久々に朝イチで起きて仕事した。
一年ぶりぐらいかしらん。
普段寝るような時間に起きて、
通勤電車に乗って出勤。
車窓から差し込む朝日を眺め、
ああこれが堅気の生活かと思う。
もう二度とすることはないと思ってたから、
その仕事が出来ることは嬉しかったけど、
前ほど緊張も興奮もしなかったのは何故だろう。
むしろ楽しかったという感じ。
獲物がギリギリまで近づいてくるのを待って、
一発で仕留めるみたいな。
切羽詰まった状況で、
飛んでくる矢を紙一重でかわすというか。
そのスリルが、
恐怖ではなく快感であった。
もちろん仕事だから大失敗はしないよう、
年に一度だろうがそれなりの予習をして、
最近の傾向と対策はたてていたけど。
それはお客様のためであって、
社内の評価などどーでもよかった。
上司が褒めてくれてたみたいだったけど、
どーでもよかった。
それより近くにいる後輩に、
少しでも参考になればと思っていた。
自分が自分らしくあれればそれでよかった。
前の時は、
その仕事に対する意地みたいなものがあったけど、
今はもうないから楽しめたのかもしれない。
不思議な気がする。
1年でこんなに変わるものか。
成長じゃなく変化。
いや変化じゃなく老化?
ある種の達観かもしれない。