2013年11月13日水曜日

史実

八重の桜は、
何が面白いのかわからないまま、
ずっと見続けているのだけれど、

山本覚馬が二度目の妻と離縁するに至った、
今回の下りは興味深かった。

伝えられている史実によれば、
覚馬の二度目の妻・小田時栄は、
13歳の時から覚馬に献身的に尽くし、
後に結婚し娘をもうけた。

しかし、
ある時、
具合が悪くなって覚馬が医者を呼んだところ、
妊娠5か月であることが判明。

しかし覚馬には覚えがない。

つまり、
時栄は不倫をしていたのである。

しかし、
覚馬は時栄がずっと尽くしてくれてきた過去の経緯から、
これを許そうとした。

そこに待ったとかけたのが八重。

「臭いものに蓋をしてはならない」

と、
時栄を徹底糾弾し、
ついに山本家から追い出してしまった、、、

これだけ読むと、
八重は今でいうKY。

キリスト教だか何だかしらないが、
夫婦の何十年のやりとりも分からないのに、
一方的に時栄を悪者にしてしまったことになる。

そこらあたりが、
先日のドラマでは微妙にぼやかされ、
八重があたかも時栄に同情が集まる形で、
家を出るように、
あえて憎まれ役を買ったかのように描かれていた。

真実がどのようなものだったか。

それはわからない。

ただ興味深いのは、
離縁した後の時栄の消息はわからないという点だ。

時栄は覚馬の妻としてのみ史実に存在し、
離縁してからのことは、
一切わからない。

時栄がドラマで言うセリフ。

「山本覚栄の妻ということが誇りでした」

って、
そういう意味も含まれているのだろうなぁ。

時栄役の谷村美月。

結構好きなんだよな。

だからどうしても、
時栄をかばいたくなる。

ちなみに谷村美月、
堺市出身です。

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