2012年6月19日火曜日

料理

母が夕食に新作を出してきた。

といってもハンバーグなんだけど。

本人は思ったようにいかなかったようで、
「どんどん料理が下手になっていく」と、
しょげておりましたが、
その時にぼくは言った。

ゴルフの番組を見て、
こうして構えてこう打ってって、
プロの説明通りにやって、
すぐに上手く打てると思う?

料理だって同じだって。

言われた通り作ったっていうけど、
火加減とか、
材料を入れるタイミングとか、
そんなのが数秒、
数グラムでも違ったら、
結果は全然違うと思う。

だから落ち込む必要はない。

理屈っぽいけど、
言いながら「いいこと言っている」と思った。

料理だってスポーツや芸術と、
何ら変わらない。

プロが言う通りにやって、
プロと同じように出来たら、
プロの意味がない。

プロがプロであるのは、
文章や映像で示せるモノ以外のところにあるのだ。

まぁ強いて言えば、
素人でも再現しやすい料理と、
そうでない料理はあると思う。

そういう意味で、
たかが料理番組でも、
題材選びは慎重に願いたい。

専業主婦歴半世紀の母が、
落ち込まない程度のやつで、
ひとつお願いします。

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