iPhone5が発表された。
同時にiPodも一新された。
ぼくが愛用しているナノも、
大きく変更されてしまった。
慌ててヨドバシに寄ったら、
もう一台も残っていなかった。
だろうな。
あれは傑作だったと思う。
モデルチェンジは仕方ないし、
より高機能化していくのは当然だ。
iPhone5も、
工業製品としての完成度は、
比類なきものだろうと思う。
でも、
Appleにあった絶対的美学、
つまりジョブズの美学は、
少しずつ失われてきているのではないか。
iPod nanoの件は個人的な好みだけれど、
iPod touchには、
なんとストラップがついたのだ。
ジョブズだったら絶対に許さなかったのではなかろうか?
iPhone5については、
事前の情報リークが多すぎて、
昨夜の発表では何にも目新しいことがなく、
それだけで「ガッカリ」の声も聞かれた。
プレゼンまでガッチリ情報をガードすることもできず、
ストラップまで許して、
Apple城も底辺から少しずつ崩壊を始めていると感じる。
情報関連機器はまさに戦国時代。
ジョブズの死とともにApple帝国も安泰ではなくなり、
5年後の勢力図など、
想像だにできない。
それは寂しいけれど、
ジョブズの偉大さの裏返しともいえるわけだ。