ソチ五輪の女子フィギュアを見ながら書いている。
そういえば、
今回の五輪ネタは初めてだな。
帰って来た金妍児。
やっぱりすごい。
何がすごいって、
今季初の国際大会がオリンピック、
それなのにあの落ち着き。
不安そうな表情もあったし、
本人も演技後そのように言ってたけれど、
いざ演技になると、
そんな内面は微塵も感じさせず、
滑り切った。
ただ、
素人ながら、
技術的には4年前とほぼ同じだったのではなかろうか?
だからこそ、
ほぼ完璧な滑りだったのに、
得点は4年前より4点ほど低かった。
もちろん、
完成度で勝負するのが金妍児だし、
フィギュアは難しいジャンプに挑んで失敗するより、
確実に美しい演技を見せる方がいいという、
ぼくの考え方からすると、
金妍児は理想型なのは言うまでもないけれど。
例えば、
男子で金メダルに輝いた羽生は、
冒頭の4回転サルコーは失敗する、
というなかば「前提」で演技を組み立てているけど、
そういうのは好きではない。
金妍児の滑りは、
まさに芸術的。
今、
村上佳奈子が終ったところなのだけど、
彼女は途中で3回転フリップが1回転になっちゃった。
村上はやっぱり若い。
リンクに入る時から演技は始まっていると思うのだけど、
胸に手を当ててみたり、
肩をグルグル回してみたり、
パンツのズレを直してみたり。
細かいと言われるかもしれないけれど、
金妍児には、
そういう「雑」なところがない。
鈴木明子も冒頭の3回転3回転を失敗。
とにかく浅田真央が金メダルをとるためには、
冒頭の3回転半を成功させることが、
絶対条件だ。
おっとリプニツカヤまさかの転倒。
そんなによかったかコストナー。
そして、
今、
浅田真央の得点が出ました。
55.51で16位。
これが五輪の魔物。
というのもはばかられるほど無惨な出来だった。
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