いつも残念なのが身長。
169.4センチ。
年2回の検診。
あと数ミリがどうしても届かない。
別に170センチじゃないといけない合理的な理由などない。
ただ、
この、
わずか数ミリのために、
ぼくがいつもかすかなコンプレックスを抱いていることも事実だ。
対外的に、
身長は?
と聞かれた時、
170です、
と答える時の、
でも本当は数ミリ足りないんです、
と心の中でつぶやく感じ。
別に嘘をついているわけじゃないのに、
なぜか誤摩化しているような罪悪感。
こういう罪悪感は、
もう一つある。
出身大学を聞かれた時だ。
◎◎大学です、
と答えるのだけれど、
ぼくが卒業したのは、
その大学に夜間学部。
昼間と夜間とでは、
偏差値が段違いなのだ。
かといって、
大学名を聞かれているのに、
◎◎大学の夜間です、
って答える必要もなかろう。
なんて自分を誤摩化して納得させる、
そのびみょーな後ろめたさ。
わかるかな〜?