2012年12月1日土曜日

達観

久々に朝イチで起きて仕事した。

一年ぶりぐらいかしらん。

普段寝るような時間に起きて、
通勤電車に乗って出勤。

車窓から差し込む朝日を眺め、
ああこれが堅気の生活かと思う。

もう二度とすることはないと思ってたから、
その仕事が出来ることは嬉しかったけど、
前ほど緊張も興奮もしなかったのは何故だろう。

むしろ楽しかったという感じ。

獲物がギリギリまで近づいてくるのを待って、
一発で仕留めるみたいな。

切羽詰まった状況で、
飛んでくる矢を紙一重でかわすというか。

そのスリルが、
恐怖ではなく快感であった。

もちろん仕事だから大失敗はしないよう、
年に一度だろうがそれなりの予習をして、
最近の傾向と対策はたてていたけど。

それはお客様のためであって、
社内の評価などどーでもよかった。

上司が褒めてくれてたみたいだったけど、
どーでもよかった。

それより近くにいる後輩に、
少しでも参考になればと思っていた。

自分が自分らしくあれればそれでよかった。

前の時は、
その仕事に対する意地みたいなものがあったけど、
今はもうないから楽しめたのかもしれない。

不思議な気がする。

1年でこんなに変わるものか。

成長じゃなく変化。

いや変化じゃなく老化?

ある種の達観かもしれない。


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