2014年2月20日木曜日

夢散

ソチ五輪の女子フィギュアを見ながら書いている。

そういえば、
今回の五輪ネタは初めてだな。

帰って来た金妍児。

やっぱりすごい。

何がすごいって、
今季初の国際大会がオリンピック、
それなのにあの落ち着き。

不安そうな表情もあったし、
本人も演技後そのように言ってたけれど、
いざ演技になると、
そんな内面は微塵も感じさせず、
滑り切った。

ただ、
素人ながら、
技術的には4年前とほぼ同じだったのではなかろうか?

だからこそ、
ほぼ完璧な滑りだったのに、
得点は4年前より4点ほど低かった。

もちろん、
完成度で勝負するのが金妍児だし、
フィギュアは難しいジャンプに挑んで失敗するより、
確実に美しい演技を見せる方がいいという、
ぼくの考え方からすると、
金妍児は理想型なのは言うまでもないけれど。

例えば、
男子で金メダルに輝いた羽生は、
冒頭の4回転サルコーは失敗する、
というなかば「前提」で演技を組み立てているけど、
そういうのは好きではない。

金妍児の滑りは、
まさに芸術的。

今、
村上佳奈子が終ったところなのだけど、
彼女は途中で3回転フリップが1回転になっちゃった。

村上はやっぱり若い。

リンクに入る時から演技は始まっていると思うのだけど、
胸に手を当ててみたり、
肩をグルグル回してみたり、
パンツのズレを直してみたり。

細かいと言われるかもしれないけれど、
金妍児には、
そういう「雑」なところがない。

鈴木明子も冒頭の3回転3回転を失敗。

とにかく浅田真央が金メダルをとるためには、
冒頭の3回転半を成功させることが、
絶対条件だ。

おっとリプニツカヤまさかの転倒。

そんなによかったかコストナー。

そして、
今、
浅田真央の得点が出ました。

55.51で16位。

これが五輪の魔物。

というのもはばかられるほど無惨な出来だった。








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