このブログは正確には5日未明に打ったものの再現だ。
あの日はザックJのW杯出場が決まって、
大興奮しながら会社で携帯から打ったのだ。
本田様々みたいな内容なのだけど、
今はもう、
あの時のテンションで打つ事はできない。
泣く子も黙るマンU香川も、
本田の前では子ども同然に見えた。
あの土壇場でのPK。
スタジアムの6万人を超えるサポーター、
テレビで固唾を飲んで見守った人、
すべての期待を一身に受け、
それでも決めてみせた本田の精神力というか、
存在感の大きさに、
心底恐れ入った。
ど真ん中。
そう、
本田はあの場面でPKをど真ん中に蹴った。
「捕られたらしゃあない」
試合後そう語った。
言うのは簡単だけど、
あそこでそう思える精神力。
本田以外にありえない。
本田という選手は、
数年前まではただのビッグマウスとしか思ってなかったし、
実際抜きん出た実力があったわけではなかったと思う。
それが今では彼なくして日本代表はあり得ないと思わせられる。
ぼくも含め、
サッカーに詳しくない人は一度、
試合中、
球じゃなく彼だけをずっと追って見ればいい。
前線での球のキープ力が頭抜けているのは言わずもがな、
持っていない時の動き、
特に守備での貢献は、
そうして見ていると分かる。
攻守において、
常にその時のチームに何が足りないかを考え、
そこを埋めようと意図して動いている。
最後のPKをもらったプレーだって、
本田が試合をあきらめなかったからこそ。
サッカーはできないけど、
生き方そのものが人生の教科書のような男だ。