遅まきながらハマっている「24」。
ただいまシーズン2の途中なのだけど、
これを見ていると、
人間って、
言わなきゃいけないことを言わず、
言わなくていいことを言い、
聞かなきゃいけないことを聞かず、
聞かなくていいことを聞くもんだなぁって、
つくづく思う。
そんなチグハグがドラマの原動力ではあるのだけれど、
あまりそればかり続くので、
見ていてイライラすることもある。
ま、
そうやって術中にハマっているのだが。
しかし考えてみればぼくがイライラするのは、
ぼくが視聴者という「神」の立場にいるからで、
ドラマの中の当事者には、
それが「どうすべき」なのか、
わからないんだから仕方がない。
神目線から見れば、
現実の方がドラマよりもっと、
イラつく展開かもしれない。
自分自身に当てはめてみても、
人生のほとんどのことは、
どうすべきか分からず、
それでも何かしら決断して物事を進めているではないか。
それと少し関連するけれど、
現実の人間ドラマについて、
どうしても結末が知りたくなって過日メールをした。
これだって、
いろんな結末が考えられるので、
そっと知らないままの方がいいのかもしれないと、
何度も躊躇した。
さっき、
返事のメールが届き、
ハッピーエンドだったことを知った。
実に嬉しくなったのだけれど、
でもこれはたまたま。
自分の決断が「べき」なのかどうかは、
誰にもわからないし、
死んだってわからない。
人生って、
んなもんだね。