スポーツ観戦すると、
色んな事を考えさせられる。
ボクシング井岡対八重樫の、
日本人同士王座統一戦。
天才と苦労人という図式の注目の一戦は、
12ラウンドの壮絶なパンチの応酬を井岡が判定で制した。
でも素人目には「壮絶な打ち合い」というよりは、
八重樫が一方的に打たれていたように見えた。
結局八重樫が、
サラブレッド井岡の引き立て役になっちゃった感がある。
そういう星の下、
好きな言い方ではないけれど、
「24」になぞらえれば、
結局バウワーは生き残るみたいな。
なでしこの国際強化試合、
スウェーデン戦はさっき終わって、
1ー0でなでしこが勝った。
やっぱり沢はすごいなぁ。
きっと彼女にはグラウンドにいて、
見える景色が他の選手と違うんじゃないかな?
ぼくがチラチラ見ている間だけで、
守備に攻撃に、
ここって場面ではだいたい彼女が絡んでいた。
グラウンドにいながら、
グラウンドを上から見下ろしているみたいな、
神目線。
きっと彼女こそが、
サッカーの神様なんだな。
そういう「特殊能力」が、
めまい症の原因なのでは?
なんて勝手に憶測してしまった。
最後になったけど、
ユーロのウクライナ対イングランド。
ウクライナの明らかなゴールを、
審判が誤審して点にならず、
結局負け。
印象的だったのは、
この試合はウクライナで行われていて、
よって会場は完全なホームなのに、
この決定的誤審に観客はあんまり怒らなかったこと。
だいたいサッカーファンというのは熱い。
カメラが観客席をたまに写すんだけど、
自分が写っているとわかると、
そいつらは決まって大騒ぎする。
そこですぐにカメラを切り替えられるんだけど。
ところがウクライナの人らは、
写されても無反応な人が多かった。
紳士というか、
おとなしいというか、
シャイというか、
他国の応援団に比べかなり異質に見えた。
ウクライナといえば、
そう、
チェルノブイリ原発のある国です。
あの事故から脱原発を目指し、
4年後には12基あった原発が全停止した。
ところが今や、
結局今では電力の半分を原子力で占めているそうだ。
ウクライナと日本。
国民性がどこか似ているのか?
そんなことを、
サッカー見ながら憶測するなんて、
われながら変(笑)。