景気って言葉には「気」って漢字が含まれる。
多分に非合理的なその場の勢いみたいなもんが、
大きく左右するようだ。
自民党が大勝するや株価が上がりっ放しなのは、
多分に御祝儀相場的なもので、
安倍晋三の経済政策が優れているわけではない。
ないと断言しておいてなんだが、
僕は経済なんてサッパリわからない。
でもこういうことはわかる。
ある手法が良いという専門家が100人いても、
全く正反対の手法を支持する専門家も100人いるということ。
数学は使うけれど経済は数学そのものではないから、
数学みたいに証明できるもんじゃない。
ある手法で景気が良くなったからといって、
その手法が最良だったかどうかは分からない。
ある手法をとったら景気が良くなりました、
という事実があるだけだ。
お札をジャンジャン刷らせれば景気がよくなるなら、
こんなに結構なことはないけれど、
きっとそううまくいきはすまい。
そんな事でいいならドジョウだってやっただろう。
ひょっとしてうまくいったって、
そんなの偶然というか真逆の結果になってても、
ちっとも不思議じゃない程度のことだと思う。
ぼくの経験則で言えば、
アメリカの気にいる政策をとっていれば、
見た目の景気は良くなる。
その代わり食料自給率が落ちたり、
どっかで戦争が始まったり、
直接関係ないところで何がしかのシワ寄せが来てるはず。
けーきなんてそんなもんだろ。
だから「気」がつく。
アメリカの気分次第なんだよ。
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