女が変わったのか、
ぼくが変わったのか?

幸せな人の歌は、
それはそれで気持ちがいいけれど、
歌手というのはどこか、
他人の痛みを引き受ける身代わりというか、
何がしかの欠落をかかえている存在であった方が、
ぼくは好きだな。

非常に乱暴に言えば、
幸せな人の歌は、
不幸な人の心に届きにくい。

上手いことと、
感動的であることは違うと、
あらためて思う次第。

断っておくけど、
ぼくは決して彼女に不幸せになって欲しいわけではないですよ。

でも満たされた彼女の今の歌では、
響かなくなった世界があるとも思う。

って単なるひがみでしょうけど(笑)

人は変わるし、
いつまでも過去の姿を求めても詮無いこと。

その分、
別の世界を響かせてくれるだろうし。

●第一、こんなに長々書いていること自体、彼女に魅力がある証拠でもある。

2012年2月20日月曜日

上達

後輩の1人に、
仕事の飲み込みがとっても早いのがいる。

うちの部署にきてまだ2年もたっていないのに、
大抵の仕事はこなすし、
多少詰まっても、
ヒントを与えてあげればスッとクリアする。

打てば響く。

一を聞いて十を知る。

そんな後輩は高校時代、
部活でファゴットを担当し、
大学では一転ラクロスをやっていたのだとか。

つまりこの後輩は、
未知の物事を学び取る術を身につけているのだ。

要領がいいっていうことではない。

対象は異なっても、
物事を学ぶプロセスというものは、
どこか共通するものがあるんだと思う。

そして何より、
そういう術を知っている人は、
未知の物事を恐れない。

これ重要な点ね。

時間はかかったとしても、
未知を習得した自信のなせる技だろう。

だからさ、
若い頃の習い事って、
その技術だけでなく、
そういう自信を覚えさせるという意味でも重要なんだな。

習い事が何一つものにならなかったぼくは、
この部署でも後輩のようにスクスクとは成長しなかった。

何にも知らないくせに、
プライドばかり高くて、
今思えば様々な忠告を聞き流し、
我流を通してきた。

そんな具合だから、
本当ならどっかに飛ばされていてもおかしくなかったんだけど、
紆余曲折あって居続けることになり、
そのおかげで何とかそれなりのスキルを身につけた。

相変わらず我流ではあるけれど、
ここまでくれば我流もひとつの味となる(笑)

仕事ぶりには、
その人のそれまでの人生まで出るもんだ。

などとつらつら書いたのは、
最近読んだ「上達の法則』(岡本浩一著、PHP新書)を紹介したかったから。

あ〜でも、
書いてあったことは、
大体言っちゃったな。

習う心構えの持ちようで、
進歩は大きく違うってこと。

能力の問題ではない。

2012年2月19日日曜日

歌詞

先日のライブでは初めての試みとして、
スタンドマイクとともに譜面台を利用した。

おぼえているか自信がなかったので、
歌詞を置いていたのだけど、
結局ほとんど見ることはなかった。

でも、
「そこにある」というだけで得られる安心感は、
結構な威力ではあった。

しかし、
たとえば全曲ずっと、
カラオケ歌うみたいにして、
歌詞を見ながら歌っていたら、
お客さんはどう思っただろうか?

その曲を歌いこんでいないって、
普通は思うよね。

実際、
本当に歌いこんでいるならば、
英語の曲といえどほぼ歌詞は覚えてしまうものである。

ここからが本題なのだが、
人間の頭脳は、
どんどん記憶の苦労から解放されつつある。

何かが思い出せなくても、
ネットを調べれば、
ほとんど大抵わかる。

しかも今は、
携帯電話でそれができちゃうのだから、
人間はほとんど自分の脳で覚えなくても、
ネットという外部記憶に託すことができる。

でもそれって、
歌詞カードを見ながら歌う行為に似てはいないか?

分からないことを調べるという態度は、
分からないまま放置するよりはるかに大事なことだ。

でも、
自分の脳ではなくてネットに記憶を託すということは、
イメージとして電車が浮かぶ。

ネットもビデオもテレコも写真もない時代。

あるいはずっとさかのぼって、
紙や印刷や、
そもそも文字さえなかった時代。

昔の人の方が、
現代人よりはるかに多くの事柄を記憶していただろう。

人の精神において記憶というものは、
非常に重要な地位を占めていると思うけど、
記憶量が少なくなるっていうことは、
人の精神にどういう影響を及ぼしているのだろうか?

わからなければネットで調べて、
その場だけ問題を解消して、
でもすぐに忘れてしまう現代。

記憶が少なくて済むということは、
便利なようで単に、
人間が薄っぺらになるだけではあるまいか。

歌詞を覚えず歌う歌手のように、、、


●天皇が心臓手術。天皇の心臓にメスを入れる。結構すごいことだよなぁって思う世代はぼくぐらいまでかなぁ?

2012年2月18日土曜日

自信

もうペンギンさんったらぁ、
ぼくがAKB48がいいって力説しても無視同然だったのに、
「北の国から」の杉田成道監督がプロモーションビデオを撮って、
彼女らの演技をほめたと知るや、
「すごいらしいね」って、
そりゃないでしょ(笑)

やっぱ権威ある人が言うと、
同じ言葉でも影響力が違うんですね、
ハイハイすんません(笑)


そりゃぼくだってね、
新年早々の「金スマ」見てようやく気付いたのだから、
似たようなものではあるけれど、、、

冗談はさておき、
ぼくが「金スマ」ですごいなって思ったのは、
彼女らの6年間の「下積み」の苦労を、
具体的に知ったからっていうことだけではなく、
たとえば次のような場面を見たからだ。

念願のレコード大賞をとって帰った控室。

号泣していた前田敦子が、
マスカラ混じりの「黒い涙」を流しながらこう言った。

「もう・・・緊張して本当に怖かったんで、、、とりあえず今日は自分たちを誉めてもいいのかなって。でもまだまだ目指せる先があるなって、もらった瞬間思いました」

目標を定めで懸命に努力して、
かなわなければ悔し涙を流し、
それでも頑張って達成する。

その瞬間、
「まだ先がある」って思える貪欲さ。

それは、
心底努力して夢をつかんだ者だからこそ言える言葉だ。

夢を達成した瞬間に、
彼女らの中にとてつもない自信が、
爆発的に発生したんだと思う。

それが若いってことの証明かな?

前田敦子の足元にも及びませんが、
ぼくも先のステージで芽生えた自信を糧に、
次のステージを目指します。

5月18日(金)夜、
逆瀬川「バックステージ」でやることが、
今日決まりました。

詳細は未定ですが、
たぶんこれまで数年間の集大成的なショーになるはず。

思いっきり期待してください。

AGE48でした。

ちなみにペンギンさんが見たと思われる番組はこれかな。














●そういう自信に裏打ちされた言葉を今日聞きました。同じ言葉を発しても浸透力が違うのは、きっと語ったあなたの理解が深まっている証だと思いますよ~。生意気ですが、、、



2012年2月17日金曜日

推奨

先日ちらりと書いたけど、
能率協会から出ているブックカバーが、
なかなか使い良い。














「ブックマム」っていう商品名で、
いろいろなサイズがあるようだけど、
これは新書用。

たいていの厚さには対応できるように、
右側の折り返しがフリーになっていて、
ここが上手い具合に栞代わりになるところが、
便利がよい。

読書中のひらめきを書きとめる、
メモ帳が付属しているけど、
このアイデアは微妙だけど、
取り外せるので問題なし。

合成皮革みたいな素材だけど、
手触りも縫製もしっかりしていて、
耐久性もありそうだ。

新書に限らず、
ぼくは本を買うと、
とりあえず表紙をはずして読むことにしている。

カバーが汚れるのが、
とりあえず嫌いなんだよなぁ。

特にAmazonで買うことが増えてから、
本屋のカバーもないし、
いよいよ表紙を外すことが多くなった。

でも、
読み終わった時に、
はずした表紙が見つからなかったり、
ほかの本の下敷きになってたり、、、

でもこれだったら、
表紙付けたままで大丈夫だし、
さっと読める本だったら、
きれいなまま古本屋に直行してもらおう(笑)

本当に具合がよければ、
文庫本用も買おうかな。

●金曜日、久々元町参りといきますかな。

2012年2月16日木曜日

手軽

泊まり明け、
ボケた頭とふやけた足取りで、
大阪駅のBookstudioに立ち寄る。

しっかし本って多いな。

本屋だから当たり前なんだけど。

こうやって毎日ブログを書いていて思うけど、
小説であれ評論であれ本を一冊書くのって、
相当な労力を必要とするはず。

本屋に並ぶ圧倒的な量の本を見ていて、
これほど多くの人が書きたいことがあって、
実際に書いているということはなかなかすごい。

雑誌にしたってそうだ。
週刊誌一冊作るのだって、
取材や撮影やレイアウトやなんか、
かなり大変だろうに、
毎週毎週新たなネタでご苦労様だよなぁ。

なんて考えていたら、
いつの間にか3冊も手に持っていて、
おまけに新書カバーまで買ってしまった。

それでなくても重いカバンが、
一段とズシリとくる。

さらにイカリスーパーで、
キウイフルーツジュースを2本。

これ、
泊まり明けのお決まりなんだよね。

またまたカバンが重く。

でかいカバンは何でも入っていいけれど、
ほんとに必要な物が入っているんでしょうか?

自分でもよくわかりません(笑)

ってな感じで書いていれば楽々だし、
読者のみなさんにとっても読みやすいのかもしれないな。

でもつい、
小難しいというか理屈っぽいこと書いてしまう。

ブログを書き始めたころは、
1時間ぐらいかけて文書を手直しすることもあった。

今?

ないない。

でもこれは進歩でも慣れでもない。

単なるお手軽ライティング。

いかんいかん。

そういえば、
奈良県の総務部長がFacebookで、
産經新聞批判をしたら問題になったって、
朝刊に出てた。

とても個人的な事柄が、
一瞬にして全世界に発信される便利さと危うさ。

常に気をつけないとね。

2012年2月15日水曜日

千円

「タバコを一本もらっていいですか」

後輩が控えめにたずねてくる。

おふこーす!

喜んで!

バッグからぼくが取り出したのは、
じゃーん千円ピース。

先日東通り商店街のたばこ屋に、
たまたま売ってたので興味買いしたんだ。

後輩恐縮しちゃって、
「お金払います」だって(笑)

そんなのいらないよ〜

そのリアクションで十分だよ。

喫煙室で一服し終えた後輩、
「なんかスゴイ上品ですね」だって。

もうこちらからお支払いしたいぐらいである。

そう。

だてに千円じゃないんだよなぁ。

かつて飲んでいた酒に例えると、
越の寒梅やヘネシーに近い。

確かに飲んでいるのだが、
まるで水のよう。

雑味がないんだな。

わかるかな?

わかんねぇだろうな。

オヤジだな。

でも、
もうじきにすべてのタバコがこれぐらいの値段になるんだな。

きっと。

自慢できるのは今のうち。

じゃんじゃんタバコたかってください。

っていうか、
これを一回やれば、
だれもたかってこなくなるか?

でもね、
正直なところ、
千円タバコ吸って、
普段のマルボロに戻すと、
何だか喫煙そのものがバカらしく思えてくるんだよ。

卒煙の日は、
案外近いかもよ、、、

2012年2月14日火曜日

邪念




これは冗談ではありません。

内閣総理大臣野田佳彦氏その人の直筆の書であります。

文字は人なりなどと俗に申しますが、
字の腕前と人格が比例しないことは、
ぼくもよく知ってるけれど、、、

何十年か後に、
これが「なんでも鑑定団」に出品されるようなことがあったら、
鑑定者は何てコメントするんでしょうね。

「財務省とアメリカのいいなりになって消費税上げと原発再稼働にやっきになった、どじょう首相の品性が実によく表れています」とか(笑)

ぼくは他人の書道の腕前を云々する資格などないことは、
百も千も承知の上でこの文章を書いております。

そういうことひっくるめて、
これはあざけるに足りる書でしょ。

上手くなくたって、
文字通り「正心誠意」書けば、
ここまで無茶苦茶な字にはならない、
と思うのはぼくだけ?

この字を見ていると、
「とりあえず横線は右肩上がりで」とか、
「ここの止めをグッとしとけば力強い感じが出るかな」とか、
「おぉ、この払い、いい感じでかすれたぜ」とか、
書きながら邪念浮かびまくっている様が、
ありありと感じられるのはぼくだけ?

麻生太郎の読み間違いもひどかったけど、
この人の書もそれに匹敵するな。

たぶんこれだけで、
支持率は数パーセント落ちる(笑)

山口県光市の「伊藤公博物館」で、
3月11日まで公開されているそうな。

●ホイットニー可哀そうに。風呂場で死んでいるのをボディーガードが発見したなんて。。。

2012年2月13日月曜日

合鍵














遅まきながら観てきました。

母と二人で(笑)

公開からだいぶんたつと思うけど、
日曜日の午後ということもあって、
ほぼ満席状態でびっくり。

このシリーズまったく観てなかったけど、
「1964」っていう年号に魅かれた。

理由はあえて申しませんが。

何の先入観もなかったからかもしれないけど、
想像以上に面白かったし、
客席もかなり受けていた。

母でさえ「面白かった」という程度に、
分かりやすい、
ある意味ベタな展開ではあるのだが。。。

個人的には堀北真希の演技が二重丸。

次のNHK朝の連ドラは必見だな。

それから夕食は豚しゃぶ。

前日「食べログ」で見つけて予約しておいた。

もちろん、
母と二人で。

こちらもそこそこで、
我ながら親孝行デーだったわい、
と満足していたら、、、

母「自転車の鍵落とした」

おーらら、
珍しいミステイクじゃん。

母には思い当たる場所を探してもらいながら、
ぼくはスペアキーを取りに帰る。

とんぼ返りで戻って母にスペアキーを手渡す。

母「これあんたのや」

再び家に帰り、
今度こそ母の自転車のスペアキーを持って、
とんぼ帰り。

鍵は見つからなかったが、
母と自転車は無事帰宅できた。

いやいや、
親孝行デーは肉体労働のオプション付きだった(笑)

2012年2月12日日曜日

仲間

というわけで、
漫画「ワンピース」を読み進めている。

一日1冊ペース。

寝る前の15分ほどで。

世界一の海賊を目指すルフィとその仲間たちの、
奇想天外なお話。

強い敵を次々倒しては、
自らも強くなり、
「グランドライン」とかいう理想郷みたいな所を目指す。

今は10巻まで進み、
魚人との戦いを終えたところ。

絵は鳥山明チックではあるが、
彼を超えるものではなく、
お話も今のところは、
過去の同様の作品を超える目新しさはない。

ただ10巻の段階でも特筆できるのは、
この作品が異常に「仲間」を信頼することだ。

少年漫画は基本的にそういうものだと思うけど、
ちょっとハンパないっていうのか、
仲間は無条件で信じるし、
仲間のためなら命を惜しまないし、
仲間をいじめる奴は絶対に許さない。

といってルフィが万能に強いわけではない。

「おれは助けてもらわェと生きていけねェ自身がある!!!」

こんな感じでちょっとグッとくる台詞も、
ないわけではない。

でも社会現象になるほどの、
大人まで巻き込まれるほどの魅力は、
ぼくにはまだわからんなぁ。

半分寝ながら読んでるから、
偉そうには言えないんですけど、、、

大人買いしてからさらに65巻が出たので、
あと55巻。

早計に結論は出さず、
ぼちぼち就寝前の旅を続けよう(笑)

2012年2月11日土曜日

足下

ダウンジャケットにニット帽、
分厚い手袋にネックウォーマー、
さらにウエストウォーマー(腹巻)。

鉄壁の防寒体制にも穴があった。

足下だ。

そこでライブ成功記念として、
UGGのブーツを買うことにした。

あれあったかそうなんだもの。

ということで先日の出勤前、
阪急メンズ館へ。

靴を通販で買う勇気はぼくにはない。

最近はサイズが合わなければ、
通販でも交換してくれるそうだけど、
それも面倒くさいし。

店で試し履きして、
サイズを確認してから通販で買う、
という手もあるけれど、、、

若い女性店員が、
「もう一つ大きいサイズお持ちします」とか言って、
小走りに奥へ行く様を眺めているうち、
「よし、ここで買おう」と決めていたのでした。

正直だいぶん割高だったような気もするが、
ライブ記念だ。

って、
かわいい子にいい顔したい単なるオヤジなのだが。

よしよし、
この子のおすすめならそれにしよう。

でも、
その子が「真夏以外ならお履きいただけます」って言った時だけは、
「真冬以外は履かないだろ」って突っ込んだけどね。

店に履いてきていた汚いスニーカーを袋に入れてもらい、
ブーツを履いたまま会社へ。

いや実にあたたかい。

翌日母が早速試しに履いていた。

「カイロ入ってるみたいや」って。

でも実際そう感じるぐらいあたたかい。
恐るべしUGG。

もうこれで本当に防寒完璧、
って思ってたら、
自転車に乗ると、
太ももあたりがやけに寒い。

ほかがすべて暖かいだけに、
相対的にそこが寒く感じるのだ。

まるでモグラたたきじゃん(笑)。

2012年2月10日金曜日

正論

先日のライブのMCで、
鼻洗いするようになってから、
10年近く風邪をひいていないと言ったら、
同級生のドクターGからクレームがついた。

ドクター曰く、
ぼくが風邪をひかなくなったのは、
年取った証拠なのだそうな。

つまり、
もうあらかたの風邪をひいてしまって、
免疫が出来たからだというのである。

ドクターは鼻洗いの効用はある程度認めつつ、
そんなことより手洗いの方がはるかに予防効果があると力説。

マスクも、
風邪をひいた人が他人にうつさない効果はあるけど、
予防的にはあんまり意味がないとか。

ドクターの言うことだから、
科学的には正しいのかもしれないが、
ぼく自身の体験もまた事実である。

「非科学的」といえば、
何やら「嘘」とか「ごまかし」的なニュアンスがあるけれど、
要は科学で説明不能だということに過ぎない。

最先端の科学で「非科学的」というような出来事が、
実際に起きるということを、
ぼくらは3.11で嫌というほど味わった。

科学は凄い。
でも、
そんなもんだ。

このあいだフト思ったのだけれど、
世の中の事実っていうのは、
いわば「あ」とか「か」とか、
文字みたいなものではないか。

ある一定量の文字(=事実)があるとして、
その文字を使って意味のある文章が綴れたとしても、
その文章と正反対の意味を持つ文章だって、
綴れるかもしれない。

ある出来事がおきて、
その因果関係をまことしやかに述べる人は一杯いるけれど、
それは、
その事実からそういう物語を作ることが可能だ、
という程度の意味でしかなくて、
全然別の因果関係の物語だって作れるかもしれない。

最後から二番目の恋で、
主人公の中井貴一演じる公務員の発言が、
いちいち正論だけど、
どうでもいいというのは、
おそらくそういうことだ。

大事なのは、
理論や定説や常識なんかじゃなくて、
今そこで起きている個別の経験なのである。

2012年2月9日木曜日

辞書

ろんぐろんぐたいむあごー。

ぼくが幼い頃、
親父が使っていた机の引き出しを何気に開けたら、
校閲の通信教育の答案が出てきて驚いた。

親父が何故校閲の勉強をしていたのか、
聞いたか聞かなかったかすら覚えていないけど、
親父が言葉に興味がある人だったことは確かだ。

その頃親父が使っていた辞書が広辞苑だった。

今ウィキってみたところ、
たぶんそれは第二版だったと思うのだけれど、
幼いぼくには書物というより、
何やら摩訶不思議な重い物体にしか思えなかった。

実際ぼくにとって広辞苑は、
押し花を作る時ぐらいにしか利用しなかった。

大体、
辞書といったものに興味を持ったことなどなかった。

「辞書を読むのが趣味です」っていう人がたまにいるけど、
「時刻表を読むのが趣味」っていうのと同じぐらい、
ぼくには意味不明な行為に映った。

前フリが長くなったけど、
「舟を編む」(三浦しをん著、光文社)は、
大渡海という辞書作りに没頭する人たちが主人公だ。

書評やタイトルから、
もっとしっとりした小説かと思ったけど、
意外なほどライトな読み心地で、
思わず笑う場面あり、
泣かせる台詞ありでなかなか楽しめた。

惜しむらくは、
本作品が連載をまとめたものだったこと。
連載では必要だったのだろうが、
一冊になると、
状況説明の繰り返しが気になった。

あと、
人物造形は巧みなんだけど、
割に「ありがち」な点。

これほど「美味しい」ネタなんだから、
一冊にする時に大幅に加筆修正して、
完成度を上げればよかったのに。

個人的興味としては、
このネタで井上ひさしが書いていたら、
もっと面白くなったのではと、、、

それは余計なお世話として、
辞書作りというものが、
いかに手間ひまかかるかということが、
この小説でよくわかった。

語彙の採取から始まって、
紙作りから校正に装丁そして販売まで、
中型辞書一冊のために十数年をかけ、
出版されるや否や改訂作業に入り、
それがまた十数年かかる。

その繰り返し。

結局辞書作りに「完成」はなく、
絶え間なく変化する言葉とともに、
辞書も変化し続けなければならない。

「人生をかける」といって差し支えない、
途方もない労力と、
それでも決して完成しないという事実の切なさ。

そこがいいなぁと思った次第。

2012年2月8日水曜日

盗用














毎年この時期に紹介すると思うのだけど、
これが今年の年賀状の背景写真。

毎年「何だこの写真」って言われるのだけど、
今年のは特に訳が分からなかったようだ。

これが、
加工前の元写真。














これでも訳わからんか(笑)

これはですねぇ、
昨年末の夜、
会社近くを歩いていた時、
雨に濡れた交差点を携帯で撮ったものです。

右の方にかすかに横断歩道の白線らしきものが、
わかるでしょうか?

あの時、
何を考えていたかは忘れたけれど、
その濡れた交差点が美しく思え、
カメラは持っていなかったので、
信号を渡る間に携帯を取り出し、
とっさに撮ったのであります。

だからブレブレでしょ。

でも、
その日のうちに、
「来年の年賀状はこれ」って決めてた。

そして、
ちょちょっと色見を変えてみたところ、
冒頭の感じがピタッときたのだ。

すべて理屈ではない。

感性などという大げさなものでもなく、
取った時と加工した時、
その時々のぼくの心情が表れている。

毎年そこんとこは同じ。

そして、
「Stay hungry,Stay foolish」。

もちろんジョブズのパクリですよ。

先日の「もといちの日」にも、
パクリだと某君に責められた。

でもね、
ジョブズだってこの言葉、
ホールアースカタログっていう雑誌からのパクリなんですよ。

彼はその雑誌に記されたこの言葉に強い感銘を受け、
座右の銘としたのであります。

という経緯があったので、
じゃぼくもパクって、
自分の心に刻むとともに、
この精神を広めようと思った次第。

この言葉、
「ハングリーであれ。愚か者であれ」って訳されることが多いけど、
ぼくとしては「愚か者」というより「厄介者」っていう方がしっくりくるな。

世界がいまこのようにあることを、
人々が疑いもしないことをよしとする権力から、
煙たがられる存在。

もっとましな世界、
ましな生き方があるに違いないという信念を、
死ぬまで捨てない存在。

そう言う人に私はなりたい。

あ、
またパクリだ(笑)


●そうそうマドンナのハーフタイムショー、これね。


2012年2月7日火曜日

生歌

いやぁすごかったスーパーボール。

逆転逆転の試合展開もだけど、
マドンナのハーフタイムショーが圧巻。

実は午前中の生中継は、
何度か起きて見て、
でもやっぱり寝て、
みたいなことを繰り返して、
ハーフタイムショーも、
「あ、マドンナだ」ぐらいにしか記憶になかった。

そこでさっき帰宅後に、
ビデオで改めて見た。

全米で1億人が見るというスーパーボールの、
ハーフタイムショー。

なぜ今年がマドンナなのか、
理由はさっぱりわからないけど、
ああいうショーやらせたら、
アメリカっていう国はやっぱり世界一。

物量作戦ではかないませんね。

フットボール会場が、
一瞬にしてライブショー会場に様変わりして、
繰り広げられるスペクタクルに酔った。

それにしても不思議なのは、
マドンナが口パクなのは、
どうみても明々白々なのに、
それでもマドンナがマイクを持っていた点。

あのマイクは一体何のため?

あそこまで見せることに徹するなら、
もうマイクなんか必要ないのにって思う。

その方が変な誤魔化し感もなく、
見ている方もすっきりするじゃん。

だれもあの場で生歌なんて期待してないって(笑)。

マイクといえば、、、

ぼくの今回のライブでは、
マイクをスタンドに置いて歌ってみた。

初めての経験だったのだけど、
両手が自由になって大変結構な具合。

リラックスできたのは、
ひょっとしてスタンドのせいかもしれないない。

たかがマイクといえど、
数百グラムの重量があるわけで、
ずっと持っているのは、
それなりに体力がいるし、
緊張もするわけだ。

どうせ踊ったりしない(できない)んだから、
これからは服装も含め、
出来る限りリラックスする工夫をしてみよう。

2012年2月6日月曜日

謝辞

なんやかやとライブ終了。

家に帰ってきて、
録音を聞き直してみました。

う〜ん〜

反省点を上げればキリがないので、
ここはひとつ、
良かった点を挙げてみよう。

お〜

まず、
ぼく自身リラックスできた。

起床してからライブハウスに行き、
リハーサルから本番まで、
一貫してゆったりした心持ちで臨めた。

世間ではそれを「開き直り」とも言うが(笑)、
失敗も含め自分を許すというか、
楽しむことができた。

お客さんには失礼千万だけど、
ぼくにとってはこれが一番大きな収穫。

前回、
一年半前に同じ場所でやった時には、
あれこれ用意して考えて、
バタバタと余裕なくあっという間に時間が過ぎた。

今回も同じようにあっという間に過ぎたのだけど、
その一瞬一瞬を楽しめた。

それもこれも、
暖かく見守ってくれたお客さんがあればこそ。

そして、
同じような話だけど、
ライブが終わった瞬間に、
次のライブがやりたいと思えたこと。

前回は、
まさに放心状態で、
とても次を考える余裕はなかった。

今は次はもっとうまくやりたいっていう、
いい意味での「欲」っていうんですか、
そんなものが芽生えているのを感じます。

繰り返しますが、
反省点は際限なくあります。

散々だった曲もあります。

それでも、
誰も何も言ってくれなくても、
自分で自分は少し進歩したと、
変な自信をつけたことだけは確かです。

AGE48は今年やります(笑)

では、
以下本日の歌った曲目を、
記録の意味を込め紹介しておきます。

La Vie En Rose
Cry Me A River
She
Over The Rainbow
Let It Be
You Don't Know What Love Is
Old Devil Moon
Gravity
My Funny Valentine
Angel Eyes

●この曲目でチョコとバラの差し入れをいただくなんて、出来過ぎ。ありがとございやした〜●パティさんも飛び入り1曲ありがと~●これでようやく、ワンピース読みます。実はもう読み始めてるけど(笑)。では今後ともおつきあいくださいますようお願いいたします。

2012年2月5日日曜日

共感

小泉今日子と中井貴一が主演する、
ドラマ「最後から二番目の恋」について、
初回だけ書いておいて、
その後の感想がないのはどういうこっちゃと、
読者の一人からご指摘を受けました。

何でも、
ぼくが褒めたので好奇心で見たところ、
結構はまってしまったのだそうな。

なるほど。

視聴率にかすかに貢献したわけですな。

ぼくはですね、
第三回を除いてあとは見てます。

「40代男女によるトレンディードラマ」っていうと、
語弊があるかもしれないけど、
その時代のその年代の人が抱く、
共通項のような思いっていうものを、
うまく汲み取っているとは思う。

でもそれが今のテレビドラマに求められているのか、
というとそうでもないあたりは、
視聴率に如実に現れております。
ここまで四回、
かろうじて二桁に載せているものの、
よっぽど頑張んないと、
ここからの上昇は難しそう。

ということはどういうことか。

仮説一は、
主たるターゲットである40代がドラマを見ない。
あるいはターゲットを絞りすぎた。

仮説二は、
こういう「あるある」系ドラマはもう受けない。

そんな仮説が正しいのかどうかは分からないけど、
「家政婦のミタ」みたいに大成功するには、
今は「なんだよそれ」っていうほどの、
意外性がないと厳しいのかもしれない。

ぼくとしては前回、
部下の若い女の子に好かれる上司(中井貴一)が、

「君みたいな若い子にそう思ってもらえるのは嬉しいし、男として自信になる。けど、ぼくは君が思っているような男じゃなくって、本当にダメダメなんだ」

っていうような台詞に共感する。

年齢を重ねるということは、
より己を知るということであって、
そうすれば必然的に、
俺って本当に駄目だよなって思うよ。

身の程を知るってやつだ。

嫌なことだけどね。

少なくとも、
若者のような根拠のない自信っていうのは、
確実に失われているし、
たとえ褒められても、
額面通りに受け止められない謙虚さというか、
ひねくれ度合いも増しているわけです。

んなこと言いながら、
今日はライブなんて、
身の程知らずなことするし。

自分はダメダメだ。

でもこんなことも出来るんだ。

みたいな。

一言で言えば悪あがきなんだけど(笑)

そんな中年男の悪あがきに共感下されば、
感謝感激雨あられでございます。

2012年2月4日土曜日

配送

Amazonを利用したことのある人ならわかると思うけど、
あそこの配送用段ボールは、
最小でもA3ぐらいの大きさがある。

本一冊やCD一枚でも同じ。

それはわかっているけれど、
今日、
デジカメのバッテリーが、
やっぱりあの箱で送られてきたのには、
少々笑えた。

まぁ、
それがきっと効率的に最適なのに違いないのだろうけど、
戦前生まれ、
「もったいない」精神を植え付けられた母には、
どうにも理解できないようだ。

別にぼくが理解しているわけではないけれど、
たぶんそういうことなんだろうと納得している。

日頃もっぱら受け取り役の母にしても、
だいぶんこの、
「もったいない」配送に慣れてきているのだが、
さすがに今日はたまりかねた様子。

「こんなちっちゃいもん、なんでこんな箱に入れてくんねん」

「ぴたっと貼付けてあるから振っても音せえへんし」

「軽すぎて空かと思ったわ」

愚痴をひとしきり笑いながら聞いて、
まぁそう思うのも無理はないわなと思った。

だってこんな状態なんだもの(笑)














兔小屋の日本に生まれ、
片付けの達人になった母には、
効率以前の、
自分の存在を否定されるような感じの問題だったようだ(笑)

しかし、
考えてみれば、
昼間の電車なんて、
一両に数人なんてことザラにあるわけで、
そういう時に母は「電車の本数減らせばいいのに」とは言わない。

Amazonにしたって、
配送料無料なんだから、
ケチをつける道理もない。

そう。

なんでAmazonって配送料無料なの?
100円の物買っても、
あの箱に入れて無料で送ってくるんだよ。
考えてみれば不思議だよね。

2012年2月3日金曜日

解禁

へ、
もう2月3日。
ライブまであと2日。

じ、
時間がない。
焦っております。

そ、
そんな時に限って、
こんな荷物が届く。

















ワンピース64巻。
大人買いである。

AKBとともに、
「自分が全く知らないのに世間では大評判番付」の、
東西の横綱といったところか。

ジャンプは喫茶店なんかで読むことはあるんだけど、
「こち亀」だけでワンピースは敬遠してきた。

しかしここまで社会現象になると、
さすがにその秘密が知りたいというか、
そこまで皆がいいと言うなら、
そこには何かがあるのだろうと、
好奇心がもはや抑えられなくなった。

年明けごろから考えて、
AKBのDVDよりはいいかと、
某日未明、
Amazonでポチッと。

寝る前に一日1冊。

それでも二月かかる。

本格的に読むのは、
ライブ後ね、
ライブ後。

すべてはライブ後。

でも元町詣は金曜日に。

あ、
今日じゃん(笑)

ではでは。。。

2012年2月2日木曜日

種火

「もといちの日」の集まりを終え、
午前2時過ぎに帰宅して風呂に入って考えた。

ぼくは何故ここまで「もといち」にこだわるのだろうか?

単純に言えば、
ぼくにはほかに友達がいないから(笑)

それは全くそうなんだけど、
それ以上にぼくの頭に浮かぶイメージは、
正月、
近所の神社で燃えるたき火だ。

年に一度赤々と燃える炎の、
種火をぼくが預かっている。

普段は頭の片隅にある「もといち」なるものを、
この30年間にぼくらが知らず知らず積み重ねた、
「信頼」と呼ぶに値するものを、
年に一度おのおのが持ち寄って、
そこに、
ぼくが預かっている種火を放ち、
その炎でみなが心温める。

2月1日はそういう日でありたい。

今年も途中で先に帰った人、
遅れてきた人、
もろもろ15人プラス1人の娘さんが加わっての、
盛大な炎が甲子園口の冬空を赤々と焦がした。

時節柄、
インフルエンザがらみで欠席となった人がいたのは残念だったけど、
Uストリームでの全世界生中継にも今年はついに成功し、
ぼくとしては大満足だ。

ちなみにUストリームの視聴者はマックス時で4人。

誰だか分からない2人も含め、
真剣なお遊びにつき合ってくれてとても感謝してます。

これからまた365日、
いや今年は閏年だから366日か、
ぼくはまた種火を預かります。

今年来られなかった人たちも含め、
みんな来年の今月今夜また元気に集い、
盛大な炎を燃やしましょ。

お店はすでに押さえておきましたし(笑)

●ちなみに2月5日、武庫之荘でライブやります。1年半ぶりです。詳しくは右上をご覧ください。

2012年2月1日水曜日

連絡

ぼくの知り合いで唯一、
携帯電話を持っていない奴がいて、
そういうのに限って「もといち」なんだな。

仕方ないので独り住まいのアパートの、
固定電話にかけると、
「現在使われておりません」のアナウンス。

まさか固定電話まで外したのか。

はたまた電話代すら払えなくなったのか。

仕方ないので彼の知り合いにメールで尋ねると、
彼のお父様が昨年亡くなられ、
彼は今は実家に住んでいるとのことだった。

やれやれ。

365日といえど、
この年齢ならでは、
いろんな事があるもんだ。

仕方なく、
教えてもらった実家の固定電話にかけると、
「行く行く」と調子のいい返事。

「風呂入ってんねん。切るで」

ガチャン。

場所も時間も伝えてないのに。

まぁいい。

それが奴の流儀だ。

仕方ないから、
全く期待しないで待つとしよう(笑)

さて早いもので、
早すぎるもので、
「もといちの日」が巡って参りました。

しつこくアナウンスしますが、
午後6時半から、
JR甲子園口駅北側改札出て左手すぐの、
居酒屋「ありがた家」で開始します。

だいたい午後8時からと10時からの2回、
Uストリームの「もといちチャンネル」で、
全世界に生中継します。

鳴尾高校出身者であれば、
どなたでも参加できます。

このブログに関心をお持ちの方で、
勇気のある方は是非お越し下さい。

事前連絡は一切いりません。

今のところ、
例年のメンツはほぼ結集する予定です。

サプライズも大歓迎です。

いつも通りでも最高に楽しいけど。

じゃ、
生中継の準備しま〜す。

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...