2012年6月21日木曜日

憶測

スポーツ観戦すると、
色んな事を考えさせられる。

ボクシング井岡対八重樫の、
日本人同士王座統一戦。

天才と苦労人という図式の注目の一戦は、
12ラウンドの壮絶なパンチの応酬を井岡が判定で制した。

でも素人目には「壮絶な打ち合い」というよりは、
八重樫が一方的に打たれていたように見えた。

結局八重樫が、
サラブレッド井岡の引き立て役になっちゃった感がある。

そういう星の下、
好きな言い方ではないけれど、
「24」になぞらえれば、
結局バウワーは生き残るみたいな。

なでしこの国際強化試合、
スウェーデン戦はさっき終わって、
1ー0でなでしこが勝った。

やっぱり沢はすごいなぁ。

きっと彼女にはグラウンドにいて、
見える景色が他の選手と違うんじゃないかな?

ぼくがチラチラ見ている間だけで、
守備に攻撃に、
ここって場面ではだいたい彼女が絡んでいた。

グラウンドにいながら、
グラウンドを上から見下ろしているみたいな、
神目線。

きっと彼女こそが、
サッカーの神様なんだな。

そういう「特殊能力」が、
めまい症の原因なのでは?
なんて勝手に憶測してしまった。

最後になったけど、
ユーロのウクライナ対イングランド。

ウクライナの明らかなゴールを、
審判が誤審して点にならず、
結局負け。

印象的だったのは、
この試合はウクライナで行われていて、
よって会場は完全なホームなのに、
この決定的誤審に観客はあんまり怒らなかったこと。

だいたいサッカーファンというのは熱い。

カメラが観客席をたまに写すんだけど、
自分が写っているとわかると、
そいつらは決まって大騒ぎする。

そこですぐにカメラを切り替えられるんだけど。

ところがウクライナの人らは、
写されても無反応な人が多かった。

紳士というか、
おとなしいというか、
シャイというか、
他国の応援団に比べかなり異質に見えた。

ウクライナといえば、
そう、
チェルノブイリ原発のある国です。

あの事故から脱原発を目指し、
4年後には12基あった原発が全停止した。

ところが今や、
結局今では電力の半分を原子力で占めているそうだ。

ウクライナと日本。

国民性がどこか似ているのか?

そんなことを、
サッカー見ながら憶測するなんて、
われながら変(笑)。

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