有料メール交換サイトに引っかかって、
多額の利用料を請求されるトラブルが急増していると、
先日の朝日新聞夕刊一面トップで報じられていた。
記事を要約するとこうだ。
「病気の悩みを聞いて」
川崎市に住む女性の元にメール交換サイトからメールが届き始める。
ネット懸賞に登録した直後だった。
「返信はこちら」と書かれたアドレスをクリックして返信すると、
すぐに返事が届いた。
はじめは無料だったが、
繰り返しやり取りしているうちにポイント購入を求められた。
被害者は「相談の途中でやめたらよくない」と思い、
指定された口座に振り込む。
一日中、
複数人とメール交換するようになり、
相手から「費用は後で払うからメールを続けて」と言われて、
後に引けなくなって、
半年後には何と2000万円を使い果たしたという。
記事によると、
これは新手の「振り込め詐欺」なんだそうだ。
こういう悪事の一番腹立つ点は、
人の善意を逆手にとっていることだ。
騙される方もいかがなもんかと思うけど、
それほど無邪気というかウブな人間の、
素の良心をくわえこんで甘い汁を吸うなんて、
人間のすることじゃねぇ。
記事によると、
国民生活センターへの相談件数は、
2005年から2011年までの間に、
80倍に増えているという。
ぼくにはそんな善意は、
欠片もないから心配はないけどね(笑)