2012年4月23日月曜日

悪事

有料メール交換サイトに引っかかって、
多額の利用料を請求されるトラブルが急増していると、
先日の朝日新聞夕刊一面トップで報じられていた。

記事を要約するとこうだ。

「病気の悩みを聞いて」

川崎市に住む女性の元にメール交換サイトからメールが届き始める。

ネット懸賞に登録した直後だった。

「返信はこちら」と書かれたアドレスをクリックして返信すると、
すぐに返事が届いた。

はじめは無料だったが、
繰り返しやり取りしているうちにポイント購入を求められた。

被害者は「相談の途中でやめたらよくない」と思い、
指定された口座に振り込む。

一日中、
複数人とメール交換するようになり、
相手から「費用は後で払うからメールを続けて」と言われて、
後に引けなくなって、
半年後には何と2000万円を使い果たしたという。

記事によると、
これは新手の「振り込め詐欺」なんだそうだ。

こういう悪事の一番腹立つ点は、
人の善意を逆手にとっていることだ。

騙される方もいかがなもんかと思うけど、
それほど無邪気というかウブな人間の、
素の良心をくわえこんで甘い汁を吸うなんて、
人間のすることじゃねぇ。

記事によると、
国民生活センターへの相談件数は、
2005年から2011年までの間に、
80倍に増えているという。

ぼくにはそんな善意は、
欠片もないから心配はないけどね(笑)

遺志

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