ほぼひと月にわたって、
南米旅行のことばかり書いてきた。
海外旅行から帰ると、
たいがいいつも、
次はどこに行こうかな?
と考える。
でも、
現実のサラリーマン生活に戻ると、
途端にそんな考えは消え失せ、
休みの日はただただ寝てたいとか、
映画ぐらい見ようかと、
ダメダメおじさんに逆戻りしてしまう。
世間には、
休みになるとすぐに海外に行ってしまう人も多いらしい。
確かにアジアだったら、
3連休あれば、
朝イチで飛んで、
しっかり遊んで、
帰ってくることも可能だろう。
ぼくの手元には、
「5日間の休みで行けちゃう絶景・秘境」
という本がある。
5日間あれば、
世界のかなり多くの場所に行けるんだよね。
年に1回ぐらいなら、
行けるかも。
突然思い出したように書くけど、
南米行くんだったら、
少しはスペイン語を学んで行けばよかった。
本当に、
まったく勉強しなかったので、
オラとかグラシアスぐらいしか使わなかった。
といって、
日本語は全く通用しない。
だから、
片言の片言であっても、
英語が話せる、
理解できる、
ということは、
本当にありがたい事だと再認識した。
現地のガイドだって、
そんなに流暢に英語をしゃべれるわけじゃないので、
片言の英語同士、
それなりに仲睦まじく過ごせた。
ただ、
アメリカではそうはいかない。
奴ら、
こちらが英語をペラペラだという前提で話してくるし、
ちょっとでも頓珍漢な返事をすると、
絵で描いたように鼻で笑うし。
かつては、
フランス人が英語しゃべれるくせに、
わざとフランス語しかしゃべらないとか言われたように思うけど、
イマドキのアメリカ人も大概偉そうだ。
ただ、
どんなにブロークンだろうが身振り手振りだろうが、
こちらの意志をアピールしないと、
相手にされないのは事実。
とにかく、
大したことは言ってないに決まってるんだけど、
聞き取れないぐらいに早い。
もうこれは、
慣れるしかないよな。
あ、
でも、
語学的に一番つらかったのは、
虫眼鏡ドライバーのタクシーに乗った時かな。
とにかく相手の言っていることは全くわからないし、
こちらの言っていることも全く伝わらない。
ただ地図を示して、
ここ、
ここ行ってえな。
みたいな状態なんで。
本当に、
タクシーに乗るというのは、
どこの国でも刺激的な経験だ。
そうそう。
わざと遠回りした奴もいたな。
それはまた、
いずれ。