2012年4月20日金曜日

効用

東京本社への出向から戻った後輩と、
久しぶりに話しをした。

たった一年しかたっていないのに、
大阪の会社の印象が随分違うという。

本社から地方の支社に来たような、、、

そう、
それ。

ぼくも7年ほど前に味わった。

東京の方が社員は多いし、
みんなよく働くし、
よくしゃべる。

喋るやつ、
それもちょっと気の利いたようなことを、
速射砲のように連発するようなたぐいの人間が、
とっても多かった気がする。

あそこにいると、
そういう一種のハイな状態に自然となる。

そして自分自身も大きくなった気がする。

でも大阪に戻ってきた途端、
魔法が解けたように、
翼がなくなったように、
クスリが切れたように(笑)、
一気に現実に引き戻され、
どよ〜んとした浪速の風を感じる。

東京は田舎者の集まりだとよくいわれる。

実際そうなんだけど、
基本、
なにがしかの向上心を抱いた田舎者の集まりなのだ。

玉石混淆ではあるけれど、
どの玉も石もとりあえず熱い。

東京モンは格好つけて、
なんて言うけれど、
実際に格好つけているのは、
熱くなろうともしない田舎者の方なのだ。

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...