2013年11月30日土曜日

北側

先日、
久しぶりに西北に出かけ、
いつものようにドトールに寄ろうと思ったら、
あらら。


















いつの間にやら店じまい。

看板はおろか、
内装も一切合切なくなっていた。

この日はやたら寒い日だったけど、
こういう光景は心が寒くなる。

ローカルな話だけれど、
阪急ガーデンズができて以来、
西北の北側が少しずつさびれてきたような、、、

ドトールによらず、
店じまいするところが増えている。

それでなくても、
駅の北側ということで、
日当りは悪いし、
南側のガーデンズと、
気温からして数度は違うような気がする。

梅田でもそうなんだけど、
結局、
人口はそんなに変らないのに、
店ばかりバンバン作って、
共存共栄できるわけもなく。

弱肉強食というか、
勝者必滅というか。

ドトールみたいなチェーン店ならまだいい。

そこにしか店を構えていないところでは、
ガーデンズみたいな巨大店舗は、
まさしく死活問題。

西北の西でも北でもなく、
南が栄えるというのも皮肉な感じ。

昔は南側には西宮球場やボーリング場があって、
買い物は北側でって、
住み分けできてたと思うんだけど。

仕方ないから、
同じ建物の中の珈琲館に行った。

2013年11月29日金曜日

戸籍

事実は小説よりも奇なりとは言うけれど、、、

先日観た映画「そして父になる」さながら、
いや、
それよりもっともっと残酷な、
60年前の新生児取り違え。

今さら「ごめんなさい」とどれだけ謝られても、
いくら慰謝料を積まれても、
過ぎ去った歳月は戻らない。

ミスでは済まされない過ち。

60年は余りにも長過ぎる。

取り違えられた二人の、
その後の人生が余りに対照的で、
余計にやりきれない。

戸籍といえば、、、


先日書いたような次第で、
パスポートの申請に行って来た。

あれって戸籍抄本がいるんだよね。

そこには久々に見る名前が、
くっきりと記されていたわ。

否応なく思い出さされる過去の自分。

同じことを思っている人が、
この世に2人いるという現実、、、

そういえば、
パスポート申請の場所も、
14年前と同じ。

1999年4月のことでした。




2013年11月28日木曜日

解約

イーモバイルのWiFi端末の契約を解除した。

携帯をiPhonenに変えて一年。
デザリング機能が十分実用に耐えることが、
はっきり分かったからだ。

これまで、
一応バックアップのつもりで、
みすみす毎月数千円を払って来たけど、
もういらないと判断した。

解約は電話でしかできない。

夕方、
自宅から電話して、
音声ガイダンスに従って解約手続きに進んだけど、
案の定、
なかなかオペレーターが出ない。

そりゃそうだよな。

解約と分かっている相手の電話なんか、
出たくないに決まっている。

何分か待って、
ようやくつながると、
人間なんだけど人間でないような、
やたら声がかわいらしく、
言葉遣いが丁寧なオペレーター。

こっちが解約したいと分かっているのに、
本日はどのようなご用件で?
的な会話から始まって、
実際解約にこぎつけるまでに、
ひとつご提案させていただきたいのですが、
などと、
なかなかゴールに到達させてくれない。

その最大の山場が、
ネットワーク暗証番号というものだ。

契約の時に設定させられるのだけど、
こんなの普段使うことはまずない。

で、
いざ解約の段になると、
いきなり尋ねてくる。

ぼくも当然のように、
そんな番号は忘れていたけど、
そういう時に使う番号が、
だいたい決まっているので、
当てずっぽうで言ってみたら、
合っていた。

てなわけで、
ようやく解約にこぎつけた。

契約は簡単に。

解約は困難に。

それでも、
頑張っていろいろ解約して、
身軽にしていかないと、
月末の請求を見て泣く事になる。


2013年11月27日水曜日

旅券

年が明けたら、
消化してない慰労休暇をとるようにと、
厳命されている。

2週間近くあるので、
この際、
海外旅行でも行ってやろうか、
などと思いながら、
そういえば、
と確認したら、
パスポートの有効期限が切れていた。

前回取得したのが1999年。

10年有効にしたことだけ覚えていて、
てっきりまだ有効期間だと思っていたのに、、、

4年も前に失効していたとは。

この4年間、
海外旅行だなんて、
考えたことがなかったわけじゃないけど、
パスポートを確認したのは、
初めて。

13年前の自分の顔写真に笑った。

なんと、
白黒。

なんで白黒にしたんだろう?

たぶん、
その方が写真写りが良いと、
思ったからだったような、、、?

1999年といえば、
米の同時多発テロもないころ。

入国スタンプを見ると、
モルジブに行くために取得したのだ。

モルジブへダイビングに行った。

あそこは天国のようだった。

そうそう。

それは10年の慰労休暇を使ったのだ。

珊瑚礁で囲まれた、
エメラルドグリーンの海上コテージに泊り、
部屋の中から海中が見える仕掛けがあって、
そこからは熱帯魚が見えたっけ。

あれは確かに天国みたいだった。

天国を見た事はないけれど。

その後、
同じパスポートには、
ヘルシンキの入国スタンプもあった。

あれはフィンランドにオーロラを見に行ったのだ。

マイナス30度とかいう信じられない世界で、
ユニクロダウンが十分機能したことに驚いた。

いやいや、
それよりオーロラを見たこと、

いやいや、
それよりオーロラを見るために車で走り回ったこと。

いやいや、
体は到着したのに荷物が届いていなくて慌てたこと。

犬ぞりが意外に面白かったこと。

なんだかしょーもないことの方がよく覚えている。

それにしても、
色々ありすぎた13年間だった。

同級生なんかと会うと、
昔も今も変らないなと思うけど、
やっぱり13年間でぼくは大きく変わったような気がする。

何が、
というと具体的には言えないのだけれど、
やっぱり天国から地獄に堕ちて、
それでもなんとか這い上がって今がある。

その経験は、
ぼくの中では大きいウエイトを占めている。

失ったものも大きかったけど、
得たものも大きかった。

13年前のまま、
挫折を知らないでいたら、
今の自分はもっとイヤな男になっていただろう。

涙の数だけ強くなれるよ。

それはZARDの歌。

あるいは先日、
人から聞いた言葉。

人は泣かないと化けることはできない。

それも言えてる。

来年海外に行くかどうかはわからないけど、
とりあえず、
パスポートだけは再び取得しようと思った。

2013年11月26日火曜日

便利

先日テレビを見ていたら、
手袋に塗るだけで、
スマホが操作できる液体っていうのを紹介してて、
思わずAmazonポチ。

真冬なんかに、
いちいち手袋脱ぐの、
面倒なんだよね。

でも、
説明読んでちょっとがっかり。

だって、
革の手袋には使えませんって。

ぼくの手袋ほとんど革製。

毛糸のもあるけど、
それはそんなに寒くない時用。

つまり、
そんな時は手袋脱ぎます。

本当に革の手袋はダメなのか、
今度実験してみるつもり。

結果はまた報告します。

2013年11月25日月曜日

賞金

一人きりの居間で、
電灯もつけず、
ゴルフ観戦する母。



















ただいま国内女子ゴルフは、
賞金女王争いの大詰め。

本日最終日、
森田が勝って、
横峯さくらを再逆転した。

母は大のさくらファン。

さぞやガッカリかと思いきや、
居間の書き置きには、

「さぁ来週や」

随分と前向きなコメント。

その切り替えがさくらにもあれば、
今季最終戦で再逆転なるかもね。

女子ゴルフなんて、
一昔前は男子の添え物。

というか、
半分キワモノ扱いだった。

それが今や、
男子顔負けの人気ぶりで、
賞金もうなぎ上り。

賞金女王ともなると、
1億円は超すんだから、
大したもの。

横峯さくらに至っては、
通算獲得賞金額が10億円を超えている。

10億円といえば。

今日のジャパンカップで、
ジェンティルドンナが勝って、
牝馬3頭目の10億円馬になったそうな。

人も馬も、
女性が頑張る時代。

なんて言ったら、
怒られる時代。

2013年11月24日日曜日

晩餐

先日、
梅田の地下街を歩いていると、
前を歩く男性の、
パーカーの柄が妙に気になって、
思わず写真を撮った。




















拡大したのがこれ。
















最後の晩餐

いや別に、
そりゃあ、
こういう柄もあるだろうけど、
なんだか気になった。

男性は、
このパーカーを買う時、
どう思ったのだろう?

うわ、
最後の晩餐、
超クールじゃん。

なのか?

ならばダヴィンチも草葉の陰で喜んでいるだろう。

完全なこじつけだけど、
だれしも死ぬわけだから、
最後の晩餐はだれにでもある。

しかし大抵の場合は、
これが最後の晩餐だと、
当人は知らない。

結果的にアレが最後だったと、
あとになって、
当人以外の人が知るだけだ。

死ではなくても、
結果的にアレが最後だった、
ということは、
人生においてママある。

例えば仕事において、
アレが最後の作品だったとか。

そういうことなら、
ある程度は事前に本人にも把握できるから、
ああこれが最後の仕事かと、
感慨を込めながらできる。

ま、
往々にして、
最後と思っていたのに、
結局またやる羽目に陥ったりするのだが、、、

言いたいのは、
これが最後とわかるということは、
幸せなのか否か?

などなど、
パーカーの男性を見た時に思ったわけでは、
全然ないけれど、
盗撮まがいの写真まで撮らせたということは、
何がしかぼくの中に、
反応するものがあったのかしらん、
と思った次第。

ちなみに、
これが本日の我が家の晩餐。



















ま、
最後じゃないとは、
思うけど、、、


2013年11月23日土曜日

詐称

会社の健康診断を受けた。

いつも残念なのが身長。

169.4センチ。

年2回の検診。

あと数ミリがどうしても届かない。

別に170センチじゃないといけない合理的な理由などない。

ただ、
この、
わずか数ミリのために、
ぼくがいつもかすかなコンプレックスを抱いていることも事実だ。

対外的に、
身長は?

と聞かれた時、
170です、
と答える時の、

でも本当は数ミリ足りないんです、
と心の中でつぶやく感じ。

別に嘘をついているわけじゃないのに、
なぜか誤摩化しているような罪悪感。

こういう罪悪感は、
もう一つある。

出身大学を聞かれた時だ。

◎◎大学です、
と答えるのだけれど、
ぼくが卒業したのは、
その大学に夜間学部。

昼間と夜間とでは、
偏差値が段違いなのだ。

かといって、
大学名を聞かれているのに、
◎◎大学の夜間です、
って答える必要もなかろう。

なんて自分を誤摩化して納得させる、
そのびみょーな後ろめたさ。

わかるかな〜?

2013年11月22日金曜日

衝動

元町での用事が、
予定より早く終ったので、
かねてから行きたかったとこへ立ち寄った。

開業半世紀を迎えたポートタワー。

じゃなくて、
ここ。



















散髪屋さんなんて、
何年ぶりだろう。

しかもココ。

カットのみ1000円。

激安散髪なのである。

不安?

そりゃ、
ない、
と言えば嘘になるけど、
元町駅のここで、
もう何年かやってるから、
それなりに客はいるわけで、、、

にしても、
随分思い切ったもんだと、
自分でも思う。

でも、
どうしても髪を切りたい気分だった。

意を決して飛び込んで、
待つ事10分ほど。

どうぞ、
と促され席につくと、

どうされますか?

まぁ適当に。

あ、
でも前髪はそんなに短くしないで。

あ、
横もそんなに短くしないで。

店長さん。

後ろ、
伸びてますね。

何か月前に切ったんですか?

えーと、
2、3か月前かな。

後ろ、
ちょっと切りましょうか。

そうですね、
そうしてください。

というやり取りのあと、
早速作業開始。

さっさっさっと。

10分ほどで完了。

洗髪はないから、
代わりに、
掃除機のようなもので、
頭を「清掃」。

すっきりした後ろ髪。

ずいぶん後頭部がスースーする。

ま、
いいんじゃないの。

どうせ、
すぐにまた伸びるし。

ただ、
ずっと何年も浮気せずに通い続けて来た、
西北の美容院の担当君には申し訳ない気持ちだ。

すぐまた行くから。

トイレの鏡で切りたての髪をながめ、
心で謝っておいた。

2013年11月21日木曜日

本気

いやぁすごかったなザックJ。

世界5位のベルギーに逆転勝ち。

川島の凡ミスで先制された時は、
もう終わりと思ったけど。

そこから3点とるとは。

勝負事はやっぱり、
やってみないとわからない。

そう痛感。

相手はW杯出場は決めているものの、
ちょっと前の強化試合でコロンビアに負けていて、
自国の試合で連敗は絶対にしたくなかったはず。

W杯に向けて、
これほどガチな試合もめったにない。

それに勝ったのだから、
ザックJの攻撃力は本物とみていい。

でも守備力はまだまだ。

でも、
年内最後のテストは、
ほぼ満点の出来だったと言えるんじゃないの?

とか言いながら、
実はワタクシ、
見逃しました。

絶対見るつもりだったのに。

3時間だけ寝ようと思ったのが間違い。

一度は目覚ましで起きた。

でも、
ダウン。

たぶん、
心のどこかに、

どーせ負けるよ、

という思いがあったのだと思う。

だから、
絶対起きようと思っていたというのも、
本当は嘘。

絶対起きようと思っていたなら、
絶対に起きたはず。

サッカーと同じ。

結果がすべて。

はい。

見逃しました。

心の奥の本当の自分に、
見る気がなかったんです。

2013年11月20日水曜日

一対

気に入った物はペアでそろえることがままある。

例えばパーカーは、
薄手と厚手、
それぞれお気に入りを2枚。

腕時計もシルバーと黒の2個。

理由は異なる。

パーカーはいわゆる洗い替えだし、
腕時計はオンオフの使い分け。

腕時計は先日製造中止になり、
今となっては手に入らない。

そもそもは、
そういう事態を想定してのバックアップ用だった。

そして、
冬が近いこの時期、
お気に入りのダウンジャケットをもう1着購入した。

ペア大好きだからだけど、
理由は今度もちょっと違う。

今持っているものよりワンサイズ小さいのを買ったのだ。

真冬でなければ、
外はダウンがいるほど寒くても、
会社に着くと暑いぐらいの時がある。

そういう、
中は薄着で寒い時、
これまでのダウンだと、
ちょっと大きめだったのだ。

真冬になって、
中もセーターなどを着るようになると、
これまでのでいいんだけど。

あと。

やっぱり、
ワンシーズンずっと着ると、
痛みも早いだろうから、
冬の前半は今回買った小さめで行き、
後半はこれまでので行こうかと。

贅沢だけど、
品物は間違いなく良いことは確認済みだし、
すごく気に入っているからだ。

色も少し違うのにした。

冬物の買い物はたぶん今季これだけ。

てなわけで、
到着するまでに、
もう少し寒くなってくれたら、
もうそれで行こうかなと考えている次第。

行こうかな、
といえば、
元町には21日に行こうかな。




2013年11月19日火曜日

再現

なか卯にリベンジに行った。

親子丼とうがらし山盛り事件のだ。

事件というのは大げさだけど、
あの時の状況を確認せずにいられない。

親子丼の右にあるのが山椒ととうがらし。見ての通り山椒のビンはフタを開けないとふりかけられないが、とうがらしはそのままふりかける。

しっかし、
今日のとうがらしは満杯だね。

これを全部ぶちまけていたらと思うと、、、

さすがに再現はやめました。

しっかし、
なか卯の親子丼は美味しい。

2013年11月18日月曜日

偽装

厳しい読者の一人である、
友人のH本君からメール。

久しぶりに君のブログを開けました。
11月14日付の「恩師」を読んで、泣けた。

だって!

速攻返信したよ。

いやぁ〜褒められちゃって体がかゆいわ(≧▽≦)


すると、
速攻で返事が来た。

別に褒めとらん

あちゃー!(◎_◎;)

そうきたか。
厳しいのー。

厳しいといえば。

先日の恩師の通夜のあと、
もといちメンバーで話していても、
話題は最近の食品偽装になった。

みんな良く知ってるんだ。

これがまた。

どこそこのは許せるけど、
あれはダメや、

みたいな。

はっきり言って、
ぼくは興味ないんだ。

この話題。

というより、
なんで今、
その話題が一斉に報じられているか、
の方に興味がある。

この一連の過剰報道の影で、
こっそり行われていることはないか?

そっちの偽装の方が、
よっぽど重要だと思う。

2013年11月17日日曜日

山椒

先日の出来事だ。

久しぶりになか卯の親子丼が食べたくなって、
会社近くの店に入った。

音楽を聞きながら、
考え事をしているうちに、
すぐに運ばれて来た。

最近、
なか卯では調味料の山椒が瓶で置かれている。

これがなかなか親子丼と相性がよくて、
その日も振りかけた。

瓶の蓋を回して、
トントントン。

どんぶりにまんべんなくかけた。

そして、
その日はついでに、
一味も少し加えてみようと思い立った。

同じように、
瓶の蓋を回して、
トン、、、、

ぎゃ!

どんぶりが一瞬にして真っ赤になった。

一瞬、
何事かわからなかった。

そうだ。

一味は、
蓋をはずさなくても、
そのままトントンでよかったんだ。

一味が山盛りになったまい親子丼。

でも、
ぼくはその驚愕の事態に耐えた。

何食わぬ顔をして、
表面につもった一味を、
とれるだけスプーンでとってお盆に移し、

あとは、
徹底的にどんぶりにまんべんなく行き渡るようかき回して、
なんとか完食した。

口の中が火の海になるようなことはなかったけど、
しばらく汗がとまらなかった。

これはかなり恥ずかしいことなのだけど、
思うに、
二つの調味料の瓶の開け方、
というか、
調味料のふりかけ方が違うのが一番問題なのではと思った。

もちろん店には何も言わなかったけど。

そして、
あの一味で山盛りになったどんぶりの写真を撮っておかなかったことが、
残念でならない。

平静を装いながら、
やっぱり相当に焦っていたのだ。

みなさん、
くれぐれもご注意を。

2013年11月16日土曜日

五訓

恩師の通夜に参列。

会場には思い出の写真や先生の愛用品、
新聞の投稿欄に載った記事などが展示されていて、
そこには、
われら「もといち」の30周年記念旅行の写真も。

そして、
先生が終世大事にしていたという「五訓」が貼られていた。

あせるな
おこるな
いばるな
くさるな
おこたるな

調べると、
これは京都・嵯峨の二尊院に伝わる言葉のようだ。

そういえば、
高校時代の授業中の雑談で出たこともあるような、
ないような、、、

参列したもといちO石君の感想は、

「おこたるなっていうのがすごいな」

うーん、
確かに。

ぼくは何事もおこたってばかりだし。

先生に怠る事があったかなかったか、
それは知らないけれど、
というより、
もっと早く病院に行かなかった時点で、
怠ったと思うけれど、

それでも、
先生がこの五訓を大切に生きて来たのは間違いないし、
ぼくも折りにふれ、
思い返して生きて行こうと思った。














お通夜の最後に、
お坊さんが少し説教をされたのだが、
その姿がまるで、
高校時代の先生のようで、
感慨深かった。

仏教にも同じような五戒があって、
それは、

生き物を殺してはいけない。
他人のものを盗んではいけない。
不道徳な性行為を行ってはならない。
をついてはいけない。
酒を飲んではいけない。

だそうだ。

全然だめじゃん。

オレ。

●ちなみに、もといちの参列者は12人でした。


2013年11月15日金曜日

実働

テレビで相撲を見ていたら、
ポールマッカートニーが枡席にいるではないか!

先日大阪でライブやって、
今日は相撲観戦で翌日また福岡でライブ。

なんちゅうタフなおじいさん。

え?

イマドキ70歳はおじいさんではないのですか?

ぼくの親父は72歳で死んだ。

先日亡くなった恩師も同じぐらいだ。

それに比べ、
71歳ポールの若々しさが恐ろしい。

比べるのも何なのだが。

ちなみに、
今日は恩師のお通夜。

ちょうど休みなので、
参列させていただく。

もう、
昨日今日と、
仕事していても上の空。

申し訳ないけど上の空。

親しい人が亡くなると毎度のことながら、
生きる事、
死ぬ事、
生きる意味、
死ぬ意味、、、

つくづく考えさせられる。

思い立ったが吉日。

見る前に跳べ。

そんな言葉が頭をよぎる。

人生は有限だ。

そしてぼくらはもう、
その半分以上を使い果たしている。

人生80歳から、
みたいな宣伝文句はいらない。

人生の実働期間はもう賞味、
長くて20年。

いや10年か?

いやいや、
そもそも、
そんなことを考えるからいかんのだ。

明日死ぬかもしれない。

それは大げさではなく、
まったく正しい事実だ。

2013年11月14日木曜日

恩師

このブログで何度も触れて来た、
「もといち」の担任A先生がガンだと知ったのは10月14日。

ちょうどひと月前だ。

その日のうちに、
当時の学級副委員長と二人で、
ご自宅を見舞った。

彼女は忙しい人だったけど、
たまたまその日は時間が空いていて、
ぼくも休みだった。

思い立ったが吉日だなと、
彼女としみじみ話した。

先生のお宅には大学生の時に伺ったことがあったが、
阪神大震災の後に越された新居に行くのは初めて。

住所も確かめずタクシーに飛び乗って、
副委員長も住所を知らないことが判明。

あわてて自宅に電話して、
母に年賀状の住所を教えてもらい、
グーグルマップで検索して訪れた。

先生の自室は、
決して広いとは言えない和室で、
そこに何やらものすごい量のモノが、
しかし非常な几帳面さで整頓されていた。

そこの布団で先生は寝ていた。

アポ無しに近い訪問だったけど、
先生はとても喜んでくれ、
布団の上にあぐらをかいて、
あれやこれや、
小一時間、
ほぼ一方的に話をしていたのは先生だった。

その枕元には、
ぼくらが「もといち30周年」で行った、
旅行の時の記念写真が飾られていた。

ぼくらにとって特別だったように、
先生にとってももといちは特別だったのだ。

あの日は、
集合場所を母校にして、
会議室で先生の簡易「授業」をしてもらい、
それから校内探検をして、
それから三田に向かった。

30数年前、
ぼくらは出会った。

クラス替えの一覧を見た時のショックは、
いまだに忘れられない。

男女とも、
かなりの曲者ぞろい。

こりゃ厄介なクラスになったな。

最初に思ったのは、
そういう暗い印象だった。

担任は、
生徒以上に厄介な先生だった。

授業は適当。

50分の大半は雑談。

しかも、
下らない。

ちょこちょこっと、
授業らしきものはするのだけど、
その内容は、
教師向けのアンチョコそのままだった。

子供心に、
あんなんでよう先生できるな、
と思った。

しかし、
何故だかぼくらはウマがあった。

実際、
先生は先生仲間の間でも厄介な存在だったと、
大人になってから知った。

最後は県立高校の校長までつとめたのだけど、
その最後のあいさつは、
学校への嫌みタップリだったと聞く。

だから、
もといちというのは、
厄介者と厄介者との、
奇跡的なコラボって感じだったわけだ。

先生を見舞ったあの日、
最後に頑張ってと握った手は、
力強かったのに、、、

「来年の年賀状は書けへんかもな」

先生の言葉は本当になってしまった。

2013年11月13日午後4時17分。

先生は永眠された。




2013年11月13日水曜日

史実

八重の桜は、
何が面白いのかわからないまま、
ずっと見続けているのだけれど、

山本覚馬が二度目の妻と離縁するに至った、
今回の下りは興味深かった。

伝えられている史実によれば、
覚馬の二度目の妻・小田時栄は、
13歳の時から覚馬に献身的に尽くし、
後に結婚し娘をもうけた。

しかし、
ある時、
具合が悪くなって覚馬が医者を呼んだところ、
妊娠5か月であることが判明。

しかし覚馬には覚えがない。

つまり、
時栄は不倫をしていたのである。

しかし、
覚馬は時栄がずっと尽くしてくれてきた過去の経緯から、
これを許そうとした。

そこに待ったとかけたのが八重。

「臭いものに蓋をしてはならない」

と、
時栄を徹底糾弾し、
ついに山本家から追い出してしまった、、、

これだけ読むと、
八重は今でいうKY。

キリスト教だか何だかしらないが、
夫婦の何十年のやりとりも分からないのに、
一方的に時栄を悪者にしてしまったことになる。

そこらあたりが、
先日のドラマでは微妙にぼやかされ、
八重があたかも時栄に同情が集まる形で、
家を出るように、
あえて憎まれ役を買ったかのように描かれていた。

真実がどのようなものだったか。

それはわからない。

ただ興味深いのは、
離縁した後の時栄の消息はわからないという点だ。

時栄は覚馬の妻としてのみ史実に存在し、
離縁してからのことは、
一切わからない。

時栄がドラマで言うセリフ。

「山本覚栄の妻ということが誇りでした」

って、
そういう意味も含まれているのだろうなぁ。

時栄役の谷村美月。

結構好きなんだよな。

だからどうしても、
時栄をかばいたくなる。

ちなみに谷村美月、
堺市出身です。

2013年11月12日火曜日

最高

泊あけのフラフラ頭で、
行ってきましたポールマッカートニー♪





京セラドーム。

いつもギリギリ行動のぼくにしては、
珍しく1時間前に到着。

だって、
寒いんだもの。

別に特別ファンなわけじゃない。

でも、
やっぱり見ておきたいじゃないの。

生きてるうちに。

71歳。

親父が死んだのが72歳。

先日亡くなった島倉千代子が75歳。

「次」

はないかもしれないでしょ。

生ポール、
見た事ないし。

すごい。

正直すごい。

2時間半ぐらい、
ほぼノンストップで、
ビートルズ時代の曲を交えて歌い、
アンコールでヘイジュードやって、

もう終わりでしょ、
ポール。

席を立って帰りそうになったら、
またアンコール。

ギター一本でイエスタデイ。

おー忘れてた。

で、
終わりだよね、
ポール?

と思ったら、
そこからやるやる。

アビーロードの、
最後の方のゴールデン・スランバーズから、
ジ・エンドまでの、
有名すぎるメドレーで締めくくり。

3時間弱、
40曲ほど?

昔の曲は短いから、
もうウニイクラトロ大盛りドンブリ状態。

本当に元気。

異常に元気な71歳。

そりゃそうか。

だって、
世界最高のもの食べて、
世界最高の医者に管理され、
若い奥さんがいて、
来日するのも、
もちろん自家用ジェット。

いや、
それにしても。

先日のサザンのライブと比較するのもなんだけど、
桑田さんでも71歳であのパフォーマンス、
できるかな?

ほんとうに、
ノンストップ。

飲み物も口にせず、
休憩代わりの余興もなし。

間違いなく、
今のぼくより元気。

いやぁー、
でも、
ゲットバックを生で聞けるとは、
思いもしなかった。

ゲットバック
この映像↑
幼い頃からの、
反逆というか、
悪戯というか、
そういうものの象徴なんだよな。

ぼくの中で。

●ちなみに、このライブは撮影自由。みんな撮ってました。一応、念のため。

2013年11月11日月曜日

登頂

たまたまテレビをつけたら、
イモトアヤコ
がマナスルに登るという企画をやってた。

マジかよ。

8000メートル級だよ。

本人も言ってたけど、
バラエティーでやる企画じゃない。

もちろん彼女には、
キリマンジャロやモンブランの登頂経験があるわけだけど。

それも、
この番組の企画。

ステップアップしてるといえば、
そういうことだけど、
にしても8000メートル級。

なんでも、
最終目標はエベレストなんだそうだ。

番組を見てたらしかし、
彼女はすごいというか、
周囲の登山経験豊富なスタッフより元気に見えた。

そして無事登頂。

なんかアッサリしすぎていて、
感覚がおかしくなりそうだけど、
相当な快挙だよね。

しかも本人が言ってたように、
彼女は元来登山が好きなわけではない。

あくまで芸人の仕事としてやっている。

だとしたら余計に、
その芸人根性がすごい。

本当に命がけだよ。

ありゃ。

もし、
芸人に宇宙飛行を体験させるという企画が出たら、
ぜひ彼女にいって欲しいと思った。

2013年11月10日日曜日

訃報

島倉千代子が死んだニュースは、
読売新聞でも朝日新聞でも一面に載っていた。

紅白歌合戦35回出場。

昭和を代表する大歌手だ。

でも、
たとえば、
同じく紅白35回出場の石川さゆりが死んで、
果たして一面に載るだろうか?

ぼくにはそう思えないのだけど、
理由は何だろうか?

ヒット曲の数?

石川さゆりと聞いてパッと思い浮かぶのは、
津軽海峡冬景色、
天城越え、
といったところか。

というか、
それぐらいしか、
思いつかない。

とはいえ、
島倉千代子だって、
人生いろいろがなかったら、
昔の有名歌手ということで、
たぶん一面はなかったのではないか?

コロッケや山田邦子のモノマネの影響も大きい。

では。

たとえば、
松田聖子が30年後に亡くなって、
その時に一面に載るだろうか?

ヒット曲の数、
時代のスター、
どの面でも申し分ない。

でも、
60歳ぐらいで、
人生いろいろ的な、
大ヒットがなければ、
難しいのではないか?

ただ、
ユーミンや中島みゆきが30年後に亡くなったら、
一面に載りそうな気もする。

やっぱり、
シンガーソングライターは強いような印象。

桑田佳祐も同じ。

矢沢永吉が20年後に亡くなったらどうだろう?

時代は反映しているかもしれないけど、
ちょっと違う気もする。

もっと若い人なら、
安室奈美恵とか、
浜崎あゆみとか、
エイベックス系も、
もちろん一面対象に入れるだろう。

演歌歌手しばりでも、
北島三郎は当確としても、
五木ひろしや森進一はいかがか?

女性演歌歌手では、
都はるみは島倉千代子と同じ感じだけど、
先の石川さゆりとか坂本冬美となると、
かなり難しい。

演歌が斜陽になってからの歌手だからだ。

アングルを変えて、
ご意見番的な和田アキ子ならどうか。

これはもう、
まずないな。

あくまで個人的な意見だよ。

考えだすとどんどん深みにハマる。

これを外タレに適用しだすと、
もう収集つかない。

ある人はミックジャガー一面でしょ、
というかもしれない。

ぼくは、
ボブディランやポールマッカートニーはありでも、
ミックはない気がする。

つーか。

30年後に新聞はあるのか?

そっちを考える方が、
よっぽど簡単に答えが出せそうだ(笑)


2013年11月9日土曜日

退屈

きょうもいつものように、
腑抜け状態で仕事をしていたら、
終了間際になって、
突如慌ただしくなった。

いっぺんに目が覚めた気がした。

やっぱりコレだよな。

キターって感じ。

あと何秒の世界。

アドレナリンが一気に体中を駆け巡るみたいな。

昔は、
このキターっていうのが怖くて怖くて、
神経すり減らしてた。

それが、
今やこれがないと、
仕事した気にならない。

ある意味ヤバい。

アドレナリン中毒(笑)

普段の仕事がスローモーションみたいで。

先日亡くなった打撃の神様川上哲治氏は、
全盛期に「球が止まって見えた」そうだけど。

もちろん、
そんなおこがましい事は言いませんが、
普通の球が、
スローモーションに見えるぐらいにはなってる。

かといって、
それを必ずホームランできるわけではない。

そこが難しいところ。

分け分からず闇雲に振ったらホームランってこともあるし、
じっくり狙い澄まして振り抜いても、
ボテボテのゴロ、
はいゲッツーってこともよくある。

だから、
仕事の奥義を極めたなんてことは全くないのだけど、
ただ、
怖いものに慣れた。

って感じかな。

とにかく、
眠たい仕事はイヤだ。


2013年11月8日金曜日

用心

さっき帰って来たら、
じゃじゃーん、

ファンヒーターが出ていた。

母グッジョブ!

クーラーとヒーターが、
ほぼクロスフェード。

これが我が家。

異常ですか?

でも、
これぐらい用心しないと。

友人のドクターGには完全否定されたけど、
絶対おすすめ鼻うがい。

この前何気に考えてたら、
もう10年以上の習慣になる。

そして、
大きな風邪は一切ひかなくなった。

これは動かせないマイ事実。

信じる信じないは自由ですが。

専門家だからといって、
何もかも正しいわけじゃないんですよ。

もちろん、
効き目には個人差があると思う。

でも、
ぼくに関しては驚くべき効果がみられた。

これは絶対ね。

と力説しても、
ドクターGはこのブログ読んでないから。

読んだ人、
間接的に伝えて下さい。

そうそう。

ドクターG説によると、
ぼくはもう、
あらかたの風邪をひいて、
免疫が出来たから、
風邪をひかなくなったそうで、
鼻うがいは全く関係ないと断言したんだ。

ということは、
もしぼくが今後、
鼻うがいを止めて、
寝込むような風邪ひいたら、
どないしてくれんねん!

2013年11月7日木曜日

伊達

体調を崩す人が続出している。

急に寒くなったから?

っていうほど寒い?

みたいな話しを会社でしていて、
最近、
若い女性でも大きなマスクをしてる人が多い、
と言ったら、

マスク美人

っていう言葉があることを知った。

なるほど。

サングラスのような効果か。

冬にサングラスはおかしいけど、
マスクだったら自然だもんね。

って、
ぜんぜん自然じゃなーい。

つーか、
そこまでして他人からの見た目、
気にする?

いやいや、
そりゃ若い女性はするだろうけど、

サングラスかけて、
なんとなく格好よくなった気になる、
それはぼくにも理解できる。

でも、
マスクして、
自分が格好よくなったとは、
絶対に思わない。

まぁ、
あの子、
マスク似合うよね、
っていうケースはあるようには思うけど、、、

いずれにせよ、
伊達マスクとは、
まったく知りませんでした。

みなさん知ってました?


2013年11月6日水曜日

格好

何気にまいふぉんの写真を見ていたら、
去年の11月9日に撮った写真があった。

首にストールを巻いている(笑)

そうそう。

これ、
去年、
この時期はこんな格好してましたよって、
記録しておけば、
何かの役に立つかもって、
思い立って撮ったんだった。

毎日の気温と服装を写真で記録しておけば、
確かに参考にはなるよな。

でも、
今日の天気でストールはない(笑)

だから、
あくまでも参考。

でも、
たまたま同じような時だったっていうのが、
なんとなく笑える。

同じころに、
同じようなことを、
毎年考えている自分。

進歩なし。

そういえば、
特に今年買った服もなし。

ってるうちに、
今年も2か月切りました。

もう大詰め。

いやはや。

いつもこの時期から、
年末まではあっという間。

そしてもうじき半世紀、、、

2013年11月5日火曜日

節目

今年の仕事に大きな区切りがつき、
ひたすら寝た。

12時間ぐらい(笑)

いいことも悪い事も、
何もかも洗い流したい。

そんな気分。

12時間寝たぐらいで、
洗い流せるわけもないのだけど、
ただ、
今は眠りたかった。

でも人間不思議なもので、
仕事が終った瞬間から、
自分で意識せずとも、
体のスイッチがプツンと切り替わったようだ。

すべて終ったこと。

今さらあれこれ言ってみても仕方がない。

そう思えるのは、
結果はともかく、
全力を尽くせた、
ということなのだろう。

うまく行かなかったのは、
ぼくに実力がなかっただけ。

今日の読売新聞に、
楽天の田中投手の手記が載っていた。

そこで彼は、
「期待に応えるのがプロ」と何度も言っている。

以前にNHKのプロフェッショナルで、
三谷幸喜もそう言ってた。

ぼくもそう思う。

サラリーマンであっても、
専業主婦であっても、
プロならば、
期待に応える。

それが当然。

ユーザーの期待に応えるのもそうだけど、
自分に対する自分の期待にも。

もう一日休んで、
再始動。

できるかな?

●お約束通り、火曜日に元町に行きます。

2013年11月4日月曜日

脱帽

野球における18番はエースナンバー。

チームを代表するピッチャーだ。

巨人の18番は杉内。

日本シリーズ第3戦。

1回3分の2KO。

3勝3敗で迎えた第7戦。

1回3分の2KO。

金のことは言いたくないけど、
杉内の年俸5億円(推定)。

そりゃないでしょ。

杉内は巨人に来るまでに、
日本シリーズ成績3勝0敗。

シリーズに限っては無敗男だったのだ。

ところが昨年のシリーズは、
肩の故障で欠場。

そして満を持して登板したはずの2試合で、
このありさま。

もちろん、
杉内は尻上がりに調子が良くなるタイプだから、
今日だって、
続投してれば、
8回2失点の好投ということになったかもしれない。

先発にエースを送り出した以上、
ベンチが我慢するべきだという声もあるかもしれない。

でも、
3戦も7戦も、
内容が悪すぎ。

あれは替えられても仕方ないわ。

それよりもなによりも、
田中を打ち崩しただけで満足しちゃったのか、
巨人打線がまたのおやすみなさい状態。

対して楽天は、
9回になんと田中がストッパー登場。

昨日160球完投負けしたのに、
なんというアンビリーバボー起用!

ワンサイドゲームなら、
それもあり得ると思っていたけど、
3点差では正直ギャンブルだと思った。

実際、
本調子とはほど遠く(当たり前だが)、
ランナー二人出して一発出れば同点というピンチを作った。

それでも最後は気合いが勝った。

そう。

今年に関しては、
楽天の方が日本一になりたいという気持ちが勝ってた。

正直に認めざるを得ない。

シーズン無敗といい、
田中は本当に、
あり得ないを現実にしてしまう。

すごい。

脱帽。

疲れました。


2013年11月3日日曜日

下駄

菅野がロペスのあり得ないトンネルなどで先に2失点した時、
日本中の9割がたは、

楽天日本一確定!

と思ったに違いない。

ぼくもそう思った。

何せ昨日、
菅野が2点以上取られたら負け、
って断言したもん。

ただ、
2失点といっても、
菅野のピッチングそのものは悪くはなかった。

逆に田中の方が、
被安打は多かった。

でも、
田中はピンチを背負ってからが強い。

しかし、
今日はさすがに気負ったのかもしれない。

5回。

ロペスへのすっぽ抜けを2ランホームランにされ、
天才中の天才、
高橋由伸には、
ストレートで3球勝負に行って、
センター前に弾き返されて逆転されてしまった。

だから勝負事は、
下駄を履くまでわからない。

天才集団のプライドをかなぐり捨てた巨人と、
巨人を今度こそ完封してやると意気込んだ、
無敗男のプライド。

田中が見せた、
平静さの中に芽生えた「色気」。

それを巨人は見逃さなかった。

そして特筆すべきは菅野。

2失点したあと、
制球の悪いフォークを捨てて、
カーブ主体の投球に組み立てを変え、
結局7回3安打で追加点を許さなかった。

後ろは断崖絶壁の状況で、
あそこまで平然と普段通りのピッチングをする新人。

気迫満点の則本とは別の意味で、
恐るべき新人。

そしてさらにいえば坂本。

2戦目は苦もなく同級生の田中にひねられ、
その後もどん底の不調から抜け出せなかったのに、
何と田中から3安打。

あの逆転劇も坂本のフェンス直撃2塁打が始まりだった。

そして、
それでもやっぱり一番恐るべきは田中。

9回160球を投げ、
なお最後に152キロのストレートを投げ、
高橋由伸を三振に切って取った。

化け物か、
アンタ?

とにもかくにも、
いい試合を見せてもらいました。

こうなったら、
巨人が日本一にならなきゃ、
絶対に許さない。

杉内、
3戦目のような無様は、
二度と許されないぞ。

ちなみに、
楽天応援してる姉からは、
何のメールも来ません。

ショックで寝込んだのかもしれません。

2013年11月2日土曜日

固唾

普段、
プロ野球の「プ」の字も言わぬ姉から、
こんなメールが来た。

プロ野球でこんなに感動したのは初めてかも...

則本の力投。最後まであきらめないって言うのは簡単だけど実際にはかなり難しい...昨日も3回くらいあきらめちゃった。

嶋に藤田に銀次に松井にジョーンズにマギーに...もちろんマー君。楽天応援してます。

だってさ。

もう日本人の9割ぐらいは楽天応援してるね。

プロ野球ファンで、
巨人ファンは多いだろうけど、
そもそもプロ野球に興味ない人は、
まぁ姉のように楽天頑張れ派でしょ。

その巨人が、
敵地仙台で、
しかも無敗男田中に勝たねばならない。

どう考えたって圧倒的に不利。

でもぼくは違う楽しみ方で臨みたい。

野球の天才集団巨人の選手が、
絶体絶命の崖っぷちに追い込まれた時、
どれほどの力を発揮できるのか。

そして田中は、
心底本気になった天才集団をもねじ伏せることができるのか。

もちろん田中は今シリーズで一度投げ、
巨人に1失点完投で勝利している。

でも今度の巨人は、
前の巨人とは違う。

本当の本気の巨人は怖いぞ。

っていうか、
問題は巨人の先発菅野。

いかんせん新人。

雰囲気に飲まれて、
序盤で3失点でもしようものなら、
それでジエンド。

とにかく巨人が田中に勝つなら、
2点以上は取られたらだめだな。

ゼロに抑えて鉄壁クローザー陣にリレーすること。

これが最低条件だと思う。

いずれにせよ田中は、
来季は大リーグ移籍だろうから、
日本のマウンドで投げる実質的な最後の登板。

日本中が固唾をのんで見守っている。

かなり大げさだけど。


2013年11月1日金曜日

衝突

先日、
自転車で最寄り駅までプラプラ走ってた時のこと。

前方の交差点の左から、
猛然と自転車をこぐ小学1年ぐらい男の子が、
車体を傾かせながら、
右(コチラ側)に曲がって来た。

ぼくはもう、
プラプラと勢いがないから、
避けようがなく、
ただその場に止まって、
男の子が何とか避けてくれるのを祈るしかなかった。

男の子は直前になってぼくに気づき、
精一杯ブレーキをかけ避けようとしたけれど、
もうダメだと思ったのか、
顔は下を向いて耐ショック姿勢になっていた。

ガシャン。

ぼくはイヤホンしてたので、
実際にそんな音がしたかどうかは分からないけど、
とにかく男の子の自転車は、
止まりきることはできず、
ぼくの左足のペダルあたりに、
男の子の左足のペダルがぶつかるような格好になった。

男の子は、
かろうじて転倒をまぬがれ、
左足で車体と体を支えて止まった。

ぼくには全くダメージはなく、
男の子に、

「大丈夫?」

と聞いてみたけれど、
男の子は何も答えず、
車体を立て直してぼくの後ろに向けて走って行った。

それから少し考えた。

あの子をしかるべきだったのじゃないか?

ぼくの方に非がないのは明らかだった。

男の子が安全確認せず、
一方的にぼくの自転車めがけて突っ込んで来たのだ。

もし、
ぼくの方が自転車ではなく自動車だったら、
男の子はけがをしたか、
車が凹むか、
いずれにせよ、
今回のようにあっさりとは済まなかっただろう。

でも、
ああいう時、
咄嗟にしかる言葉が出てこなかったのも事実。

日ごろ子どもをしかることなんかないし、
「コラ」とか、
「気をつけろ」とか言っても何だかマヌケに思えた。

というか、
基本的にああいう言葉って、
こちらがヒヤリとしてるから感情的に出るのであって、
今回のように、
少年の一部始終を観察するほどの余裕がある場合、
出てこない。

かといって、
これこれぼく、
そんな乗り方してたら危ないやんか。
いつか事故遭うで。

なんて言う時間もなく。

ところであの男の子は、
少しはヒヤリとしたのだろうか?

だったら、
今後は注意するだろうから、
それが一番なんだけど。

そうそう。

逆に男の子が自動車だったら、
ぼくはどうしてただろう。

もう逃げようがなかったんだから、
ぶつかるしかないよな。

スタントマンみたいに、
ボンネットに飛び乗ってクルリと着地、
なんて出来るわけもなく。

左足骨折ぐらいにはなってたかな。

なるほど。

ぼくも少しはついているらしい。

●楽天王手。諸事情により、元町には火曜日に参ります。あしからず。


遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...