2012年9月8日土曜日

厚顔

会社に行くとテレビで、
どじょうが演説してた。

出社早々嫌なものを見てしまったと思いつつ、
久々にどじょう節に耳を傾けた。

まさに空虚な名人芸。

この人、
総理大臣「役」ならいいかもしれない。

総理のフリをするのは上手いだろう。

記者の質問になって、
マニフェストにない消費増税をしたんだから、
今こそ解散して信を問うべきではないか、
と再三突っ込まれても、
「やるべきことをやってから」と居直る。

あれれ、
ついこのあいだは「近いうちに」って言ってなかったっけ?

やるべきこと

近いうちに

何か言っているようで、
実は何も言っていない言い回しが、
本当にお上手だ。

言質をとられたくないこういう言い回しは、
どじょうに限らず政治家ならだれでも得意だけど、
普通の政治家ならそこに、
「私今ごまかしてます」っていうのが、
自然と態度に表れるもんだ。

人間として恥ずかしいって感じが。

ところが、
どじょうにはそういう「恥じ」みたいなものが、
一切感じられない。

本人が恥ずかしいと思っていないからだろうか?

原子力ムラや財務官僚に洗脳されて、
自分の言っていることがまともだと思っているのだろうか?

いや違うな。

あの態度は「嘘はでっかい方がバレない」とか、
「一人殺せば殺人だけど千人殺せば英雄だ」みたいな、
変な知恵を感じる。

同じ事は細野剛志原発大臣にも言える。

プリズン・ブレイクで最後の方に、
聖書を持って寄付を募る男が出てくる。

ここまで見てきた視聴者なら、
男がいくら「私はスパイなんかじゃない」って言っても、
信用しないのだけれど、
この聖書男は本当に心の奥底からそう言っているように見えた。

でも、
やっぱりスパイだったんだよね。

絶対に信じてはいけない。

改めて決意した演説だった。

●細野は民主代表選には出ないことになった。それは結構だけれど、イコールどじょう再選ってのは最悪。

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