2013年6月5日水曜日

存在

このブログは正確には5日未明に打ったものの再現だ。

あの日はザックJのW杯出場が決まって、
大興奮しながら会社で携帯から打ったのだ。

本田様々みたいな内容なのだけど、
今はもう、
あの時のテンションで打つ事はできない。

泣く子も黙るマンU香川も、
本田の前では子ども同然に見えた。

あの土壇場でのPK。

スタジアムの6万人を超えるサポーター、
テレビで固唾を飲んで見守った人、
すべての期待を一身に受け、
それでも決めてみせた本田の精神力というか、
存在感の大きさに、
心底恐れ入った。

ど真ん中。

そう、
本田はあの場面でPKをど真ん中に蹴った。

「捕られたらしゃあない」

試合後そう語った。

言うのは簡単だけど、
あそこでそう思える精神力。

本田以外にありえない。

本田という選手は、
数年前まではただのビッグマウスとしか思ってなかったし、
実際抜きん出た実力があったわけではなかったと思う。

それが今では彼なくして日本代表はあり得ないと思わせられる。

ぼくも含め、
サッカーに詳しくない人は一度、
試合中、
球じゃなく彼だけをずっと追って見ればいい。

前線での球のキープ力が頭抜けているのは言わずもがな、
持っていない時の動き、
特に守備での貢献は、
そうして見ていると分かる。

攻守において、
常にその時のチームに何が足りないかを考え、
そこを埋めようと意図して動いている。

最後のPKをもらったプレーだって、
本田が試合をあきらめなかったからこそ。

サッカーはできないけど、
生き方そのものが人生の教科書のような男だ。


遺志

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