2012年12月7日金曜日
特等
遅ればせながら「人生の特等席」
クリント・イーストウッド主演だからね。
相当期待してたけど。
思ったほどではなかった。
ただ彼の最近の作品は、
アメリカの中流っていうか、
ふつーのアメリカの暮らしが描かれていて面白い。
ハリウッド映画ってたいてい、
ニューヨークとかLAとかシカゴとか、
大都会が舞台で、
それは日本でいえば東京や大阪なんだろうけど、
国の99%はそうじゃない、
ぼくやあなたが暮らしているような場所だ。
彼の映画は、
アメリカのそういう何の変哲もない場所を舞台にして、
それでもしっかり映画にしてしまうから凄い。
この映画はメジャーリーグの老スカウトマンが主役なんだけど、
日本で言うところの高校生の公式戦に足を運び、
自分の眼力で有望な新人を発掘する。
今メジャーでは数学的手法で活躍しそうな選手をはじき出す、
そんなプログラムがあって、
スカウトもオフィスでデータをいじってるだけ、
みたいな人が幅をきかせているようだ。
でもやっぱり現場で生で選手を見ないと、
わかんないことがある、
みたいな映画なんだけど、
それがたとえ夢物語であっても、
そうであって欲しいなと思わせてくれた。
ところで。
ぼくにとっての人生の特等席ってどこなんだろうな?
●金曜日ですな。元町ですな。散歩ですな(笑)
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