2012年6月12日火曜日

暴言

心斎橋の通り魔事件は言語道断。

「死刑になりたい」ってあんまりだ。

第一、
もうその動機、
手あかまみれで、
よけいに被害者が浮かばれない。

こんな短絡的な男、
本気で死にたいのかどうか、
疑わしく思える。

ただ。

こうやってぼくは好き勝手言っておいて何だが、
松井大阪府知事が記者会見で、
「自分で死ねよ」と言うのは、
別な意味で短絡的というか、
行政の長の発言として乱暴だ。

本音と建前のスレスレを通すような発言は、
彼の盟友橋下大阪市長にも通じていて、
いかにも「維新」だといえよう。

一見「そうだそうだ」と受けそうだが、
こういう発想は危険きわまりない。

つまり彼は自分たち行政は何の落ち度もない、
という前提に立っている。

出所間がない容疑者が、
なぜこのような凶悪犯罪をいとも簡単に起こしたのか。

そこに対する行政サイドからの反省が、
微塵も感じられない。

そこが、
ぼくのような一市民と、
権力者たる知事の立場の違いである。

自分らは絶対に正しく、
それに従わない者はバッサリ切り捨てる。

君が代斉唱しかり、
入れ墨問題しかり、
助役の喫煙問題しかり。

どじょうの慇懃無礼、
厚顔無恥な発言も嫌いだけど、
維新的マッチョ発言も、
かなりいかがなもんか的に見ている。






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