レスリングの吉田沙保里が、
NHK「アスリートの魂」で取り上げられていた。
彼女、
北京の直前に負けてから、
ずっと勝ってたのに、
この前また五輪直前に負けて、
そのあたりどうなってんのかなぁって、
気になってたから見たけど、
すんごい興味深かった。
高速タックルで世界を席巻してきたけど、
ついに世界が有効な対策を編み出してきたんだそうな。
それは、、、
徹底的に攻めない。
はぁって感じだけど、
これが実に有効だったんだそうである。
彼女のタックルは、
ボクシングでいうノーモーション、
つまり予備動作がないのが特徴なのだけれど、
それでも相手が攻めにくる、
一瞬のスキがあるからこそ決まるのであって、
とにかく守られると困っちゃうらしい。
バルセロナだってスペインだって、
相手がガチガチに守りに入ると、
得点するのが難しいのと似ている。
んで、
その対策ということで、
吉田選手は組んで戦うことも取り入れようとするんだけど、
これがなかなか上手く行かない。
何せタックル一本で女王に君臨し続けてきたのだ。
急に攻め方を増やせといわれて、
はいそうですかと出来るわけもない。
ついには肝心のタックルまでキレを欠くこととなり、
先に書いた敗戦に至るのである。
組む戦いをしつつ、
最後はやっぱりタックルでっていう感じに、
本番ではしたいのだろうけれど、
間に合いますかどうか?